えっ糖尿病!?血糖値が高いと言われたらまずやるべき5つのこと

糖尿病内科の主治医

40歳以上の方は注意して…

よっしーは2型糖尿病を発症しやすい体質を父親から受け継ぎましたが、身内に糖尿病の方がいなくても40歳ぐらいから糖尿病になる方が増えてくるので、気を付けてくださいね。

両親が近視だと、お子さんはゲームをやりすぎたわけでもないのに小さい頃からやはり近視になることもあるでしょう?でも遺伝のない方も目を酷使しているといずれ近視になる可能性が高まります。それと同じです。

今や日本人の成人の5~6人にひとりが糖尿病または糖尿病予備軍と診断される時代です。「血糖値が高いですね」と言われて慌てないために、もし会社の健康診断などで高血糖を指摘されたらどうしたらいいのかを書いていきたいと思います。

 

にゃご
去年まではセーフだったのに、今年の健康診断でとうとう引っかかった…という人もきっと多いよな!

よっしー
健康診断で引っかかった程度だと、気になるけどそのまま病院へ行かずに放置している人も多いと聞くわ。夫の職場にも…これはとても心配なことね。

 

 

1.自己血糖測定器を購入する

どのような食事療法を行うにしても、自己血糖測定器を持っていたほうがいいです。インスリン注射を行う方は無料で病院から貸し出されるはずですが、そうでない場合も自分で用意してください。

経口血糖降下薬を飲んだりお酒を飲みすぎると、予想外の低血糖になることもあります。体調が悪いと高血糖になることもあります。

血糖値を測ることは、体温を測るようなものです。熱を測らずに解熱剤を飲む人はいないでしょう?いまこの瞬間、自分の血糖値がいくつか体感だけで当てられる人はいますか??

 

 

自己血糖測定器本体は楽天市場やAmazonで購入できますし、センサーチップなどの消耗品を販売しているサイトがあります。よっしーはSMBGサポート様で購入しています。ケアセンスNという韓国製のものが安い割に安定していて使いやすいと感じています。

親御さんが糖尿病で、自分はまだ健診でも引っかかったことはないしセーフだと思っていた方が自己血糖測定器を購入してみたら境界型糖尿病と判明した例もいくつか知っています。

病気が重くならないうちに対策を始めることが出来れば、それ以上進行することはありません。現実を見るのはイヤかもしれませんが、家族に糖尿病患者がいらっしゃる方は本当に気を付けてくださいね。

 

 

2.糖尿病合併症の有無を医師に確認してもらう

糖尿病予備軍の段階から、動脈硬化は少しづつ進行しています。つまり「あなたは糖尿病ですよ、治療を開始しましょう」と言われるよりも前から、ひそかに良くないことが進行しているのです。

血糖値を下げるためにと張り切って激しい運動などを急に始めると、それまで気付いていなかった糖尿病合併症が悪化したり、最悪の場合は心臓突然死などの可能性もあります。

特に神経障害がある場合はとても危険です。心臓の動きを調節する神経が正常に働かなくなっている状態で激しい運動などを行うと、心拍数の調整等がうまくいかないので…

 

 

 

糖尿病を指摘されたら、合併症が出ていないか最初にひととおり調べてもらってから運動を始めてください。運動が糖尿病に良いのは確かですが、何も考えずにやみくもに始めることは危険を伴います。

糖尿病専門医も眼科医も、よほど糖尿病合併症がひどくない限り運動制限についてはほとんど何もおっしゃらない場合があります。よっしーの主治医達も何もおっしゃいません。

でも調べてみると、何らかの糖尿病合併症がある場合には行っていい運動の強度や内容に必ず何らかの制限が必要だそうです。無理は禁物、出来る範囲で運動しましょう。

 

3.糖質量が載っている本を用意する

食事のカロリーを気にする方は多いですが、糖尿病患者または糖尿病予備軍であれば食事の糖質量をおおまかに把握しておいたほうがいいです、糖質制限をするかどうかにかかわらず。

