水野雅登医師の『薬に頼らず血糖値を下げる方法』みんなぜひ読むべし!

糖尿病家系でメタボ体型だった医師・水野雅登先生

東京の水野雅登先生が、とてもすばらしい本をお書きになりました。その名も『薬に頼らず血糖値を下げる方法』です。

この記事には本を読んだ感想を詳細に書いてありますので、まだ読んでいない方はご了解の上で続きをお読みくださいませ。まぁとてもすべて書ききれるものではありませんが…

水野先生はよっしーと同年代の内科医で、わずか数年前まではBMIが30もある肥満体だったそうです。また肝機能も悪く、危険なNASH(非アルコール性脂肪性肝炎)の状態だったのだとか。

さらに水野先生はご両親とも糖尿病の家系で、ヤバイなーと思いつつ果物やスイーツが好きでなかなかカロリー制限は続かなかったのだそうです!!

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「このままでは、生まれてくる子供の成長を見ることができないかもしれない…」と悩んだ水野先生は、湿潤療法で有名な形成外科医の夏井睦医師と出会いました。

当時の水野先生は他の多くの医師達と同じく「ガイドライン至上主義」だったそうなので、最初は夏井先生のサイトを見ても糖質制限に関してはスルーなさっていたそうです。

ところが、体重が余りにもヤバくてカロリー制限は失敗ばかりだったのでとうとう糖質制限に取り組み始め、1年間で体重が14kg減って肝機能も正常化したそうです。

そして、糖質制限の効果を自分の体で実感した水野先生は、患者さんたちの治療にも糖質制限を取り入れることにしたのだそうです。そして、驚くべき結果が生まれたのです!

にゃご
江部先生や宗田先生と同じく、水野先生も自分の健康に問題があって糖質制限を始めたというわけだね。

よっしー
そうね、やっぱりただ仕事でやっているのと自分の体の事では深刻さが違ってくるじゃない!?

驚異のインスリン注射離脱率は100%!!

水野先生が患者さんたちの治療に糖質制限を取り入れるようになったのは2014年からで、そのうちインスリン注射をしていた2型糖尿病患者さんたちはなんと全員!インスリン注射の離脱に成功しています。

これって、普通はほとんど考えられないことなんですよ!?産後は大抵治る妊娠糖尿病や発症後間もない糖尿病を除き、発症してからの期間がかなり経過している患者ではまず無理です。

この中には、発症してから25年も経っている患者さんや1日あたり97単位もインスリンを注射していた患者さんもいらっしゃいます。

そしてSPIDDM(緩徐進行1型糖尿病)では早くからインスリン注射を導入するのが普通ですが、糖質制限と薬だけでずっと進行せずに2型糖尿病と同じ状態でずっと過ごせている患者さんもいらっしゃるそうです。

「ちょっと待って、なぜ無理にインスリン注射をやめさせなくてはいけないの?糖尿病はインスリンが足りなくなる病気なんだからインスリンを打てばいいじゃないの」と思いますか?

確かにインスリンはヒトが生きていくために絶対に必要なホルモンです。そのため、場合によっては少量のインスリン注射がどうしても必要になる方もいらっしゃいます。

しかし決して「インスリンさえ打っときゃ何を食べても大丈夫♪」ではないのです。まず、誰でもご存知の「低血糖」が怖いです。

自分のすい臓が絶妙の量とタイミングで分泌してくれるインスリンと違い、外から注射で入れたインスリンは血糖値が必要以上に下がってもまだ作用してしまいます。そのため、最悪、生命の危険すらあるんです。

血糖値が下がっても合併症などになっては意味がない

たくさん糖質を食べると、その血糖値を下げるためのインスリンもたくさん必要になります。そしてたくさんインスリンを使うと、さまざまなリスクが高くなることが分かっています。

肥満・認知症・がんはインスリンの3大慢性リスクだそうです。インスリンは肥満ホルモンとも呼ばれていて、インスリンで太ってますます血糖値が悪くなりまた注射量を増やすと言う悪循環に陥ってしまいます。

そして糖質を多く摂取してインスリンを注射していると、認知症(アルツハイマー型認知症・脳血管性認知症)のリスクが上がる上、認知症の方は糖質を欲しがるようになるので食事療法が難しくなるんだとか!

