糖尿病は血管や神経が傷んでいく病気


にほんブログ村 病気ブログ 2型糖尿病へ
記事が役に立ったらはてブ&SNSで拡散していただけると励みになります♪


 糖尿病=尿に糖が出る病気?

みなさんは、糖尿病ってどんな病気だと思いますか?病名のとおり、尿に糖が出ちゃう病気だと思いますか?

尿に糖が出るのは、ただの「結果」に過ぎません。糖尿病でも、常に血糖値が170未満程度にコントロールできていれば、1日の中でいつ検査しても尿に糖は出ません。

よっしーは昔、妊娠糖尿病でしたが、妊婦健診で尿糖が出たことは1度もなかったですね。たぶん、食事の後だけ高血糖になっていたんだと思われます。

 

 

同じ理由で、小学生や中学生が学校の尿検査で糖が出て引っかかることもめったにないでしょう。あるとすれば1型糖尿病か、かなり進行した2型糖尿病ということになります。

腎性糖尿といって、血糖値が正常にもかかわらず尿糖が出る方もたまにいらっしゃるそうですが…

最近では、あえて尿の中に余計な糖を捨てて血糖値を下げてしまえという発想のSGLT2阻害剤という薬もあります。糖尿病の本質は、尿に糖が出ることとは別の所にあるんですよね。

 

糖尿病は血管や神経が少しずつ傷んでいく病気

糖尿病は、尿に糖が出る病気というよりも「全身の血管や神経が侵されていく病気」と言ったほうがしっくり来ます。

糖尿病の合併症としてよく知られているのは「神経障害」「網膜症」「腎症」でしょう。これらは細い血管が障害されて起こりますが、この3つの合併症が出ていないからと言って安心してはいけません。

じつは、これらの3大合併症が出るよりも前…いわゆる糖尿病予備軍と言われる段階から、すでに心臓の冠動脈や脳の動脈などの太めの血管の動脈硬化は少しづつ進行していると言われています。

 

 

よっしーは3年前、糖尿病と分かって入院した時に頸動脈エコーや動脈硬化、動脈の詰まりの検査を受けました。結果は「頸動脈の1か所に年齢の割に少し厚め(正常値上限近くの値)の部分があるけどあとは正常」「動脈の硬さは年齢相応、詰まりはない」とのことでした。

一般的に、糖尿病患者では血管年齢は健常者の方と比べると10年は進んでいると言われています。気を付けなければいけませんね。

また、すでに糖尿病神経障害があることが検査で分かりました。これはショックでしたね。アルブミンも出ていて、初期の腎症であることも発覚しました。

 

血管に良くないことはどんなことでしょうか?

糖尿病患者は健常者よりも血管年齢が進んでいることが多いので、血管に良くないとされていることは出来るだけ避けたほうがいいのです。では具体的に、血管に良くないこととはどんなことでしょうか?

 

食後高血糖…血糖値が180を超えると、血管内皮がキズつき始めます。このキズにコレステロールが入り込んだり、血糖値が高いと血管壁がトーストのように「コゲ」てもろくなってしまいます。これが糖化です。また空腹時血糖値が高い人よりも、食後高血糖がある人のほうが動脈硬化が進行しやすいそうです。

 

高血圧…高血圧が続くと、血液の圧力に耐えるために、動脈の血管壁が厚くなり、血液が流れる内腔は狭くなります。そうすると、血液の流れる抵抗が増え、血圧はますます上昇します。つまり、高血圧→動脈硬化→高血圧、という悪循環にはまってしまうのです。

高血圧の原因は、必ずしも食塩の摂りすぎだけとは限りません。減塩してもまったく効果がない方もいらっしゃいます。高糖質食(高糖質+高脂肪食はもっと最悪)により食後高血糖を繰り返すと、血管にプラークがたまり、このことが高血圧を引き起こすそうですよ。

よっしーは糖尿病と診断されたとき高血圧でしたが、現在は正常です。毎朝測っていますが、100/65ぐらいですね。塩分制限はまったくしていません。糖質制限だと、自然に味付けは薄くなるのかもしれません。「ご飯が進むおかず」は、糖質も塩分もたっぷりですよね。

 

 

喫煙…たばこに含まれる酸化物質は血管内皮細胞にダメージを与え、血管収縮や血液凝固、動脈硬化をもたらします。たばこの最大の問題は動脈硬化を促進することです。

喫煙は肺がんだけではなく心筋梗塞など虚血性心臓病の重大な危険因子の一つであり、アメリカの研究によれば、喫煙者が虚血性心臓病や心筋梗塞になる危険性は、非喫煙者の2~3倍で、突然死は5~10倍だそうですよ。

 

ストレス日常的に精神的ストレスや緊張が続いていると、交感神経の活動が活発になったり、ストレスホルモンが大量に分泌されるようになります

このため、血糖値が上がりやすくなります。インスリンを十分に分泌できる軽症の糖尿病患者や健常者では表面上、血糖値は上がりませんが、インスリンをたくさん分泌しているので動脈硬化は進行しやすくなります。

また、日常的にストレスを感じている方は高血圧にもなりやすいのだそうですよ。

 

肥満…内臓脂肪が多くなると、高脂血症になりやすく、動脈硬化のきっかけをつくることになります。普通に糖質を摂取している状態でコレステロールや中性脂肪が増えるのは好ましくないです。

また、内臓脂肪が多い状態を放置していると、高血圧や高血糖を引き起こし、動脈硬化を急速に促進します。

 

 

