低血糖を起こさずに血糖値を良好に保つ

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医師が処方した糖尿病薬で低血糖で死亡する?

先ほど「糖尿病治療で処方されるSU剤は死に至ることもある薬」というタイトルの記事を見つけました。

SU剤は、よっしーの通っている病院でもらった教育入院のファイルには「糖尿病歴の長い患者さんに用いることが多いです」と説明されていました。

アマリール等のSU剤はすい臓にムチ打ってインスリンを分泌させる薬なので、血糖値が下がりすぎて低血糖を起こしたり、長期間服用するとすい臓のベータ細胞がさらに疲弊して燃え尽きてしまうのではないかと考えられています。

そして2型糖尿病であってもベータ細胞の多くがなくなってしまい、普通に糖質を摂取するならインスリン注射が手放せなくなってしまうというわけですよね。

よっしーは糖尿病と診断されて緊急入院した時にいろいろな検査をしましたが、インスリン分泌能力はかなり低く「この先もずっとインスリン注射が必要でしょう」と言われました。一時的なソフトドリンクケトーシスなら治る可能性もありましたが、あなたの場合はそうではない…と。

もうすでにSU薬を使うような段階すら通り越していたのでしょう、1日4回の2種類のインスリン注射以外に方法は無かったと思われたのです。

アメリカでは2型糖尿病患者へはメトホルミンが第一選択薬ですが、主治医に「なぜそういう薬ではなくインスリン注射にしたのですか?」と質問したところ「当時の状態ではほとんど薬は効果が無いと思った」そうです。それほど病状が重かったわけです。

しかしSU剤にしろインスリン注射にしろ、そこには「低血糖を起こしかねない」という大きな不安があります。今回はこのことについて考えてみます。

インスリン注射が食事の糖質に対して多すぎると…

インスリン注射には大きく分けて2種類あります。24時間ちょっとずつ出ている「基礎分泌」の働きをするランタスやトレシーバ、レべミルなどと、食事の時に分泌される「追加分泌」の代わりをするアピドラやノボラピッド、ヒューマログなどです。

よっしーは入院中、病院食を食べながらランタスを毎晩1回と毎食前にアピドラを注射していました。注射は少しも痛くなく、すぐに自分で出来るようになりました。

そして退院の直前まで「退院しても2種類のインスリンをこのまま続けましょう」ということになっていました。

入院中の食事指導といえば、食品交換表を使った食事療法についてちょっと教わったのと、管理栄養士さんが1回面談してくれただけです。

え、ちょっと待って、本当にこんなのでいいの?とよっしーは思いました。そこで退院の少し前、主治医に「退院したら糖質制限がしたい、無理ならカーボカウントだけでもいいからしたいです」と言ってみたのです。

そうしたらまず「カーボカウントはね、難しいよ。1型糖尿病の人達でやっている人がいるけど…」と言われました。

2型糖尿病でもインスリンを2種類打つのに、カーボカウントは教えないんだ??一部の方が自主的に勉強してやってるだけ??

…もし食事の糖質量とインスリンの注射量が合わなかったら低血糖になるんじゃないの?

ますますヤバいと思って再び主治医に「どうしても糖質制限したいんです」と申し出たところ、「じゃあ2日間やってみてうまくいったら糖質制限してもいいよ」と言われました。

主治医公認のもとランタスはそのままでアピドラを中止し、DPP-4阻害剤(現在は飲んでいません)を飲むことになり、病院食の主食と果物を残してブランパンを食べ始めたところ、それまで150ぐらいだった空腹時血糖値すら90にまで落ちて、主治医も驚いてランタスの注射指示量を減らし「これなら大丈夫だね」と退院になったわけです。

ランタスは打ちすぎて低血糖になる可能性は比較的少ないですが、退院時には「ブドウ糖を必ずすぐ手に取れる場所に置いておくんだよ」と主治医から言われました。子供たちに「お母さんが倒れていて話しかけても返事が無かったら、このブドウ糖を口に入れて救急車を呼んでね」と教えました…

あれから3年以上経ちましたが、ブドウ糖はいまだに1度も使われることなくリビングの片隅にひっそりと置かれています。

低血糖を起こしやすいのは、主に食事用のインスリンだと思います。インスリン注射の量と食事に含まれる糖質がうまくマッチしないと、高血糖になったり低血糖になったりします。

