ガチ2型糖尿病患者が昔から大好きでしょっちゅう食べていたもの6つ

健康オタクはたいていの健康法は経験済!?

世間一般的には「1型糖尿病とは違い、生活習慣に問題があったために発症するのが2型糖尿病」と思われがちです。

実際には遺伝的な体質もかなり大きいのですが…それで偏見の目で見られて悔しい思いをする方も少なくないですよね?

確かに太りすぎ、明らかに食べすぎで発症する方もいますが、そうではない方も多いのにね。困ったことです。もっと世間の認識を変えていかなければ。

 

 

さて、世間ではまだまだ「バランスの良い食生活で糖尿病発症を防げる」「〇〇という食材は糖尿病予防に効果がある」などと言われます。

よっしーは若い頃から健康オタクで、体に良いと言われるたいていのことは糖尿病発症前からすでに実践していました。

今回は、若い頃からよっしーが健康に良いと思ってよく食べていたものを紹介します。もちろん、これらがすべて糖尿病の原因になったわけじゃないでしょうけど「〇〇さえ食べていれば大丈夫」と思っている方に何かのヒントになるかもしれないので…

 

にゃご
よっしーは若い頃から健康オタクだったんだよな、それで運動もしていたのに糖尿病になったと…

よっしー
正直、これで自業自得だと言うなら世間の9割の人は糖尿病にならないとおかしい…と思ったわよ!!

 

果物が大好きで毎日食べていました

子供の頃から果物は大好きで毎日欠かさず食べていました。量は、みかん1個とバナナ半分ぐらいでしょうか。

朝食にはプレーンヨーグルトに何らかの果物が添えられていましたし、おやつはお菓子よりも果物やサツマイモが出ることが多かったです。

妊娠糖尿病と診断されてからも、「バナナは腸に良いらしい」と聞いてバナナ半分をヨーグルトに入れて食べていました。

糖尿病で入院して退院する前に管理栄養士さんから果物を1日あたり1単位(80kcal分)食べるように指示されました。

 

 

でも入院中、夕食後と比較すると明らかに朝食後と昼食後の血糖値が大きく上昇していました。朝は暁現象もあるのかもしれませんが、今思うと朝と昼にはデザートとして果物が添えられていたせいです。

「果物に含まれる果糖は血糖値を上げないので果物なら安心です」とおっしゃる方も多いのですが、果物に含まれるのは果糖だけではなくショ糖やブドウ糖も含まれています。

果糖以外の糖がしっかり血糖値を上げる上、果糖は中性脂肪に変わりやすくブドウ糖の10倍もAGEs(最終糖化産物)を作りやすいことを考えると、やはり果物の食べすぎには気を付けなければいけませんね。

昔は小さめのリンゴなら丸かじりすることもありましたけど、今はたまにリンゴを食べる時は1/6個ぐらいにして食後に軽く体を動かすようにしています。あくまでも嗜好品ということで…

 

玄米に雑穀を混ぜて炊いて食べていました

22歳ごろから玄米にハマり、ずっと食べていました。当時「低インシュリンダイエット」が大流行しており、白米はGIが高いので玄米なら良いと思ったんです。

そのうちもっと凝るようになり、玄米を炊くときに雑穀や大麦を混ぜて炊くようになりました。雑穀が少量ずつパックになったものを買っていたのです。

結婚してからも自分専用の小さな炊飯器を用意して、雑穀入り玄米を炊いて1回分(110g)ずつ小分けにして冷凍していました。

もっとも、カレーの時などあまりにも美味しすぎてお代わりしちゃうこともありましたけど、決して非常識な量を食べたことは無かったです。

 

 

妊娠糖尿病の時も、どうしたらいいか分からないので玄米+みそ汁+焼き鮭+ほうれんそうのおひたし+サラダみたいな食事にしていて、自分の体重は増えないのに胎児はどんどん大きくなりました…

「玄米は血糖値が上がりにくい」という話を聞いてすっかり納得してしまって、本当に血糖値が上がっていないかどうか自分で血糖測定をして確かめたことは1度もなかったんです。愚かでした。

ちなみに、糖質制限ドクターの江部康二先生もよっしーと同じように玄米食をなさっていて2型糖尿病を発症されています。遺伝もかなりあるのでしょうけど「玄米なら大丈夫」と油断してはいけないと思いますよ。

 

全粒粉パスタがとても美味しかったのです

毎日ではありませんが、わりと食べていたのが全粒粉パスタです。低インシュリンダイエットにハマってずっと続けていたので、全粒粉パスタをネットで取り寄せていました。

全粒粉パスタは普通のパスタと違って独特の風味があるんですけど、これを豆や鮭フレークなどで和風にして食べるのが好きで、たまにお弁当にも入れてました。

 

 

パスタ自体、お米よりも血糖値が上がりにくいと言われていますよね?全粒粉パスタであればさらに血糖値が上がりにくいと思ったんです。

ただ…お米ほど血糖値が上がりにくいとしても、一般的なたらこパスタ1皿に含まれる糖質は68gほどあります。ミートソースやナポリタンだともっと多いでしょうね、ソースが甘いから。

だから血糖値を測定すると予想以上に上がっている場合もあるんじゃないかしらと思います…糖質50%オフの「はごろも ポポロスパ CarbOFF」40g程度であれば血糖値はさほど上がりませんでしたけど、40gってかなり少ない量ですよ…

 

マイタケダイエットにかなりはまってました!

