HbA1cが4.6なのに糖尿病?

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HbA1cが完全正常値なのにOGTTの結果が…

Yahoo!知恵袋を見ていて、気になる質問を見つけました。

 

細菌感染症と抗生物質等はHbA1c等血糖値関連数値にとんな影響与えますか?5/18のブ...
細菌感染症と抗生物質等はHbA1c等血糖値関連数値にとんな影響与えますか?5/18のブドウ糖負荷試験血糖値空腹時611h2342h178空腹時が低いのは食後13h、病院も混んでてか...

 

質問者の方は経口ブドウ糖負荷試験を受けて、空腹時血糖値61・1時間後血糖値234・2時間後血糖値178と言う結果が出たそうです。しかしHbA1cは4.6と完全正常値なのになぜ?と。

じつは、次のような公式を使って、HbA1cの数値から過去1~2か月ぐらいの平均血糖値を知ることができます。

推定平均血糖値(mg/dl)=28.7×HbA1c(%)-46.7

上の式に当てはめると、この方の過去1~2か月の平均血糖値は28.7×4.6-46.7≒85.3ということになります。

 

 

この方の場合、空腹時血糖値がやや低すぎるような気もしますが、それにしてもHbA1cの数値は完全なる正常値です。

もっとも考えられるのは、この方が「ごく最近糖尿病(まだ境界型?)を発症したばかり」ということです。

…じつはHbA1c4.6というのが勘違いで、本当は5.6だったという可能性もゼロではないですが(;´・ω・)

 

私も最初はHbA1c4.8だった

よっしーが初めて妊娠糖尿病と診断されたとき、Hba1cは4.8でした。どうやら、それまでは糖尿病ではなかったようですね。

もともと糖尿病になりやすい体質を持っているがまだ糖尿病を発症していなかった女性が妊娠すると、胎盤から出るホルモンの影響でインスリンの効きが悪くなり、妊娠糖尿病になります。

 

 

糖尿病を発症したばかりの頃は、HbA1cはまだ高い数値にはならないと思います。あくまでも、過去1~2か月の血糖値の平均ですからね。

ただ、何らかの疾患があると、実際よりもHbA1cが低い値に出ることがあるそうです。逆に実際よりも高い値になることもあります。

どの程度の影響があるのかは分かりませんけど、このあたりも頭に入れておくといいですね。

 

HbA1cが正常値でも今すぐ生活を改善するべき

質問者の方はHbA1cだけ見れば完全に正常値で、空腹時血糖値も低いです。ただし空腹時血糖値がやや低すぎることを考えても、これは糖尿病の初期段階で高血糖の後に血糖値が下がりすぎている状態が心配されます。

通常、健常者であれば、いつ測定しても血糖値が200を超えることはないはずです。

 

 

この方はジムで水泳や筋トレをなさっているようですが、食事でやや糖質を摂りすぎていると書いていらっしゃいます。

今なら、まだ努力すれば完全な正常型に戻ることも可能な時期だと思います。

みなさんも、健康診断などでHbA1cが正常値だからと言って油断しないように気を付けてくださいね。




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血糖値の日内変動とは

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血糖値は1日の中でも変動しています

血糖値は、1日の中で常に変動しています(日内変動)。

それはモノを食べるからじゃないかと思われるかもしれません。確かに、糖質を食べると血糖値は上がります。

でも、それでは何も食べていない時は朝食前も昼食前も夕食前も寝る前も血糖値はいつも同じなのかと言うと、決してそうではないのです。

 

 

よっしーは朝起きた時が1日の中でもっとも血糖値が高く(めったに2ケタにならない)、夕方にもっとも低くなります。運動してもしなくても、これは変わりません。

夜中に起きて血糖測定してみたところ、深夜2時の時点では血糖値は寝る前と変わらず、その後わずか3時間ほどの間に上昇していることが分かったんです。

 

ホルモンが原因?

上のグラフはSBクリエィティブオンライン様からお借りしました。

明け方から起床時間にかけて、体は朝の活動に備えてコルチゾールと言うホルモンを大量に分泌させます。

コルチゾールは体を目覚めさせ、またストレスが多い時にも多く分泌されるホルモンですが、コルチゾールには血糖値を上げる働きもあるので、早朝から起床時にかけては血糖値が上がりやすくなってしまうのです。

健常者であればインスリンを多く分泌して血糖値の上昇を防げますけど、糖尿病患者、ことにインスリン注射をしていない患者の場合は朝の血糖値が高くなりがちなのです。

その他の時間帯は大丈夫でも、朝の血糖値上昇に対応するにはちょっぴりインスリン基礎分泌の量が足りない…ということですね。

 

朝の血糖値上昇にどう対応したらいいか

では、この朝の血糖値上昇(暁現象と言います)に対応するにはどうしたらいいでしょうか。

よっしーは以前、朝の血糖値が高かったので焦って30分ジョギングしてみたのですが、逆に血糖値が30も上がって大ショックでした。午後に同じジョギングをすると血糖値が下がるのに!

また、朝起きてすぐの食事は、糖質量以上に血糖値が上がりやすいこともわかりました。かといって朝食を完全に抜いてしまうと、昼食を食べたときに血糖値が上がりやすくなるような気がするので、朝はほんのちょっぴりだけ(ベビーチーズ1個、ゆでたまご1個程度)食べてお茶を濁しています。

その後、子供たちが登校した後にまた軽食しますが、この頃になると血糖値はもう落ち着いています。

 

 

 

寝る前にメトホルミンという薬を飲むことで朝の血糖値が下がったという方もいらっしゃいましたが、メトホルミンの薬物動態を考えると、寝る前に飲んでも朝まで効果がどれほど継続するかはちょっと分からないです。アメリカには効果が長く続く徐放剤があるらしいですけどね。

寝る前に高強度の筋トレをしてみたこともありますが、翌朝、めちゃ筋肉痛になっただけで血糖値は全く変わっていませんでした。むしろ高め?

