血糖値は低ければ低いほどいい?

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血糖値が低いほうがいい?

おそらく、当ブログに興味を持って読んでくださっている皆様の多くは、血糖値が高めで悩んでいらっしゃることでしょう。

ですからつい「血糖値が低い人が羨ましい」と思ってしまいがちです。
確かに血糖値が高いのは大いに問題ですが、実は、血糖値は低ければ低いほど良いわけではないんですよ。

今回は、そんなちょっと怖い話です。

 

 

 

インスリンを分泌する腫瘍

血糖値の正常値は、空腹時で70~110とされています。
健常者やごく軽度の2型糖尿病の方は、この範囲内におさまっている方が多いでしょう。

しかし糖尿病が重くなってくると、何も食べなくても空腹時の血糖値は高くなります。200を超える方もいます。

血糖値を下げるホルモンは、すい臓のベータ細胞から分泌されるインスリンだけです。

糖尿病の場合はこのインスリンの分泌が少ないか、ちゃんと分泌されてもうまく働きません。

 

 

しかし逆に、インスリンが分泌されすぎる病気があります。

すい臓のベータ細胞が腫瘍化して「インスリノーマ」になると、たとえ血糖値が低い時でも関係なくどんどんインスリンを分泌してしまいます。
その結果、頻繁に低血糖気味になってしまうのです。

ヒトのインスリノーマは90%が良性なので、手術して切除してしまえば大丈夫みたいですよ。

 

血糖値が乱高下する

また、主に糖質の摂りすぎによってグンと血糖値が上がり、その後にインスリンが急激に分泌されて血糖値が急に下がりすぎることによって、不快な症状が現れます。

これが「機能性低血糖」です。

通常、インスリンが分泌される量やタイミングは絶妙に調整されているのですが、この調整がうまくいかない人は機能性低血糖になりやすいんです。

このような人がいまの食生活をそのまま継続すると、将来糖尿病になりやすいです。

 

高血糖と低血糖を繰り返しますので、過去2か月の血糖値の平均を反映するHbA1cは正常値であることも少なくありません。

機能性低血糖があると

・極度の疲労感や頭痛、めまい

・食後の強烈な眠気

・うつ、不眠、イライラ

 

などの症状が出やすくなります。
特にメンタル面に悪影響が出るのが特徴ですね。

 

 

あなたの周囲にもいませんか?いつも甘いものを食べていて、「甘いものを食べないと具合が悪くなるの!」と言い、甘いものを切らすとイライラして周囲に当たり散らしたり不機嫌になる人が…

その人はもしかしたら、自分でも気付かないまま「機能性低血糖」で苦しんでいるのかもしれません。

 

高くても低くてもいけない血糖値

血糖値が非常に狭い範囲内で調整されているのは、血糖値が高すぎるのも低すぎるのも健康に良くないからです。

つい血糖値が高いことだけに目を向けがちですが、低いことも決して良いことではないということを忘れてはいけませんね。