糖尿病患者が運動療法を行う時の注意点

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太りすぎの方はとりあえず痩せてみましょう

昨日、3か月に1度の糖尿病内科の診察に行ってきたよっしーです。たまたまかもしれませんが、昨日は特に若い人は少なかったです…

おじいちゃんやおばあちゃんの患者さんは、痩せている方も多いです。また10~20代のうんと若い患者さんも、別に太ってない方が多いです。

年齢と共にインスリン分泌能力は低下しますし、若いうちに糖尿病になる方は1型糖尿病か、遺伝の強い2型だからでしょうね。

しかし30~50代ぐらいの患者さんは、丸々とした体型の方が多いみたい…主治医いわく「ほとんどの患者は糖質制限できないみたいだよ」と。

待合室で他の患者さんが売店で甘い菓子パンをたくさん買ってきて食べてる光景も見たことあります(;´・ω・)

それで「ちっとも良くならない…」というのもせつないですね。その方はかなりの肥満体型だったので、痩せるだけで良くなりそうなのに、もったいない。

よっしーのような「遺伝が主な原因」の2型糖尿病の場合は痩せても多分それほど劇的な改善はありませんけど、家族に糖尿病患者がいないのに発症した高度肥満の方の場合「痩せたら治った」ということもあるようです。

これは、ダイエットによってインスリン抵抗性が改善するからでしょうね。ま、いま現在太っている方はとりあえずBMI22前後まで痩せてみましょうか。

糖尿病患者の運動には危険が伴うこともあるんです

さて、これまで当ブログでは何度も「糖尿病患者が運動する場合は必ず主治医の許可を得てから」「糖尿病合併症がある場合は運動で悪化する場合があるので特に注意しよう」と呼び掛けています。

それは、運動療法の注意点を挙げずにひたすら強度の高い運動の利点ばかりを強調している方たちがいらっしゃるからなんです。

本当に運動のことを知っているブロガーさん達やトレーナーの方達は、必ず注意喚起もしています。それは、運動には良い点ばかりではなく危険性もあるのだということをよくご存じだからでしょう。

あなたが「とにかく運動しまくればOK」というネットの匿名の記事などを見て真似して何かあっても責任は取ってもらえないですよね…確実に。取り返しのつかないことになる可能性だってあるのに。

今回は、もともと筋トレやスタジオプログラムが大好きでかなり運動していて2型糖尿病になってしまったよっしーが、糖尿病患者の運動の際に注意すべき点について詳しく書いてみようと思います。

運動を禁止されたり制限されるのはどんな場合?

2017年度版 糖尿病治療のエッセンス」によると、糖尿病の運動療法として「できれば毎日、少なくとも週3~5回、中等度の有酸素運動を20~60分行うこと。また週2~3回のレジスタンス運動(筋トレ)を行うことが勧められる」としています。

そして「空腹時血糖値が250以上・尿ケトン陽性・眼底出血・腎不全・虚血性心疾患・骨や関節の疾患がある場合などは運動を制限または禁止すべき」としています。

ここで言う「尿ケトン陽性」とは糖質制限実践中の生理的ケトーシスではなく、よっしーが糖尿病発覚する直前に陥った病的なケトアシドーシスのことを指します、言うまでもありませんが…

また「眼底出血・腎不全・虚血性心疾患」と聞くと「なーんだ、自分はそんなひどい状態じゃないから関係ないや♪」と思うかもしれませんね。

しかし実際には、まったく自覚症状のない初期の糖尿病網膜症でも「強度の運動処方は行わない」とされていますし、糖尿病腎症3期A(尿に少量のタンパクが出ているが、多少むくみが出る程度の段階)でも「中等度までの運動に限る、中等度の運動でもタンパク尿が増加する場合は運動強度を下げる」となっております。

また、いわゆる心筋梗塞などの経験がなくても、糖尿病神経障害があると運動時の呼吸循環器系の反応が低下し、心拍数や収縮期血圧の上昇が鈍くなることがあり、突然死のリスクが高くなるので日常生活以上の運動処方は行わないんだそうです。

糖尿病神経障害は糖尿病合併症の中では最も早い時期から出てくるとされています。よっしーも実は、糖尿病神経障害による「安静時頻脈(運動もしていないのに脈が多い)」「CVR-R検査の異常値(呼吸による心拍の乱れが異常に少ない)」があったのです。

糖尿病と診断される前の年もジムで普通に高強度の運動を行っていましたが、もしかしたら運悪く運動中に突然死していた可能性もあったんですね!!ぞっとします。

運動の強度ってどれぐらい?