カステーラ氏によると、むしろ筋肉痛が残るような運動をした翌日には朝の血糖値が高めになる傾向があるようです。

糖質の多いものを食べて血糖値が上がった場合は運動すれば下がりますけど、そうではない理由で血糖値が上がっているときは、何をしてもムダなのでおとなしく過ごすのがいいと思います…

朝の数時間だけ少々血糖値が上がったとしても、他の時間帯が低ければHbA1c5%台は達成できますしね。

 

 

いま現在太っている方は、ダイエットすれば全部の時間帯でインスリンの効きが良くなりますので朝の血糖値もいくらか改善すると思います。

インスリン注射を寝る前に打っていた頃は、朝の血糖値が80ぐらいのこともありました。インスリンを打てば血糖値は確実に下がりますけど、デメリットを考えると、よっしーはそのためにインスリンを打ちたいとは思いません。

もちろん、1型の方が絶対に必要な量のインスリンを注射することは必要ですし、それは健常者の基礎分泌と変わらないのです。問題は、必要ない人までがインスリンを打つことです。

 

個人差ももちろんあります

朝の血糖値が高めになる糖尿病患者は多いですが、昼食後と夕食後で血糖値が上がりやすいのはどちらか等、血糖値の変動パターンには個人差があるようです。

自分のパターンを知っておけば、運動をする時間帯を決めるのにも役立つでしょう。

 

 

たとえば、早朝コルチゾールが大量に分泌されている時間帯は筋肉の合成が抑制され筋肉が分解しやすくなっているので、この時間帯に筋トレは避けるべきです。

チャンスがあるなら、CGM(持続血糖測定)を行ってみるのもいいですね。

 




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女性と妊娠と糖尿病

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妊娠は大きな試練…

日本の若い女性は諸外国と比べても痩せている人が多いのですが、それでも妊娠すると約1割もの妊婦さんが「妊娠糖尿病」になります。

妊娠糖尿病は、それまで糖尿病ではなかった女性が妊娠して胎盤から出るホルモンがインスリンの効きを悪くすることで生じる耐糖能異常です。

産後は元に戻ることが多いですが、妊娠糖尿病を経験した女性がいずれ2型糖尿病になる確率はそうではない女性の7倍以上です。

じつは、よっしーも妊娠糖尿病経験者です。たいしたことはなかったので特にインスリンなどの治療はしなかったわけですが。

 

 

子供が申し訳なさそうに「お母さん、私を産んだから糖尿病になったんじゃないの?ごめんね」と言ったことがあるのですが、子供を産んだから糖尿病になったのではなく、もともと糖尿病になりやすい体質の私だからこそ妊娠糖尿病になったのでしょう。

ホルモンによりインスリンの効きが悪くなっても、すい臓が強い人はそれに見合うだけのインスリンを分泌して調整できますからね…

 

妊娠糖尿病経験者はその後も注意しましょう

妊娠糖尿病になるということは、糖尿病になりやすい体質を生まれつき持っているということです。また、糖尿病になりやすい体質は高い確率で子供に遺伝すると言われています。

1型糖尿病は誰にでも突然発症する可能性がありますが、2型糖尿病は遺伝とのかかわりが深いとされています。

だから妊娠糖尿病を経験した女性は、産後「あーこれで好きなものを好きなだけ食べまくってやるわっっ♪」と思うでしょうけど、母子ともに食生活に気を付けてくださいね。

また、特に女の子をお持ちのお母さんは「将来、かわいい娘が自分と同じ思いをするのではないか…」ととても心配になると思います。

 



 

確かに何も考えずに普通に食べていれば同じことを繰り返してしまうかもしれませんが、産婦人科医の宗田哲男先生のクリニックでは、1度目の妊娠が妊娠糖尿病でも2度目は糖質制限食を実践して妊娠糖尿病にならずに普通に出産できた患者さんたちがいらっしゃるそうですよ。

「妊娠すると妊娠糖尿病になるのは仕方がない」と思うかもしれませんが、農耕が開始される前の大昔の人間や野生動物がこんなに高い確率で妊娠糖尿病になるとは思えません。

原因は、みんなが当たり前だと思っている現代の食生活にあるのかも…?

 

糖尿病の女性がこれから妊娠を考えている場合は?

よっしーは妊娠してから耐糖能異常になりましたが、すでに糖尿病と診断されている若い女性がこれから子供を産みたいと思うことだってあるでしょう。

血糖コントロールが悪い状態で妊娠すると、赤ちゃんに異常が出やすくなったり、妊娠中に網膜症や腎症が悪化するなど母体にも良くないことが起こりやすくなるので、必ずコントロールをきちんとしてから医師の許可を得て妊娠するようにしてください。

ただし妊婦さんの糖質制限については、まだまだ理解のある医師はほとんどいないのが現状です。よっしーの糖質制限を容認してくれている糖尿病内科の主治医も、以前別の受け持ち患者さんが妊娠した時には、糖質制限に大反対したそうですよ。

 

 

…その女性は糖質制限を続け、結局インスリンなしで何ごともなく健康な赤ちゃんを出産なさったそうですが(*´艸`*)うーん、会ってみたい!

⇒日本糖質制限医療推進協会 提携医療機関リスト

妊婦さんの場合は、各種栄養素(糖質以外!)や摂取カロリーが不足しないようにしなければいけないため、自己流の糖質制限だと確かに良くない場合があると思います。千葉の方であれば、宗田医師の指導を受けられるのですけどね。

自分でよく考えて、何ごとも自己責任で体調と相談しながら血糖コントロールを行ってくださいね。

 

 




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