高血糖と「腎臓」

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大切な腎臓

腎臓は、血液をろ過して老廃物などを尿として体外へ追い出してくれます。
また、血液を作ることや血圧の調節にも関わっています。

もし腎臓が働かなくなると、老廃物や毒素が蓄積して尿毒症となり、放置すれば死亡します。

 

 

その重要な臓器である腎臓の糸球体は、毛細血管の塊です。
高血糖が続くと、この毛細血管が破れたり詰まったりして、ろ過機能が失われていくのです。

いわば、コーヒーのフィルターに穴が開いたような状態です。

穴が小さいうちは、アルブミンと言う小さなタンパク質が少し漏れ出すだけです。穴が大きくなると、タンパク尿が出てきます。

腎機能がある程度以上低下すると、食事制限や人工透析をしなくてはいけなくなります。

ここまで来てしまうと、日常生活に大きな負担がかかってしまいますよね。
現在の日本で、新たに人工透析を始める人の44%は糖尿病腎症です。

 

いちど壊れてしまった腎臓は元に戻らないのか

では、いちど糖尿病腎症になってしまうと、もう治ることはないのでしょうか?

 

(上の表はメディマグ様より引用)

 

上の表を見てください。

微量アルブミン尿が見られるだけの段階なら、血糖コントロールをきちんと行うことで寛解する(ほぼ治ったと言える状態)ことが可能です。
この段階では自覚症状は何もありません。

糖尿病腎症に効果のある飲み薬もあるということですが、糖質制限食だけで腎症第三期Aから第1期まで回復したという方もいらっしゃるそうです。

ある程度以上腎症が進行してしまった場合は、残念ながら完全に回復するのは難しいかもしれません。しかし、それ以上進行することを止められれば、人工透析を回避できますね。

 

必ず医師に相談して行うこと

糖尿病でも腎症のない方の場合は、それほど心配はいらないと思います。
定期的な診察はきちんと受け、何か体調の変化があれば必ず相談しましょう。

 

しかしすでに腎症がある場合は、食事療法をするにあたって必ず主治医に相談してください

たとえば食後高血糖を防ぐ食事として糖質制限食はとても良いものですが、腎機能が低下している場合は高タンパクの糖質制限食は向かない場合があるからです。