運動不足…運動不足の人は、食べた糖質が余りがちです。そのため、それほどたくさん食べているわけでもないのに血糖値が高くなりやすいです。また、運動の習慣を付けるとインスリン抵抗性も下がります。

ただし、高強度の筋トレでは動脈硬化になりやすいようです。これは、高強度の筋トレ中には血圧が著しく上昇するため、その変化に耐えるように適応するためではないかと言われています。

どんな理由であれ、動脈が硬化することは体にとって本来、好ましい変化ではないと考えられますので、血管をしなやかにする効果がある有酸素運動も取り入れたほうが良いですね。

よっしーは若い頃、「有酸素運動をやりすぎると筋肉がつかない」と筋トレの雑誌に書いてあったので筋トレしかやらない時期がありました。今は強度が低めの筋トレと軽いジョギングを行っています。

 

激しい運動をやりすぎる…上のことと矛盾するようですが、あまりにも激しい運動をやりすぎていると活性酸素が大量に発生し、動脈硬化・がん・糖尿病・認知症・白内障などのリスクを高めるそうです。

よっしーは若い頃、週5日、毎日2時間以上激しい運動をしていました。そして、運動で失われたエネルギーを補充するために糖質の含まれたアミノ酸飲料などを飲んでいました。これがすごく良くなかったのかもしれませんね。

そういえばプロのスポーツ選手だった方って、意外に短命なケースも多いですよね。運動不足はよくありませんが、あまりにも運動しすぎるのも体に良くないのではないでしょうか。

野生動物は獲物を追いかけたり敵から逃げる時は走りますけど、それ以外にわざわざきつい運動はしませんからね…

 

 

トランス脂肪酸の過剰摂取…アメリカなどではトランス脂肪酸について規制が厳しく、食品にトランス脂肪酸がどれだけ入っているか表示が義務付けられています。

しかし日本では今の所「ちょっとぐらいはいいんじゃね?」という感じで、規制されていません。マーガリン・サラダ油・キャノーラ油・トクホの油・植物性ホイップクリームなどの「加工された植物油」にはたいてい入っているそうですよ。

オリーブオイル・ココナッツオイル・シソ油・えごま油・アマニ油・バター・動物性生クリーム・ラード・ヘッド・フィッシュオイルにはトランス脂肪酸は含まれていません。

外食やお惣菜に使われているのは、安価な「加工した植物性油」がほとんどだと思います。ふだん外食がちで、カツカレーや牛丼などの高脂肪・高糖質食品をよく注文する方は血管はボロボロになってしまっているかも…くれぐれも気を付けてくださいね。

 

性別が男性である…女性よりも男性のほうが動脈硬化になりやすいと言われています。原因はいろいろ考えられますが、男性のほうが内臓脂肪型肥満になりやすかったり、女性ホルモンのエストロゲンには高血圧や高脂血症を防ぐ働きがあることと関係があるかもしれません。

 

 

もっとも動脈硬化が進行しやすい人ってどんな人?

以上のことを踏まえて「もっとも動脈硬化が進行しやすい人物像」を考えてみました。つまり、こういう方です。

「いつも仕事や人間関係のストレスを抱えており常にイライラ、独身なので食事は外食やお惣菜が多く、たまに自分で料理するときはバターやラードではなくヘルシーっぽい植物油を使用、タバコを吸い、運動はまったくしないor高強度の筋トレばかりをやりすぎる、糖尿病だけど糖質が大好きでたくさん食べる、高血圧で太めの男性」

 

 

糖尿病患者に関して言えば、糖尿病予備軍で空腹時血糖値が完全に正常な段階からすでに動脈硬化は進行が始まっています。

だから、すでに糖尿病と診断されているみなさんは特に「血管を大事に」しなければいけません。同年代の健常者(1度も耐糖能異常を指摘されたことのない人)と比べると確実に血管年齢は進んでいるからです。

 

糖尿病が神経を侵していく…

高血糖が続くと、神経細胞の中にソルビトールという物質が蓄積され、やがて神経が障害されてしまいます。目の水晶体の中にソルビトールが蓄積すると、白内障の原因になります。

さらに、高血糖により細い血管の血流が悪くなり、神経細胞が必要としている酸素や栄養が行きわたらなくなることからも神経障害は起きてきます。

糖尿病神経障害の症状は、実にさまざまです。足の指の痺れや痛み、立ちくらみ、下痢や便秘、発汗異常、味覚が鈍るなど…

 

 

また、心臓発作が起こっても痛みを感じなかったり、低血糖になっても症状が出にくかったりするそうです。怖いですね。

時には、顔面がマヒしたり、目を動かす神経がマヒすることすらあります。また心拍の調整がうまくできなくなるので、激しい運動中に危険な不整脈を起こして死亡する確率も健常者と比べて高くなってしまいます。

糖尿病神経障害は初期の段階であれば血糖コントロールにより改善するそうですが、あまりにも進行してしまうと残念ながら改善は難しいのだそう。だから、ひどくならないうちに対策を始めないといけないのですね。

 

まとめ:血管や神経をいたわる生活を送りましょう

糖尿病は、高血糖により全身の血管や神経が少しずつ侵されていく病気です。糖尿病と診断されてその後どんなに血糖値を良好にキープできたとしても、長年の蓄積されたダメージはあなたの体内に長期間残っているかもしれません。

いったん糖尿病と診断された方は、油断せずにずっと気を付けていかなければいけません。そのためには、血管に良くないとされることを可能な範囲で避け、肉体的・精神的ストレスをできるだけ体に与えないように穏やかな生活を送ることが重要ではないでしょうか。

過去のことはどうしようもありませんが、今からできることをやっていきましょう!