冷凍みかんと血糖値

冷凍みかんでリベンジだっ!?

何気なくアクセス解析を見ていますと「みかん 血糖値」という検索ワードで当ブログに来てくださる方が結構多いことに気付きました。どうもありがとうございます。

少し前に「みかん1個食べてリブレで血糖値を追ってみた。」という記事を書いたからですね。

この季節、こたつでみかんを食べるのは子供の頃から最高に幸せでした。

 

 

前回は残念ながら、みかんでしっかりと血糖値が上がるという悲しい結果になってしまいました。

みかんの食べすぎで急激に2型糖尿病を発症した女性の症例も報告されています。

 

 

しかし、諦めの悪い女・よっしー、今回は「冷凍みかん」で再チャレンジです!!(おいw)

 

大きめの冷凍みかんで実験しました

実験に使用したのは、かなり大きめサイズのみかん。計算上、糖質量は約16.5gです。大丈夫かなぁ??これを冷凍して食べました。

気になる血糖値をリブレで追ってみると…

 

食前96→30分後101→60分後128→90分後111→120分後108

 

血糖値の上昇は32で、糖質10.7g相当の上がり方です。前回、普通のみかんの時よりは少し上がり方が小さいですね。今回は大きいみかんで実験したのに。

たまたま今回だけかもしれませんが、冷凍みかんは普通のみかんよりはいくらか血糖値が上がりにくいのかもしれませんね。

みなさん、ぜひ冷凍みかんで実験してみてくださいな。

 

フルーツはヘルシーなの?

みかんにはβークリプトキサンチンやヘスペリジンなど、健康に良いと言われる物質も含まれています。

しかし、良い点ばかりではないんですよね。残念ながら。

フルーツに含まれる果糖は、ブドウ糖の10倍もAGEs(最終糖化産物)を作ります。AGEsは糖がたんぱく質と結合してできる物質で、シミ・しわ・白内障・骨粗症・心血管疾患などの原因となります。

また果糖はブドウ糖の10倍も糖化能力があり、血管内皮細胞や末梢神経を障害するそうです。

 

 

果糖はインスリンを分泌させないので血糖値を上げませんが(フルーツに含まれている糖は果糖だけではないので、フルーツを食べてもいくらか血糖値は上がります、必ず)、果糖はダイレクトに中性脂肪に変わります

たとえお菓子やお米ほど血糖値を大きく上げないとしても、フルーツの食べ過ぎは糖化や内臓脂肪の蓄積、さらにインスリン抵抗性を増大させる恐れがあるというわけです。

 

 

フルーツはヘルシーだと言って食べすぎている方もいらっしゃるかもしれません。よっしーも糖尿病と診断される前日まで、みかんをよく食べていました。冬は毎日2個ぐらいは食べていたと思います。

でも、フルーツには前述の通り果糖が含まれていますし、自然界で野生動物が昔食べていたフルーツは現在の「品種改良して甘くしたもの」とは違いますので、それほど甘くはなかったのではないでしょうか?

 

フルーツとは「適度なお付き合い」を!

しかし、いくらなんでもフルーツを完全にやめろと言っているのではありません。

よっしーは子供の頃からみかんなどのフルーツはすべて大好きでした。今でも、少しは食べたいと思っています(だからこそ、こんな実験をしたわけですが…)。

フルーツを完全に食べないわけではなく「たまーに、少量だけいただく」で良いと思います。一般的に適量だと思われている量は多いのではないかと思います。

病院で管理栄養士さんがおっしゃっていたような「1日あたり、みかんなら2個」というのは、あまりにもフルーツの食べすぎだと思います。

 

 

16日間入院した時、病院の給食には朝昼、1日2回フルーツが付いていましたけど、朝食後と昼食後の血糖値は夕食後に比べて明らかに上がっていました。

そして果糖の問題は、単に「血糖値が上がらないからいい」「私は太ってないからいい」というような単純な問題ではないということです。

中には、フルーツだけを食べて生きている方もいらっしゃるようですが、その人にしか当てはまらないかもしれないことを一般的に当てはめて考えてもしょうがないですよね?

季節は冬。美味しいみかんとのお付き合いは、ほどほどに♡

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