インスリン注射の副作用

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インスリン注射は正義の味方?


インスリン注射が発明されたおかげで、1型糖尿病の方が生き延びることができるようになりました。なぜなら、インスリンがまったく分泌されないと人は生きていけないからです。 この発明は大変喜ばしいことです。

しかし、インスリン注射は劇薬であり、そして副作用の可能性もあることについてきちんと認識した上で使わないといけません。

以下は、持効型インスリンとして広く使用されているランタス注ソロスターの添付文書より引用しました。みなさんは、これらの副作用のうち、どこまで説明を受けましたか?

低血糖 
アナフィラキシーショック
・過敏症 
・じんましん
・かゆみ
・肝機能異常
糖尿病網膜症の顕在化又は増悪 
・注射部位の発赤、腫脹、炎症、リポディストロフィー(皮下脂肪の萎縮・肥厚等)、 浮腫、疼痛、硬結
・ナトリウム貯留  
・浮腫

低血糖やアナフィラキシーショックは、命に関わる大問題です。
糖尿病網膜症の顕在化・憎悪というのは、大きな問題ですよ。

「インスリンで血糖コントロールして目の合併症を防ぎましょう」と言われたのに、逆にインスリンを使用したことによって網膜症が出てくるなんて、シャレになりません。


(表はメディマグ様より引用)

クスリにはリスクもある


現代医学の発展が、多くの人の命を救いました。
薬やインスリンが、たくさんの人を助けているのは間違いありません。
その恩恵は忘れてはいけません。

ただし、全てのクスリにはリスクがあります
ギャグではありませんよ…

そのリスクをきちんと知った上で、自分には本当にそれが必要なのかどうか、他に方法はないのか考えてみる。
どうしても使わないといけない人は、どんな付き合い方が良いのかを考えてみることが大事じゃないでしょうか。

2型糖尿病患者にインスリン注射は必要か

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糖尿病のいろいろ

糖尿病といっても、実はいろいろな種類があります。
日本人の糖尿病は、95%が2型糖尿病

これはインスリンの効きが悪かったり、インスリンの分泌が減ってしまったために血糖値が高くなります。肥満、生活習慣の他、遺伝(もともとの体質)もかかわっています。

1型糖尿病は、主に自己免疫によって起こります。
自分の体が自分のすい臓のベータ細胞を破壊してしまうので、インスリンが少量しか出なかったり、急激にまったく出なくなることもあります。

 

 

その他、妊娠してインスリンの効きが悪くなって一時的に糖尿病状態になることがあり、妊娠糖尿病と呼ばれます。

他の病気があって、その病気のせいで二次的に糖尿病になる場合や、薬の影響でなるもの、遺伝子の異常により起こる糖尿病もあります。

1型糖尿病でインスリンがほとんど分泌されない方は、生きていくためにインスリン注射が欠かせません。インスリンは、まったく分泌されないと生きていくことができないからです。

しかし2型糖尿病の場合はどうでしょうか?
食事療法・運動療法・経口血糖降下薬でも血糖コントロールがうまくいかない場合は、インスリン注射を勧められることがあるそうですが…

 

インスリンは少量で済むほうがいい

 

インスリンは絶対に必要なホルモンですが、体内に多く存在しすぎると動脈硬化・ガン・認知症・肥満などのリスクを増加させることが明らかになっています。

それは注射だろうと自己分泌のインスリンだろうと同じです。

高インスリン血症が糖尿病合併症の原因になっていると考える医師もいらっしゃいます。

「血糖値が下がらないからインスリンを打てばよい」というのは、とても危険な考えです。

どうしても出せない方は別ですが、ある程度インスリンを出す能力が残っている2型糖尿病では

「糖質オフな食事でインスリンの必要量を減らすこと」
「肥満の人は痩せて、インスリンの効きを良くすること」
「運動して血糖を消費し、インスリンの効きを良くすること」
「メトグルコなどの薬でインスリンの効きを良くすること」

なるべく少量のインスリンで済ませるためには、このような方針になるでしょう。

インスリンの効きが良いということは、少しの量のインスリンで足りるということです。

 

あなたにも注射は必要ですか?

インスリン注射の発明は、1型糖尿病患者の命を救いました。
それはとても素晴らしいことです。

2型糖尿病であっても、糖尿病性ケトアシドーシスなど緊急時にはどうしてもインスリンで血糖値をコントロールしてあげないといけません。

しかし、中には、インスリン注射を打たなくてもいいのに打っている人もかなりいるのではないでしょうか…インスリンが副作用が何もない正義のヒーローであれば問題はないんですけどね…

 

 

いま現在2型糖尿病でインスリン注射をしている人は、食事の糖質を見直すだけでインスリン注射を減らしたり、完全にやめられる人さえいます。

1型糖尿病の方も、インスリン量を減らせると低血糖になる危険性を減らすことができます。

ただしその調整は、糖質制限をよく理解している医師の指示のもとで慎重に行わなければいけません。

高血糖と「妊娠」

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12%の妊婦が妊娠糖尿病になる

今回は、特に女性の皆さんに知っておいてほしいお話です。

妊娠すると、それまで糖尿病と診断されたことがなかった人でも、血糖値が高くなることがあります。これが妊娠糖尿病です。
妊婦の12%が妊娠糖尿病と診断されます。かなり多いですよね。