よっしーのツイッターのフォロワーさんたちの中にも、妊娠糖尿病でインスリンを注射なさっていて低血糖を起こしたという方が何人もいらっしゃいます。

体内で絶妙な量とタイミングで分泌されるインスリンと違って、外から人工的に打ってしまったインスリンは多すぎたとしてもどうしようもないんですよね…そこが危険なんです。

高齢の方は特に注意が必要です

また高齢の方の場合は特に注意が必要です。よっしー宅にエアコンの清掃に来てくれたお兄さんのおじさんは糖尿病で、車の中で低血糖を起こして亡くなっていたそうです…

高齢者の場合、低血糖の自覚症状を感じにくい場合があり、また低血糖を起こすと認知機能が低下するなど深刻な影響が心配されます。低血糖が眼底出血のトリガーとなることもあります。

そのため日本糖尿病学会は「高齢者糖尿病においても合併症予防のための目標は7.0%未満である」としながらも、実際はいろいろな状況などにより、それ以上の血糖値でも仕方が無いという見解です。

高齢者を対象とした研究で「薬物治療を行っている場合、血糖値が低すぎるのもかえってよくない」という結果が出ています。

これは、SU薬やインスリン注射を行う場合、低血糖を起こさずにHbA1cを正常値にキープすることはほとんど不可能に近いということではないでしょうか?

アメリカ人医師のバーンスタイン医師は83歳ですが、HbA1cは4.6前後で現在も現役医師として活躍していらっしゃいます。彼がそんなに元気なのは、血糖値の乱高下がほとんどなく、低血糖を起こしていないからでしょうね。

バーンスタイン先生は、糖質制限をしていらっしゃいます。そして、1型糖尿病でインスリンの自己分泌がゼロゆえインスリン注射はなさっていますが、その量はとても少ないのです。

血糖値を下げることと、最初から上げないことは違う

糖尿病の治療方法にもいろいろ考えられますが、血糖値を「下げる」ことと血糖値を「最初から上げない」ことは意味が違います。結果だけ見れば同じに見えるかもしれませんが…

糖質制限食は血糖値をムダに上げない食事ですが、あくまでも上げないだけなので、健康体であれば血糖値が下がりすぎて低血糖になる心配はありません(ただし過度の飲酒時には肝臓での糖新生がブロックされて低血糖気味になることがあります)。

これに対して「糖質をしっかり食べてお薬やインスリンで血糖値を下げましょう」という方法だと、効果不十分で血糖値を下げきれなかったり、逆に効きすぎて低血糖を起こして死亡する危険すらあります。

だからといって、全ての糖尿病患者が糖質制限すべきとは思いません。ご飯やうどんを食べるのが生きがいだという方からそれを取り上げるのでは、あまりにも辛いです。それでは食事療法も長続きしないでしょう。

ただ、糖質を食べて薬やインスリンで血糖値を下げることを選んだ患者さんたちには、もっと病院でカーボカウントについてきちんと教えてあげてほしいです。

注射量と糖質量をマッチさせないと危険だということやこまめに自己血糖測定することの重要性をもっと教えてあげないと…と思うんですけど、以前病院で話をしたスタッフの方によると「ご年配の方は自己血糖測定器も難しくて使えない方も多くて、なかなか難しいのが現状です」とのことでした。

まとめ:低血糖はとても危険です

どのような方法で血糖値を管理するにしても、高血糖だけではなく低血糖は危険です。低血糖は運悪くそのまま死亡する危険性すらあるので、高血糖以上に危険と言えます。

昨年、病院の糖尿病教室でベテランの糖尿病専門医が「低血糖を起こすのは薬やインスリンを使用している方です」とお話をなさっていました。健康体であれば確かに、糖質制限をしても低血糖にはなりません。

だから薬やインスリン注射で糖尿病治療をなさっている方は特に気を付けなければいけませんよね。2型であってもインスリンを打っているのであれば危険性は同じだと思います。

HbA1cの数値だけ良くても、頻繁に低血糖を起こしていると危険です。どうか低血糖に気を付けて、より良い血糖コントロールを心がけてくださいね。

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