糖尿病の摂取カロリーの根拠は?

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糖質制限でコントロールできています

よっしーは2型糖尿病患者ですが、いわゆる一般的な糖尿病の食事療法ではなく糖質制限食を行っています。HbA1cはずっと5%台半ばをキープできています。

じつは糖尿病が悪化して入院した時に従来型の低カロリー食を食べながらインスリン注射を1日4回打っていたのですが、血糖値がすごく高かったので主治医と相談の上、糖質制限に切り替えてみたらウソのように下がったのでそのまま継続しているのです。

現在はインスリン注射はまったく行っていません。

 

 

 

従来型の食事制限の根拠はどこから来ているのでしょうか

いわゆる従来型の食事療法に従っている方はかなり多いと思います。主治医は「僕の受け持ち患者でローカーボしてる人はほとんどいない」とおっしゃっていました。

待合室にいると、確かに若い患者はほとんどいなくて、ご年配の方が多いです。そりゃそうだろうなと思います。

ほとんどの患者はカロリー制限を行っているということになりますが、その食事指導の根拠はどこから来ているのか気になったので調べてみることにしました。

 

 

糖尿病患者が食べてもいいエネルギー量を計算する際、標準体重(kg)に25~30をかける方法が 一般的です。

この「25~30kcal/kg」という数字は、1960年代前半の『食品交換表』の初版作成時、糖尿病患者の基礎代謝は健常者よりも1割ほど少ないとの考えに基づいて決められたそうです。

ただし「糖尿病患者の基礎代謝は健常者よりも1割ほど少ない」ということの根拠となるデータは示されていなかったそうですよ。

欧米のデータですが、健常成人のエネルギー消費量は30~40kcal/kgであり、健常人と糖尿病患者で特に差がないことがわかっています。日本人も糖尿病だからといってエネルギー消費量が特別少ないとは思えません。

 

 

もしかして、50年も前は糖尿病が重症になってから発見されることが多かったために、筋肉がやせ衰えた患者が多く含まれていてそのような考えになってしまっただけではありませんかね?

よっしーは糖尿病と診断される前、高強度の筋トレ(ジムでベンチプレス等をしていました)をしている割に筋肉が全然増えませんでしたが、糖質制限で治療し初めて3年間、徐々に筋肉量が増えています。

ちょっとばかり筋肉量を増やしたからと言って基礎代謝が劇的にUPするわけでもなければ糖尿病が治るわけでもありませんが、きちんと血糖コントロールができている糖尿病患者の消費エネルギーが少ないとは思いません。

 

糖尿病患者にエネルギー制限させることの意味

では、糖尿病患者がエネルギー制限する意義は何でしょうか?

「太りすぎて糖尿病になった」人の場合、痩せることで糖尿病が改善する可能性が高いです。暴飲暴食して糖尿病になった人の場合も、カロリー制限すれば改善すると思いますね。

でも、もともと痩せている糖尿病患者や別に食べ過ぎていたわけでもないのに発症した患者の場合、カロリー制限させてもさらに痩せるだけで筋肉も減るでしょうし、それ以上の改善はないと思います。もともと太ってないんですから…

半断食のように、食べる量を極限まで減らせば確かに血糖値も上がりようがないですけど、それだと体が弱ってしまいますよね。

 

 

糖質制限は、しっかり食べるけど血糖値は上げない食事です。肥満の糖尿病患者はとにかく痩せればそれでいいだろうけど、日本人の場合、痩せる必要がない患者もたくさんいるということを忘れてはいけないと思います。

もともと痩せている糖尿病患者の場合、チーズやナッツなどを間食に取り入れたり、良質のオイルを多く使用することで摂取エネルギーを増やすといいようです。

 

科学的な根拠がないことは医師も認めている!

日本糖尿病学会(JDS)の医師は2015年の医師会で次のようにおっしゃっておられました。

JDSが理想の栄養バランスと行っている糖質50-60%は、現状の日本人の栄養バランスがこの程度であるために設定した。この糖質50-60%という数字に科学的根拠はない。 糖質制限をしてもらってもかまわない」と。

 

 

現在行われている食事療法の数字には、特に科学的な根拠があるわけでもなく、また残念ですがこの食事療法に従っている一般的な患者さんたちの平均HbA1cは7もあるのです(上のグラフはJDDM様よりお借りしました)。

これでは、全体的にうまくいっているとは言えません。糖尿病合併症で脚を切断したり、人工透析になる方も後を絶ちません。

医師自らが医師の集まりで「じつは科学的な根拠があるわけではないんですよ」と言ってしまうような食事療法を信じるか、それとも自分の体で確かめながらより良い食事方法を模索してみるかは、皆さんに委ねられているのです。