その原因としては、胎盤から出るホルモンがインスリンと拮抗する働きを持つためだったり、妊娠中はインスリンの効きが悪くなるためではないかとされています。

妊娠したからと言って「赤ちゃんの分も食べなくては!」と食べ過ぎて急激に太った場合も、もちろん妊娠糖尿病にかかりやすくなります。

 

 

また、妊娠糖尿病とは違い、もともと糖尿病だった女性が妊娠した場合は「糖尿病合併妊娠」です。この場合、妊娠中には経口血糖薬を使用できないのに血糖値は上がりやすくなっているので一般的にはインスリン注射をすることになると思います。

合併症がある場合、妊娠中に悪化しやすいので細心の注意が必要です。

日本人の若い女性は諸外国と比べても痩せている人が多いのに、12%もの妊婦が妊娠糖尿病になってしまうのは、驚きですね。

 

どうやって妊婦の血糖値をコントロールするのか

症状が軽い場合は「分食」といって、1度に食べる量を少なくして食事の回数を増やし、食後血糖値を上がりにくくするそうです。
それで不十分であれば、インスリン注射をすることになります。

それで何か問題点はないのでしょうか?

分食や散歩などの軽い運動によって上手に血糖コントロールが出来ればいいのですが、中にはそれだけではうまくコントロールできない方がどうしてもいるそうです。
それではインスリン注射をすればいいじゃないかと思われるでしょうね。

 

 

インスリン分泌量が絶対的に足りない1型糖尿病の方と違い、妊娠糖尿病は「インスリンはきちんと分泌されているけど、効きが良くない」状態です。
インスリンの効きを良くするような飲み薬は、日本では妊娠中は普通は使用しません。

それで、インスリンは分泌されているのにさらに体外から注射でインスリンを大量に補うことになります。

体内を大量のインスリンが循環している状態は、長期間続くとガン・認知症・肥満・動脈硬化などのリスクが増すので好ましくないことがすでに分かってきています。

妊娠期間は短いので、そのぐらいならいいだろうと思いますが、やはり「肥満」は問題になってきます。妊娠中に太りすぎることは出産にも悪影響ですし、太りたくないからと言って食事量を減らしてしまうと、赤ちゃんの発育に影響が出ます。

 

妊婦と糖質制限食

産婦人科医の宗田哲男先生の患者さんで、妊娠糖尿病や糖尿病合併妊娠でありながらインスリン注射をすることなく、糖質制限食で管理して健康な赤ちゃんを産むことができた方がたくさんいらっしゃいます。

 

 

宗田先生は著書の中で産婦人科の医師ならではの考察をしていらっしゃいます。

なるほど、確かに、ほとんどの妊婦さんは太っていないのに12%もの方が妊娠糖尿病になってしまうのは異常事態です。

肉や魚をきちんと食べていれば、健康な妊婦は低血糖にはなりません。
低血糖にならないということは、おなかの赤ちゃんにも必要な糖はちゃんと届いているということですよね。

もし「どうしてもパンが食べたい、お米が食べたい、主食が食べられない人生なんて意味がない!」と言うのならインスリン注射をするといいと思います。

 

 

しかし、妊娠糖尿病になるということは、その女性が糖尿病にかかりやすい体質だということ。

残念なことですが、産後に正常値に戻ったとしても、妊娠糖尿病を経験した女性が数年後~、2型糖尿病になる確率は、そうでない女性と比べるとかなり高いんです。

妊娠糖尿病をきっかけに、ずっと糖尿病に怯えるような人生を送りたくないと思うのであれば、糖質制限のことをよく理解している医師に相談の上、糖質を摂りすぎない食事で血糖コントロールをしていくのが自分にとっても赤ちゃんにとっても良いのではないでしょうか。

下の画像は、宗田マタニティクリニックで患者さんに出されている食事です。画像はHPから引用させていただきました。
デザートまでついて、とても美味しそうですね♪

 

 

 

妊婦が糖質制限食をすると危険?

「妊婦が糖質制限をすると赤ちゃんが育たない!」と言う人がいますが、妊婦さんの中にはつわりが重くて、妊娠後期までまともに食べることができない人もいます。

しかしそれでも「赤ちゃんに優先的に栄養が行くから、大丈夫よ」なんて言われますよね?

つわりでろくに食べられなくても大丈夫なのに、正しい糖質制限食でおかずをしっかりと食べているのに赤ちゃんが育たないというようなことがあるわけがないですよね…

まぁ、何をどれだけ食べていても、病気が原因で赤ちゃんが十分に育たないことは不幸にしてあるわけですけど…

 

 

そのあたりがどうしても不安な方は、宗田先生の著書をじっくりとお読みになることをお勧めします。机上の空論ではなく、実際に産婦人科医として多数の妊婦さんを診てこられた実績に支えられた内容ですから。

ただしよく調べずに聞きかじりで実行するのは、とても危険です。
主治医にも、きちんと話すべきだと思います。

妊婦さんであれば、通常の場合以上にカロリーもビタミンミネラルなども必要になります。
知識のないまま適当に実行して体調を崩すことのないように、くれぐれも気をつけましょう。