糖尿病患者≠糖尿病体質者

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糖尿病体質だから糖尿病になる?

1型糖尿病はいつ誰にでも発症する可能性がありますが、今回は2型糖尿病についてのお話です。

みなさんは、2型糖尿病患者はもともと糖尿病になりやすい体質を持った人たちだと思いますか?

 

 

…なんだか当たり前のことを訊いているみたいでおかしいと思われそうですが、実は必ずしもそうではないのでは?と思っています。

「何を言ってるんだ、糖尿病になりやすい体質だからこそ糖尿病になるんだろう?」という声が聞こえてきそうです(;^_^A

 

糖尿病の発症にかかわる遺伝子

2型糖尿病の発症にかかわる遺伝子は、これまでにいくつか見つかっています。中には、日本人を含むアジア人に特有の遺伝子変異もあるそうですよ。

 

日本人の2型糖尿病に関わる遺伝子多型を特定 発症リスクが2.5倍に
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日本人の2型糖尿病患者1568人と糖尿病ではない人1700人を調べた研究によると、この遺伝子型を持つ人は2型糖尿病でない人では6.1%でしたが、2型糖尿病患者では10.2%だったそうです。中でも肥満でない患者では14.1%と高かったそうです。

もちろん、これ以外に糖尿病と関わっている遺伝子もあります。

肥満の患者よりも肥満ではない糖尿病患者に遺伝子変異が多いということは、肥満の患者は「遺伝子以外の原因で発症している人がより多い」ということです。

 

 

また普通の2型糖尿病と思われている患者の1~3%は、MODY(家族性若年糖尿病)という難病だそうです。

種類により、必ずしも重症ではなく、食事と運動でコントロールできる程度の軽症例もあるそうです。

MODYはインスリン抵抗性はなく、インスリン分泌不全によって発症します。常染色体優性遺伝で子孫に受け継がれます。

この遺伝子変異を持っていると、体型に関係なく若い時に糖尿病を発症します

 

糖尿病になりやすい遺伝子を持つ人=糖尿病体質

何らかの「糖尿病になりやすい体質になる遺伝子」を親から受け継いでいると、非常に糖尿病を発症しやすくなります。このような方は「糖尿病体質」と言えるでしょう。よっしーもそうです。

たとえば、糖質制限の江部康二先生は、ご両親が糖尿病だったそうです。そのため、気を付けていたつもりなのに発症してしまったそうですよ。

一方、家族に誰も糖尿病患者がいないのに若くして2型糖尿病になる人と言うのは、どういうことでしょう?

 

 

ひとつの可能性として「何らかの原因で遺伝子に突然変異が生じた」と言う可能性があります。この場合は、それまで家族に糖尿病患者が誰もいなかったとしても、次の世代以降、糖尿病になりやすい体質が受け継がれていくことになります。

しかし、そうではなくて「遺伝子には全く異常がないのに、ものすごく太ったり、ものすごく暴飲暴食したために糖尿病を発症した」という可能性がありますね。この場合は「自業自得」と言われても仕方がないかもしれません。

しかし、そのような方は発症後すぐであれば、ちょっと食事を減らしたり運動したりする程度で容易に改善してしまうことが多いのです。だって、もともと糖尿病体質じゃないんですから。

 

糖尿病体質ではない糖尿病患者はカロリー制限で十分かもしれない

糖尿病患者のすべてが「糖尿病体質を持つ」わけではありません。

糖尿病体質ではないはずなのに糖尿病になってしまった人は、これまでよほどの不摂生をしてきているので、日本糖尿病学会が勧めるカロリー制限食と適度な運動を心がけるだけでも十分効果があるかもしれませんね。

 

 

ただ残念なことに、それだけではどう頑張っても血糖コントロールが十分に出来ない患者もたくさんいるんです。

発症したばかりか、それとも発症からかなりの年数が経過しているか等によっても、もちろん変わってきます。

2型糖尿病だからといってみんな一律同じ方法・同じ程度の努力で同じ結果が得られるわけではないということ、忘れてはいけませんよね。