糖尿病と診断される何年も前、すでに書店で江部康二先生の本を見つけて「あ、これお父さんにいいじゃん」と糖尿病の父のために買いました。

でも、自分はご飯が好きだったので糖質制限しようとしてもどうしても継続できなかったんですよね~。そんな時に出会ったのがマイタケダイエットでした。

なんでもマイタケに含まれるMXフラクションという成分には、血糖値の上昇を抑えてLDLコレステロール値を下げる働きがあり便秘にも非常に良いとのこと!マイタケを毎日、昼食と夕食で1/2パックずつ食べることにしました。

 

 

雑炊の中に入れてみたり、スライスチーズで巻いて食べたり…食べ始めてすぐお通じがめちゃくちゃ良くなったので「これすごくいいじゃん!!」とすっかり夢中になりました。

でも、糖尿病と診断される直前までずっとマイタケダイエットを継続していたにもかかわらず…結果は重度の2型糖尿病で、しかも診断された時HDLコレステロールが低くLDLコレステロールが高値でした。

きっとマイタケそのものは確かに健康に良い成分を含んでいると思うんですけど、その効果を過信して「マイタケを食べてるから糖質制限しなくていい」って思ってしまったのが良くなかったのでしょう。

現在はたまーにスーパーで安かった時に買って食べる程度ですが(家族みんなあまり好きではないので…)別に便秘もしないです。

 

プレーンヨーグルトは毎朝必ず食べていました

子供の頃から毎朝欠かさずプレーンヨーグルト100g食べる習慣があったので、大人になってもずっとその習慣は続けていました。

一人暮らしをしている時は、オールブランにプレーンヨーグルトをかけて朝食にしていました。正直それほど美味しくは無かったんですけど、健康のためにと思って。

いわゆる果糖タイプのヨーグルトではなく、プレーンヨーグルト(砂糖が入ってない大きいパックのやつ)を愛用していました。

 

 

昔ずっと継続していた低インシュリンダイエットでは「食前に乳製品を食べると血糖値の上昇をさらに抑えられる」とのことだったので、食事の最初にヨーグルトを食べることにしていました。

最近は食事の最初にヨーグルトを食べる「ヨーグルトファースト」で食後血糖値の上昇を抑制できるとされていますが、糖尿病患者および糖尿病になりやすい体質の方の場合はどっちみちかなり血糖値は上がるかも…と思っておいたほうがいいかもしれません。

また、毎日ヨーグルトを食べる=腸内環境が良くなる=糖尿病発症を防げる、ということもよっしーの場合は当てはまりませんでした。過信はいけませんね。

 

青魚以上に美味しいモノはこの世に存在しないと思っていた

よっしーは子供の頃から魚が好きで、特にサンマ・ぶり・サバなどの青魚が大好きです。玄米とこれらの青魚の相性は最高に良かったんです。お寿司を食べに行っても、マグロよりも青魚の方が好きでしたね~。

「玄米+青魚は毎日食べてもいい、この世から他の食べ物が全部消えてもこれだけあれば平気!」と思っていたぐらいです。

青魚の皮と醤油と玄米ご飯が混じり合ったあの美味しさは、なんとも言えず最高だったんですよね…ネギなんて混ぜるとさらに美味しかったです!

 

 

青魚そのものはDHAやEPAを豊富に含んでいてとても健康に良いと思うんですけど、せっかく健康に良い物なのに一緒に糖質(ご飯)を食べていたのが良くなかったんでしょうね。

糖尿病を発症する前は「焼き肉は体に悪い、外食するならお寿司が最高にヘルシーだよね!お米と魚なんだもん、魚の脂は肉と違って体にいいし♪」と思ってました。

現在も意識的に青魚は食べますけど、昔のようにご飯と一緒に食べることはもうありません。ご飯と一緒に食べなければ、醤油もあまりかける必要が無いので自然と減塩にもなっています。

 

まとめ:健康に良い食品の効果を過信してはダメ

世の中には「健康に良い」「血糖値の上昇を抑える」と言われている食材がたくさん存在します。それらの成分を配合した健康食品も多いです。

ただ、そういう食材の中には、健康に良い成分の他に同時にあまり良くない成分を含んでいる者もありますし、食べ合わせによる問題もあります。

プラスの効果が3あるとしても、同時にマイナスの効果が10であればトータルでマイナス7じゃん…的な。あるあるですね?

 

 

健康食品などを購入する場合は、糖尿病に良くない成分を含んでいないかよく見て選ぶようにしてください。

また、どんなに健康に良いと言われる食材であっても、同時に良くないものと一緒に食べるとせっかくの良い効果が相殺されるかも…ということをお忘れなく。

 

にゃご
「○○さえ食べれば全然大丈夫!」みたいに過信する人は気を付けてほしいよな。

よっしー
そうね、どんなものでも効果には個人差があるんだし、中には宣伝のために効果を大げさに語る人もいるんだから…自分でちゃんと確かめましょうね♪

 

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