なぜかと言うと、同じカロリーでもご飯と肉とでは血糖値の上がり方は全然異なるので、カロリーだけを考えていると血糖値の上がり方を予測できないからです。

たとえばステーキ300gは相当な高脂肪高カロリーメニューですが、よっしーは塩コショウだけのステーキをいくら食べても食後血糖値は10未満しか上がりません。

 

 

しかし糖質の塊のような食品を食べると、たとえ低カロリーでも糖質の分だけ血糖値は爆上がりします…

昨年、病院の糖尿病教室で他の患者さんが管理栄養士さんに「ご飯を食べると血糖値がすごく上がるのにどうして食べないといけないのですか?」と質問した時、若い管理栄養士さんは言葉に詰まったあげく「確かにご飯を食べると血糖値が上がります…主治医が良いといったら糖質制限をしてもいいですよ…」とおっしゃっていたのが印象的です。

最近ではカロリーと糖質量の両方が載っている本も多いので、見やすいものを1冊用意するといいですね。

 

4.食べたものを記録する

よっしーは今ではもう食事の記録はつけていませんが、糖尿病と診断された最初の年はきっちりと食事記録をつけていました。糖質量も計算していました。

タンパク質量、脂質量、カロリー、各種ビタミンミネラルの摂取量などもアプリで計算していた時期があります。

こうすることによって、食べていないつもりでも意外に食べていることがわかったり、どんなものをどれぐらい食べたら血糖値がどれだけ上がるのかという「自分の場合の傾向と対策」を練ることができるのです。

 

 

慣れてきて自信が付いたら、必ずしも記録をつける必要はないと思います。いちいち計算することがストレスになる方もいらっしゃいますし。

ただ、記録しないからと言ってついつい気が緩んで食べまくってしまうタイプの方はやはり記録は付けたほうがいいと思います。

週に何度も「糖質祭り」なんてしていると、良くなるものも良くならないです…「〇〇さんがお菓子をくれたから申し訳ないから食べた」とか「××さんに飲みに誘われたので誘いを断ると悪いから飲み会に行きたくさん食べてしまった」などと他人のせいにするのもやめましょう。

 

5.主治医と良い関係を築くように努力しましょう

糖尿病の主治医は、これから先ずっとお世話になることになるでしょう。だって、糖尿病は一般的な病気のように「薬を飲みました、ハイ治りました、良かったですね♪」というような病気ではなく一生付き合っていく病気だからです。

相性の悪い先生だと、訊きたいと思ったことをなかなか訊けなかったり、イヤな思いをすることになるかもしれません。長いお付き合いになるのに、こんなことではいけませんよね。

内心「それは違う」と思ってもケンカ腰にならずに、主治医となるべく良好な関係を築くように心がけましょう。「先生のおかげです」ってな感謝の気持ちを忘れないようにするといいかと。

よっしーの主治医は1つ年下の真面目な先生で、最初はなかなか打ち解けられない…と思いましたが、最近ではお互いの子供の話なんかもするようになりました。病気と関係ないけど…まっ雑談はほどほどにw

 

 

人間関係は一方的なものではなく、相手があってのことです。愛想が良くない先生でも、たとえ挨拶しても返事をしてくれない先生だとしても(←年配の開業医にたまにいるタイプ)、めげずに明るく挨拶を♪

それでもどうしてもダメなら、思い切って主治医を変えてしまってもいいと思います。ずっとイヤな思いをして通い続けるなんて大変ですから。

ちなみによっしーの父は近所のクリニックに通っていましたが、主治医は太めの内科医で、そのためかどうか急にお亡くなりになったので現在は別のクリニックに通っています…そういうこともあるということで。

 

にゃご
血糖値が高いと言われてもあわてず騒がず、まずやるべきことをきちんとやっていけば病気は怖くないね!

よっしー
以上、血糖値が高いと指摘されたときにまずするべき5つのことでした♪とりあえずはこの5つを心がけてみてね♪

 

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