父と弟と私、それぞれの糖尿病

親子3人、2型糖尿病患者なのです

よっしーの母は糖尿病とは無縁ですが、父と弟はそれぞれ30代前半の若さで2型糖尿病を発症しました

よっしーは女性なので20代で妊娠した時に妊娠糖尿病になり、産後はいったん正常型に戻りましたがいつの間にか2型糖尿病になっていました。

妊娠糖尿病って、産後は特に何もしなくてもほとんどの場合いったん治るんです。でも、もともと糖尿病になりやすい体質の女性が妊娠糖尿病になるので、いずれ2型糖尿病になる確率は非常に高いのだそう…

夜遅くに麦チョコをつまんだりしていた母が何ともなくて、父と私と弟が若くして糖尿病になってしまったことから、やはり遺伝って恐ろしいなぁと思わずにはいられません。

しかし遺伝だけがすべてではないようです。今回は、よっしーの父と弟、そして私の糖尿病の体験を比較していろいろ考えてみようと思います。

カロリー制限に苦しんでいた父…

父は運動神経が良く、ずっと運動部に所属していました。大学生になってからも、スポーツは続けていたようです。

それで極端に太ったことは1度もなく、両親が糖尿病でもないのに、どういうわけか会社の健康診断で糖尿病と言われてしまったそうです。

当時どれぐらいの血糖値だったか知りませんけど、父は医師に「インスリン注射や飲み薬だけは何とか勘弁してください」と泣きついたそう。

当時は「インスリンを打ち始めたらもうおしまいだ」と思われていたからですかね?

で、父はジムに入会して運動しまくり、カロリー制限をひたすら頑張りまくり。当時小学生だったよっしーは、夜に父が「お腹が空いた~」と台所をウロウロしていて母から叱られるところを何度も目撃したものです。

痩せても、筋肉を付けても、父の血糖値はある程度までは改善しましたがそれ以上良くなることはなく、すでにBMIはかなり低くなっているのに「カロリー制限をもっときちんとやりなさい!」と医師から言われて途方に暮れていました。

その頃、よっしーは書店で江部康二先生の「主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編」という本を見つけ、父のために買ってプレゼントしました。9年ぐらい前のことだったと思います。

最初は「何よこれ、トンデモ本じゃない!?」と思ったんですけど(江部先生ごめんなさい…)、パラパラと立ち読みしてみると、中身はすごく説得力のある内容だったので。

あの時、私も父と一緒にしっかり実践していたら、糖尿病を発症することは一生なかったかもしれませんね。

父は「ナッツやチーズも食べていいのか!」と大喜びし、おやつにナッツやチーズを食べ、体重は数キロ増えてちょうど良くなり、血糖値は下がりました。

もともと、から揚げが好物だった父。カロリー制限では、揚げ物はほぼ無理だったので辛かったそうです。

父の現在のHbA1cは教えてくれませんけど、主治医からは「すごくいいですね」と言われているらしく、なおかつ、よっしーのHbA1c5.5という数値を「すごく低いなぁ」と言っていたことから、おそらくHbA1c6.0前後なのではないかと思います。

父はもともと寿司が大好きで、お米を完全に抜くのはどうしてもツライみたいで…現在は夕食のみスーパー糖質制限で朝と昼はごく少量の大麦ごはんを食べているそうですが、食後血糖値は測定していないそうです(;´・ω・)

1度は測定してほしいと思うけど、こればっかりはね…

外食する機会が多かった弟は?

よっしーの弟が会社の健康診断で糖尿病と診断されたのは、よっしーの糖尿病が発覚して入院する数年前だったと思います。

「あぁ…お父さんも糖尿だし、あんたもとうとう糖尿病になってしまったのね」と思いましたが「私は弟と違って筋トレに励んでいるから大丈夫だろう」とひそかに思っていました。当時すでに、私も発症していたのにね。何も知らないでいることは恐ろしいことですorz

