糖質制限食よりもDASH食

DASH食ってなーんだ!?

dmネットワークを見ていると「食事療法の1位はDASH食・ ダイエットを成功させるコツ」というタイトルの記事が目に留まりました。

 

U.S.ニューズ・アンド・ワールドリポート誌は恒例の2018年食事ランキングを発表し、昨年第2位の「地中海食」と第1位の「DASH食」がともに総合第1位にランク付けされた。なお、DASH食は8年連続で総合第1位を獲得した。

 

へぇー…地中海食は知ってるけどDASH食ってよく分からないなと思ってググってみると、「果物、野菜、全粒穀物、低脂肪食品を充分に摂取する。制限するのは、砂糖で甘くした食品や飲料、肉の脂身やマーガリンなどの悪い油である。

…おい!!これってまさに、よっしーが22歳ごろからずーっと続けていた食生活そのまんまじゃないか…びっくりです!!あまりにもそのまんますぎて。

 

 

毎日果物を2単位ほど食べ、野菜400gとキノコ100gを食べるように心がけ(ノートに記録していた)、マーガリンとマヨネーズ禁止、主食は玄米。鶏の皮と豚肉の脂身は捨て、コーヒーに砂糖は入れない、そんな感じでした。

そうか、よっしーが実践していた食生活はDASH食というのか。でもね、この食生活だと確かに便秘知らずで体重も減ったけど、2型糖尿病にはしっかりなったのよね、よっしーの場合は。

おそらく、こういう食生活で極端に太ることは難しいと思うのですよ、玄米ってよく噛まないとのどに詰まりそうになるので、イヤでもよく噛むしかないし。

だからアメリカ人に多い「肥満が原因の2型糖尿病」の予防と改善にはいいかもしれないですね。でも、もともとそれほど太っていない人が多い日本人にも同じように効果があるかは、ちょっと疑問。

 

糖質制限についてはどうでしょう?

いっぽう、糖質制限については「急激な減量ができるものの、厳しい制限のある食生活はそうそう長く続けられるものではない」「厳しい制限は長続きしないと評価された」とかでランキング最下位だそうです。

これって「きちんとやれば確実に効果が出る方法だけど、ほとんどの人は継続できずにザセツしてしまう」という意味ですよね(;^_^A

確かに、アメリカのうーんと太った人たちがピザやパスタやパン、ポテトなんかをすべてやめられるとは思えません…そもそも、そういうものが大好きだからこそ極端に太ったのでしょうし。

 

 

日本人でも、かなり太っている人でパンやお米などの糖質食品が嫌いだという人は今まで1人も見たことがありませんからね~。彼らに糖質制限したら?と言っても、そりゃ無理でしょう。

周囲の人で、今でも十分スリムな人のほうが糖質制限に興味を示してあれこれ質問してきます。その逆に、かなり太めの人たちは…まず無理です。

まっ、よっしーだって、釜池豊秋先生の「糖質ゼロ食」は継続できずに挫折してしまいましたからね…そういう意味で「継続できる方法を選ぼう」というのはわかります。

パンやお米を食べるのが生きがいだと言う方に糖質制限しろということは出来ないですよね…

 

選択肢は色々あると思います♪

アメリカ糖尿病学会のいいところは、いくつかの食事療法を選択肢として認めているところなんですよね。

「僕は主食のない生活なんて絶対に考えられないので、飲み薬を何種類か飲んででも食べたい」と思う方はその方法を選べばいいですし、「インスリンや薬を使うよりも糖質制限するほうがいい」と思う方はそうすればいいんです。

当ブログを読んでくださっているみなさんの中にも「糖質制限がいいらしいのは分かるけど、自分にはどうしても無理」と思う方もいらっしゃるでしょう?

 

 

自分のできる範囲で、好きなようにやっていけばいいと思うんですよ。運動も組み合わせて、食後血糖値を目標の範囲内でおさめられているのなら

よっしーは父から糖尿病になりやすい遺伝子を受け継いだため、DASH食と筋トレでは2型糖尿病の発症を予防できませんでした。

でも、ご両親のどちらも糖尿病ではなく、なおかつ現在太っている方はDASH食にして食後に運動するだけでも血糖値を抑えることができるかもしれません。実際にやってみて食後血糖値を測定してみないとわかりませんけどね。

「2型糖尿病は不摂生が原因」なんて言われると正直ムカッときますが、不摂生が原因で発症した方のほうが、ちょっと生活を見直すだけで簡単に改善できるのかも…(;^_^A

 

効果測定は必ず行ってくださいね!

DASH食では全粒穀物(玄米、全粒粉のパンやパスタなど)を主食にしますが、よっしーのようにもともと血糖値が上がりやすい体質の人では、食後血糖値は白米ほどではなくてもかなり上がるかもしれません。

また、GIの低い食品は健常者には意味があるけれど、すでに糖尿病と診断されている方の場合はそれほど意味はない(どっちみち糖質の絶対量が多ければ血糖値はかなり上がる)とも言われますよね。

緑豆春雨では全く血糖値が上がらなかったよっしーのように、食べて血糖値を測ってみたら意外に上がらなくてラッキーということもあるでしょう。

 

 

逆に「えー!!テレビでこの食材は血糖値が上がりにくいと言ってたのに、こんなに上がるの?ショック…」ということもあるかもしれません。すべては測定してみないと分からないんですよね。

どんなに効果がある方法でも、継続できなければ意味がありません。継続することはとても大事です。

しかし「美味しくて継続できるけど、実はあんまり効果が無い…」なんてことが分かったら、残念です。100人中90人に効果がある方法でも、あなたが残りの10人の中に入るのであれば、あなたにとってはまったく意味がないことです。

どんな方法を選ぶとしても、その方法でしっかり効果が出ているかどうかを自分で確認してみることが大事なんですね。もちろん、良い点ばかりを並べた怪しげな健康食品の広告に騙されないことも、重要です♪

 

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