なぜビタミンサプリメントを飲むの?糖質制限だけではダメなの?

サプリメントを飲むのは不自然なことだ!?

よっしーは糖質制限と無理のない強度の運動で血糖値をコントロールしている糖尿病患者です。いわゆる「これさえ飲んでおけば糖質を食べても大丈夫」系のサプリメントは飲んでいません。

以前あるサプリを試したことがありましたが、残念ながら私には効果が全く感じられなかったからです…でも効果がある人はいるかもしれないので、ちゃんと効果が出ているかどうか血糖測定器で確認してくださいね。

さて、血糖値サプリは飲んでいませんが、ビタミンやミネラルのサプリはいくつか飲んでいるよっしーです。そのほとんどはアメリカから取り寄せているものです。

きっと「糖質制限だけじゃダメなの?サプリメントなんて昔の人は飲んでいなかったよ」とか「野生動物はサプリメントなんて飲まないけど病気にはならない、サプリは不自然じゃないか」と思われる方もいらっしゃるでしょう。

糖質制限派のドクターの中にも「サプリメントは飲むべきではない」と考えていらっしゃる先生方はたくさんいらっしゃいます。

それは個人の考え方だと思うので、何が正しいなんていうことはよっしーには分かりません。でも、今回はビタミンやミネラルをサプリで補うことに関する自分の考えを述べてみたいと思います。

にゃご
ビタミン剤ってすごく安いし、それで健康に良い効果があるならいいじゃないかと思うんだけど何が問題なんだ?

よっしー
もしかしたら「安くて効果がある」こと自体、ある方たちにとっては大いに問題があるのかもしれないわね…まぁよく考えてみて頂戴。

ヒトは「不自然」なことばかりする動物です

他の野生動物が行っていないのにヒトだけが行っていることは山のようにあります。たとえば筋トレやフルマラソンはどうでしょう?

野生動物は獲物を追いかけたり敵から逃げるときは走りますが、何時間もずっと走り続けるわけではないでしょう。また腕立て伏せやスクワットもしないでしょう。彼らは自然に走ったり歩いたりするので運動不足にはなりませんが、運動しすぎることはありません。

また彼らは病気になっても薬を飲まないし手術もしません。そもそもヒトやヒトに飼われているペットのようにしょっちゅう病気にかかること自体あまりないのかもしれませんが。

そして野生動物は「同じものばかり食べると健康に良くないのでいろいろなものをバランスよく摂取しよう」とか「毎日規則正しく同じ時間に食事をしよう」なんて考えていないはず。そんなことをするのはヒトだけですが、ヒトは他のどの動物よりも病気になりますね。

こうやってちょっと挙げてみるだけでも、ヒトは他の野生動物たちから見れば「不自然」なことばかりしている特殊な生き物なのかもしれませんね。

「サプリメントを飲むのは不自然だ」とおっしゃる方たちも、きっと他に不自然なことはたくさんなさっていると思います。目的によっては、不自然なことが必要になることだってあるでしょう。

現代社会に生きる私たちは、今さらサルと同じように暮らしていた頃の生活に何もかも戻すことは不可能なんです、いろいろな意味でね。

現代人ならではの問題もあるのではないか?

ヒトがストレスを感じた時にはいくつかのホルモンが分泌されますが、強いストレスを感じるとコルチゾールが通常時の10~15倍も分泌されるのだそうです。

またヒトは他の大部分の動物と違って体内でビタミンCを合成することが出来ません。それは巨大化した脳を守るために仕方がない選択だったのではないかと考えられています。

ところが、現代人はさまざまな原因でビタミンCを大量に消費してしまいがちです。たとえば飲酒・喫煙・ストレス・運動のやりすぎ・よく風邪を引くなど。

ネット、職場や学校の人間関係、自動車の運転…文明が発達する前には存在しなかった「現代人ならではのストレス」が多くの方を悩ませています。

縄文時代以前には少量のビタミンやミネラル摂取で問題なく足りていたのが、現代人においては足りていない…ということは十分に考えられるのではないでしょうか?