弟はもともと運動は嫌いで、かなり太っていました。運動不足の上、仕事の付き合いで外食やお酒を飲む機会が多かったせいでしょう。

子供の頃は全然太っていなかった子なのに、大人になってからどんどん太ったんです。どんぶりご飯やお寿司がやはり好きでしたね。日本酒も。

弟は幸い、通い出した糖尿病内科の主治医がたまたま糖質制限派の医師であり、主治医に勧められてスーパー糖質制限とウォーキングを開始しました。それ以外の運動は一切しなかったそうです。

で、1年間で20kg痩せてHbA1cは12.6→4.9です!インスリン注射や薬はもちろん一切使用しておりません。

その後、たまにお付き合いでご飯を食べてもHbA1cは5.1程度で安定していたようですが、気が緩んでついつい飲み食いするようになるとまた太ってきたので、今はまた糖質制限を心がけていて、食べすぎた時はかなり歩いているようです。

よく歩くせいか、筋トレは全くしていないのに脚の筋肉がかなりついてきたようです。

3人の中でもっとも重い糖尿病になってしまった私!

父や弟と比較すると、よっしーの糖尿病は明らかに重症です。発症した時の血糖値もかなり高かったですし、おそらく3人の中でもっとも食事も運動も頑張っているにもかかわらず、どうしてもHbA1cは4%台にはなりません

父の場合はご飯が好きなのでそこまでストイックに制限していないですが、仮に私と同じものを食べれば、私よりも血糖値は下がるでしょうね。

では、若いころからジムでハードな筋トレに励んでいて、玄米食など健康に気を付けていたはずのよっしーがなぜ、父や弟よりも重症の糖尿病になってしまったのでしょうか?

それは、「糖尿病を発症してから放置した期間が長かったせい」だと思われます…(´;ω;`) そして、「糖尿病体質を持っていると、筋トレや玄米食で糖尿病の発症は防げない」のかもしれません…少なくともよっしーはそうでした。

父や弟は毎年、会社の健康診断を受けていました。それで初めて血糖値が高いことを指摘され、すぐに治療を開始することが出来ました。

糖尿病と診断された時点ですい臓のベータ細胞は何割か死んでしまっているので「完治」はしませんが、それでも、発見が早ければ早いほど被害は最小限で済みます。

下のグラフは、あたふた奮糖記様のサイトからお借りしました。糖尿病と診断される10年以上前から、すい臓のベータ細胞は少しずつ減り始めていますよね。

たとえば30歳で2型糖尿病になった人は、17~18歳の時からちょっとずつ…そう考えると怖いと思いませんか?

よっしーは専業主婦で(正確に言えばパートをしていた時期はありましたが、パートの人の健康診断は簡易的なもので、血液検査はありませんでした)長年、血糖値が高いことに気付くチャンスが無かったんです。

糖尿病って、相当悪化するまで自覚症状は何もないのが普通ですもんね…また、よっしーは発症時点で、父や弟ほど太っていませんでした。

うんと太った人は、痩せればインスリン感受性が劇的に改善しますが、もともとそうではない人は痩せても残念ながらそこまで変わらないんですよねorz

まとめ:遺伝もあるけどそれだけではない

2型糖尿病の発症には遺伝が大きく関わっていることには間違いありません。しかし、遺伝だけがすべてを決めてしまうわけではなさそうです。

糖尿病になりやすい体質を持って生まれても、糖質の摂取量を控えめにしていれば特に何も起こらないでしょうね。

生まれつきお酒を飲めない人が、飲酒さえしなければ別に何も支障なく普通に暮らせるように…

また、遺伝で若い時に糖尿病を発症したとしても、すぐに発見して対処すれば父や弟のように糖尿病合併症にもならず、元気に暮らせるんです。

父はもう発症してから35年以上経っているはずですが、治療を要するような合併症は今のところ出ていないようです。

よっしーのように、気付かずに何年も放置してしまうと、本当に大変です。「ちょっと食事を減らすだけでOK」「ちょっと運動するだけでOK」という軽症の段階は、とっくに通り過ぎてしまいました。

糖尿人のみなさん、どうかお子さんたちが同じことを繰り返さないように、気を付けてあげてくださいね。

何しろ糖尿病は「この薬を飲めばハイ元通り!」というような類の病気ではないのですから…

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