猫は肉食動物で糖尿病にもなります。

可愛い目がパッチリのトラネコ

黒猫のジジは毎日ホットケーキでも平気!?

みなさん、アニメは好きですか?よっしーは割と好きで、子どもたちと一緒によく観ています。ジャングル大帝やブラック・ジャック、火の鳥など手塚治虫さんのアニメが多いですが、ジブリアニメも好きです♪

中でも「魔女の宅急便」を最近観ました。黒猫のジジはとっても可愛いですよね♡ 魔女の血を受け継ぐ家では必ず黒猫を飼う習わしがあるんですって。猫を飼いたくなります。

このジジ、猫ですがホットケーキが好きなんですよ。仕事を始めた主人公のキキが、最初なかなかお客さんが来なかったので「このままお客さんが来なくて毎日ホットケーキばっかりだったらどうしよう?」というシーンがあるのですが、ジジは「ぼくホットケーキ好きだよ、焦げてなきゃ」と返しています。

 

 

ホットケーキは肉などと比べると安いから…かな!?でもその後、キキの仕事は順調に。毎日ホットケーキばかりじゃなくて済みそうです。よかったね、ジジ。

まぁこれはお話なのですが、実際に猫を飼っていらっしゃるみなさんが気を付けなければいけないことがあります。それは、猫はヒト以上に完全な肉食動物だということです。

昔はいわゆる「ねこまんま」を猫に食べさせている方もきっと多かったでしょう。今はキャットフードがほとんどだと思いますけど、ヒトに飼われている猫はヒトと同じように糖尿病になります。

今回は、飼い主さんと愛猫が糖尿病に負けずにいつでも元気に健康に暮らしていくためにはどうしたらいいかというお話です。

 

猫は糖尿病になりやすい動物

猫は完全な肉食動物です。たまに草を食べることもありますが、目的は胃の中にたまった毛玉を吐き出すため等と言われています。栄養補給ではないでしょう。

で、猫はすい臓が小さく、もともとインスリンを分泌する能力が低いそうです。肉食動物なのでその必要があまりないからでしょうね。野生の猫はネズミやウサギ、小鳥、トカゲなどほとんど糖質が含まれないエサを食べています

 

 

それなのに、市販のキャットフードの中にはトウモロコシなどの穀物が混ぜられているものが多いです。安価なものほど穀物の割合が多いようですね、安い材料でカサ増ししているということでしょう。

犬も猫も糖尿病になりますが、犬は1型糖尿病が多いのに対して猫は2型糖尿病が多いそうです。なんだかヒトと似ていますね。猫が糖尿病になると、インスリン注射が必要になることもあります。

獣医さんは猫の糖尿病に対してまず糖質の少ない食事に切り替え、それでも不足しているインスリンを注射で補うようですね。猫と一緒に糖質制限食(肉食中心)にしている飼い主さんも何人か知っています。エサ代はかかるそうですが、つやつやと毛並みが良くて健康だそうです♪

 

猫は絶対にベジタリアンにはなれない!

さまざまな理由で菜食をなさっている方々がいらっしゃいます。それは個人の自由なので良いと思います、他人に押し付けなければね。よっしーも自分が糖質制限をしているからといって他人には押し付けません。

ただ、そのような方々が飼っている猫にも完全菜食をさせると、これは猫の健康上大きな問題となります。猫は完全な肉食動物であり、菜食では猫の健康に欠かせない様々な栄養が不足してしまいます。

猫の必須アミノ酸(体内で絶対に必要だが自分で作れないので食事から摂取しなければいけない栄養)のひとつにタウリンというものがあります。

ヒト用の健康ドリンクにもよく「タウリンを配合しています」と書かれていますよね?タウリンは魚介類に多く含まれ、ヒトは体内でも合成できますが猫はできません。

猫にタウリンが不足してしまうと、目の網膜が委縮して最悪の場合は失明したり、拡張型心筋症になることがあるんです!

そのため市販のキャットフードにはタウリンが添加されていたり猫用のタウリンのサプリメントもあったりしますが、もともと猫は肉食動物なのだということを考えてあげてください。猫はベジタリアンにはなれない動物なのです。

 

猫らしい生き方をしている11ぴきのねこたち

「11ぴきのねこ」という可愛らしい猫の絵本をご存知ですか?馬場のぼるさんのこの絵本シリーズは、ほのぼのした絵柄と、時々ちょっぴり悪いこともするけれどどこか憎めない11匹の猫たちの性格がとっても可愛らしいんです。

で、11ぴきのねこたち、最初はコロッケ屋さんを開いて商売をするのですが、おそらくあんまり肉が入っていないであろうそのコロッケ(ジャガイモの描写しかありません)はだんだん売れ残るようになり、売れ残りを食べていたねこたちは飽きてしまい「あー、鳥の丸焼きが食べたい」と嘆きます。

またシリーズ最終巻になると、ねこたちは色々な武器を持って山バトを狩りに出かけます。猫らしい本来の姿ですよね。

 

 

恐竜の子どもと仲良くなった猫たちは、リンゴをプレゼントされて喜ぶのですが(作者の馬場のぼるさんは青森出身だからリンゴなのかも!)代わりに魚を持っていかれてしまい「そんなとりかえっこはないよ~」と怒ります。

猫はやっぱり、魚のほうが大好きだということですよね…猫が食べるべきなのは、肉や魚なのでしょう。11ぴきのねこたちは、猫らしい生き方をしていると言えます。

 

まとめ:猫の体に合った食べ物をあげてください

猫は肉食動物なので、ヒト以上に糖質の過剰摂取には弱い生き物と言えます。人間の子どももそうですけど、飼われている猫は食べ物を自分で選ぶことができません。

だから、できる範囲で本来の食性に合った食べ物をあげてほしいなと思います。飼い主さんも猫も、ずっと仲良く長生きしたいですもんね♪

 

 

さすがに、肉ばかりあげるというわけにはいかないかもしれませんけど、穀物を混ぜていないキャットフードも販売されています。

そして、すでに糖尿病と診断されていて治療中の猫の食事を変更するときは、獣医さんによく相談して行ってくださいね。

 

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