しかもビタミンやミネラルが不足したからと言って、必ずしも命を失うとか身体的な病気にかかるとは限りません。精神状態が不安定になるなど、本人も自覚のない何らかの症状となって現れる可能性もあるんですよね。

「私は(身体的には)とても健康で、何の問題もありませんっ!!」といつも言っている方が、実はメンタル面で大きな不調を抱えていることだってあるわけです。

精神科医の藤川徳美先生のブログを読むと、不足しているビタミンやミネラルをサプリで補うことによってメンタルのさまざまな症状が軽減している患者さんの例をたくさん見ることができます。

縄文時代以前のヒトと現代人の「糖質制限」の違いとは?

「縄文時代のヒトはサプリメントなんて飲んでいなかったじゃないか」とはよく言われることです。縄文時代の平均寿命は短かったですが、ケガや感染症などで亡くなる者も多かったはず。

でも実は、縄文時代の人々の3割以上は65歳以上まで生きたのではないかと考えられているんだそうです。けっこう長生きですよね、薬も手術も何もなかった時代なのに。

縄文時代、人々はイノシシやシカなどの動物・鳥類・爬虫類・貝などの他、ドングリやトチの実などの木の実や草の芽などいろいろなものを食べて生活していました。下の表は鹿児島県上野原縄文の森様のサイトからお借りしました。

縄文時代にクッキーのようなものが作られていたことが分かっていますが、その材料は木の実・卵・動物の肉などだったそうですよ。うーん、美味しいのかな!?

で、縄文時代の食生活は糖質制限食によく似ていると言われますよね。現代の品種改良されてやたら甘くなった果物は当時は存在しませんでしたし、一年中木の実や果物が手に入るわけでもありませんでしたし。

そして注目すべきは、当時は妊婦さんや子供もみんな同じ食事をしていたということです。だって「成長期の子供や妊婦さんに糖質制限は良くないかもしれないから~」と考える人がいても、どう頑張っても現代のような糖質たっぷり食品は手に入らなかったんですものね!

コンビニも自動販売機もお米も白砂糖も無かった時代に、子供や妊婦さんだけがどうやって大量に糖質を摂取することが出来たのでしょうか?アーモンドからご飯茶わん1杯と同じ量の糖質を摂取するためには550g以上食べなければいけない計算になるんですけど…

妊娠中に母親の食生活に何らかの問題があると、ある種の病気を持っていたり病気にかかりやすい体質の子供が生まれる確率が上がることもあるそうです。

母親の体内にいるときからずっと正しい食事をしていれば、健康体なのでビタミンやミネラルのサプリメントは不要だし糖尿病などの病気にかかることも無いのが当然かもしれません。

しかし長年の間違った食生活のつみ重ねで病気になってしまった場合、あわてて糖質制限を開始してもそれだけでは病気に立ち向かうには不十分な場合もあるのではないでしょうか。

間違った食生活が原因でこうなってしまったのだから…

糖尿病の何が恐ろしいかというと、糖尿病合併症です。高血糖が慢性的に続くことによって全身の血管や神経がじわじわと障害されていきます。

糖質制限を行えば食後血糖値はすぐに上がらなくなりますけど、その時点ですでに疲れて死んでしまったすい臓のベータ細胞を生き返らせることは出来ませんし、進行してしまった糖尿病合併症を魔法のように元に戻すことは難しいかもしれません。

最初からずっと正しい食生活をしていればずっと健康でいられたんでしょうけど、人生のある時点まで糖質を大量に摂取してきて病気になった場合、途中で糖質制限を始めてもそれだけでは病気を元に戻すことは難しいのである種類のビタミンやミネラルのサプリメントの力を借りなければいけないこともあるんじゃないでしょうか。

またグルテン過敏症の方は小麦製品に含まれるグルテンが原因で腸からビタミンやミネラルをきちんと吸収できない状態になってしまっていることがあるそうですよ。この場合も通常より大量のビタミンやミネラルが必要になりますよね。

具体的にどのビタミンやミネラルをどのぐらい摂取すればどんな症状にどう効果があるのかという点については、各自よく勉強して自分の体調と相談しながら自分で判断していくことをおすすめします。

不自然なことのつみ重ねで病気になってしまったヒトは、病気と立ち向かうためにはある意味「不自然な手段」が必要になるのは仕方がないことかもしれないと思います。

にゃご
現代人はいろいろな理由でビタミンやミネラルが不足しやすい状態になってしまっているんだな、気をつけないとな。

よっしー
だからといって今さら縄文時代以前の生活に戻すことは不可能だものね。

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