がんの中には糖質摂取と関係なく発生するタイプもあるようですが、近年増加しているタイプのがんは糖質の過剰摂取と関係が深いそうです。

そして「血糖値が高いのは良くない」と思いがちですが、じつは高血糖自体よりも「高インスリン状態」のほうが良くないのかもしれない…とのこと!

インスリンを分泌させる飲み薬を使用していて血糖値はまあまあなのに眼底出血した患者さんのことが書かれています。糖尿病腎症も同様だそうです。糖尿病合併症にならないことが最大の目標なのに…

2型糖尿病である程度インスリンの自己分泌が保たれている場合、高血糖&高インスリン状態になっている場合が多いと思います。

よっしーが糖尿病性ケトアシドーシスで入院した時、HbA1cは15.0もありましたが実は入院4日目の検査で眼底検査は異常なしだったんです。その後強化インスリン療法を開始してから網膜症になりました…

水野先生も最初は「えっ、高血糖自体が合併症の原因でしょ」と思われたそうですが、確かに不思議ですよね…まぁ正常血糖値で低インスリン状態を保つのがベストだと思います。

まず鉄やタンパク質不足になっていないかチェックすべし

2型糖尿病患者で肥満の場合はダイエットするだけでインスリンの効きが良くなることが期待できるのですが、何らかの原因で糖質制限してもなかなか痩せないことがあるそうです。

今回すごく意外だったのは「女性だけではなく、かなり太った男性も鉄分不足になっていることがある」ということです。

鉄分不足だと細胞の中のミトコンドリアがうまく働かずエネルギーが作られないので、糖質からエネルギーを作り出す回路に頼ることになり、糖質が欲しくてたまらなくなります。

糖質制限を始めてもなんだか体調が悪い、糖質を食べると元気になる、甘いものやご飯が食べたくてしょうがない…という方は鉄欠乏の可能性があるんだそうですよ。

またタンパク質が足りないと筋肉量が減るだけではなく、体のあちこちに悪いところがあっても材料が無いので修復できません。

糖質を制限すると言うより、お肉などをきちんと食べる食事を心がけるようにするといいですね。痩せている方は肉やバターなどの動物性食品を積極的に摂取するとよいです。

ただ肥満の場合、バターなどで太ることもあるそうなので、ココナッツオイルやMCTオイルを取り入れると良いようです。詳しくは本を読んでみてくださいね。

タンパク質は糖新生の材料になるので糖尿病で空腹時血糖値が高い場合はタンパク質制限をしたほうがいいのではと思われがちですが(よっしーは以前試して失敗しました)これはやってはいけないそうです。

食事からのタンパク質摂取が足りないと、体は筋肉を分解してしまうので…それよりも、適度に脂質を摂取していれば糖新生が起こりにくくなり、血糖値も上がりにくくなるそうです。

食事だけでどうしても制御しきれない場合は、インスリンをたくさん分泌させない薬(メトホルミン・αーグルコシターゼ阻害薬・ピオグリタゾン・SGLT2阻害薬)を使用するそうです。

まとめ:インスリンはなるべく少なく済ませましょう

インスリンはとても重要なものですが、なるべく量は少量で済ませるほうがいいのです。それが注射だろうと自分のすい臓から出るインスリンだろうと同じです。

だから糖質を減らし、代わりにタンパク質や脂質をしっかり摂取しましょう。痩せている方の場合、脂質の摂取量が足りないと運動後などにかえって血糖値が上がることもあるんだとか。

薬が必要なときは、インスリンを分泌させるような薬ではなくなるべくインスリンの量が少しで済むように働く薬にしてもらいましょう。

そして、鉄などのミネラルやビタミンが不足していないかにも気を付けて、糖尿病だけではなくその他のいろいろな病気を防いで健康な生活を送ることを目指しましょう♪

医師でありながら自分も糖尿病家系で肥満であり、カロリー制限食で何度も失敗してきた水野先生だからこそ現在のやり方にたどり着けることができたのでしょう。

今回はちょっとだけ本の中身を紹介させていただきましたが、まだまだ気になる項目がいっぱいありました。ぜひ読んでみてくださいね♪

にゃご
インスリンをなるべく少ない量で済ませるような生活が生活に良いわけだな。

よっしー
血糖値さえ低ければいいとは限らないわけね。今後の生活に生かしていきましょう♪

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