では具体的にどんな運動のどの程度の内容が危険なのでしょうか?

科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン2013」によると、推奨される中等度の有酸素運動とは「ややきつい」と感じる程度、具体的には心拍数が最大で「220-年齢」程度まで上がる運動としています。

40歳の人なら心拍数が180程度までということですね。ただし高齢者や糖尿病神経障害のある場合はこの決め方だと不正確だったリ危険を伴う場合があるそうです。

また筋トレに関しては「高強度のレジスタンストレーニングは合併症のある患者には不適切であり高齢者には実践しにくいという問題点があるが、どの程度の強度があれば効果があるのかまだよくわかっていない」らしいです。

ただ「血圧が180以上に上がるような運動は危険である」としていることから、息を止めるようなしんどい強度の筋トレは避けたほうがいいと思います。筋トレを行っている方はぜひ、筋トレ中の血圧を測定してみてくださいね。

2014年、某有名ジムで50代の女性が高強度の筋トレ(ベンチプレス)をしている途中に脳出血し、後遺症が残ってしまったという事故が起きています。とても悲しい事故です。せっかく健康のために筋トレをなさっていたのに…2度とこんなことがあってはならないと思います。

また、有酸素運動と筋トレどちらも、高強度の運動や頭の位置を下げるような運動は眼圧を急激に上昇させるので危険だそうです。

糖尿病患者は緑内障になりやすいですし(よっしーも眼圧が高いので目薬で眼圧を下げているのです)、40歳以上の日本人の20人にひとりが自覚症状がなくても緑内障にかかっているそうです。十分に気を付けないといけませんね!

緑内障をほうっておくと、やがて視神経が押しつぶされ、失明してしまいます。

うーん…昔よっしーが大好きだったスタジオプログラムの「ボディコンバット」「ボディアタック」「上級エアロ」なんかも危ないかも…(´・ω・`) 激しく頭を振るような運動と思いっきり力むような運動はやめておいたほうがよさそうです。

また、糖尿病患者では脚の血管に障害がある場合があり、これが悪化すると脚を切断しなければいけなくなってしまいます。

脚の血管が詰まり気味だったり、神経障害が重い患者の場合、下半身の筋トレは避けて水泳やサイクリング、上半身の運動を勧めるそうですよ。

よっしーは糖尿病と診断されたとき検査をして、脚の血管には異常がありませんでした。でも、ずっと気を付けて行かなくてはならないですよね。

医師はあまり詳しく指導してくれないこともあります

よっしーは安静時頻脈もありましたし、CVR-Rという神経障害の検査で明らかな異常値が出たので「強度の高い運動は禁止」のはずでした、少なくともその時点では。

でも、主治医に「運動してもいいですか?」と質問したらフツーに「ああ、いいですよ」という答えが返ってきました。

眼科を受診して「眼底出血した跡があるね」と言われたのは、しばらく経ってからのことです。何も考えずに運動していたのに…

医師はそこまで運動について詳しく説明してくれないこともあります。「主治医が何も言わないから大丈夫だろう」というのは、やっぱり心配です。

「先生、私は糖尿病網膜症で治療中なんですけど、運動はどのぐらい制限したほうがいいですか?」ぐらい自分から質問しないといけないですよね。

運動は効果的ですし楽しいですが、何も考えずにひたすらやればいいというものではありません。時には命の危険すら伴います。

「運動を過信しない」「安全に気を付けて運動する」ことは「まったく運動をしない」こととは全然意味が違います。どうか安全第一で、運動療法を行ってください。

またこれを読んで下さっているフィットネス指導者の方たちにお願いですが、もしお客様の中に糖尿病の方がいらっしゃったら、どうかよく話を聞いて気を付けてあげてください。よろしくお願いします。

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