たけしの本当は怖い家庭の医学・忘れられないトラウマ回

目のアップ

ものすごく怖かった回がありました…

昔、朝日放送で「最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学」というテレビ番組を放送していたことをみなさん覚えていらっしゃいますか?

ビートたけしさん出演のこの番組、怖いなぁと思いつつ毎回楽しみに観ていました。「く~る~、きっとくる~♪きっとくる~♪」うわぁぁぁ!!

よっしー、ずっと忘れられないトラウマになっていた回があります。それは2005年5月24日に放送された「本当は怖い早食い~蝕まれたスクリーン~」です。

 

 夫婦で定食屋を営むO・Nさん(35歳・男性)の生活は、最近、夕食をたっぷり食べても数時間経つとお腹がすいてしまい、また食べるという日々。やけに空腹感を感じるようになってきました。暑い厨房で一日中働けば、お腹がすくのも当然。健康な証拠とさえ思っていたO・Nさんだったが、やがて眼の中に黒いものがちらついたり、物が歪んで見えるように。もともと近視の彼は、そうした現象が視力の低下によるものだと思い込んでいたが・・・。

 

 

 

糖尿人のみなさんなら、何となくいやーな予感がしますよね?そう、O・Nさんは糖尿病網膜症だったのです。子供の頃から早食いで、ご飯をかきこむように食べていたそうです。

自分が糖尿病であることにすら気付かず(自営業なので健康診断を受ける機会があまりなかった?)、目の異常の発見が遅れたため、ある日目の前が真っ赤になりました。

結局、治療の甲斐なく、その男性は両方の目を失明してしまったそうです…糖尿病の自覚すらないままで…

 

にゃご
えぇぇぇ!!あまりにも気の毒すぎるよ…どうしてこんなことになってしまったんだろう!?

よっしー
糖尿病ってね、ちょっとぐらい血糖値が高くても自覚症状が分かりにくいものなのよ…よっしーもこの男性と同じ運命をたどっていた可能性があったわ!!

 

怖いけれどどこか他人事だと思っていたかも

放送当時、よっしーは上の子を産んで妊娠糖尿病もすっかり治り(妊娠糖尿病って、産後は何もしなくても治っちゃう人がほとんどなのです)、毎日楽しく過ごしていました。

この番組を見て「まぁ…なんて怖いの…お気の毒に」と思いましたが、まさか自分もそうなるかもしれないとまでは思っていなかった気がします。

人間って、自分の身に降りかかってくるまでは根拠もなく自分は大丈夫と思ってしまいがちです…決して他人事ではなかったのにね。

 

 

この患者さんは35歳。若い人の場合、糖尿病網膜症の進行が速い傾向があるそうです。そして若い方の場合、先の人生が長いのでますます気を付けてコントロールしていかないといけないんですよね。

また、よっしーのように単純網膜症の段階だと血糖コントロールだけで自然に治る可能性が高いですが、ある程度以上悪化してしまうと、あとは何をしても完全に治すことはできないとか。

レーザー治療なども、それ以上視力を悪化させないためにやるのであって、「治る」わけではないそうです。だからこそ、少しでも早く対策を始めないといけないんですよね。

 

糖尿病患者はいろいろな目の病気にかかりやすいです

糖尿病患者に起きる目の異常は糖尿病網膜症だけではありません。糖尿病患者はこの他、緑内障や白内障なども健常者より高い確率でかかります。

白内障は手術で視力を回復することができますが、緑内障はだんだん目の神経が押しつぶされてしまい、少しずつ見える範囲が狭くなっていき、最終的には失明してしまいます。

 

 

糖尿病網膜症と緑内障は、後天的に失明する原因のトップを占めています。だから糖尿病患者は目の健康に気を付ける必要があるんです。

なんといっても、糖尿病網膜症と緑内障のどちらにもかかる可能性が高いのですから…!よっしーは緑内障とは言われていませんが、眼圧が高かったので目薬で眼圧を下げています。

特に自覚症状はなかったので、たまたま眼科で指摘されなかったらそのままにしていたかもしれません。恐ろしいことです…!!

 

糖尿病網膜症のある方は医師の指示を守って

糖尿病網膜症がある方は、激しい運動を行うと眼底出血することがあるので必ず医師の指示を守ってください。

特に、網膜症の病状が進んでいる方・レーザー治療を受けてから半年以内の方は運動は禁忌だそうです。無理はいけません。

糖尿病ではない健康な若い方ですら、高強度の筋トレでいきんだ後にバルサルバ網膜症になり眼底出血することがあるのですから!!

 

上の表と解説は糖尿病ネットワーク様のサイトからお借りしました。

 

糖尿病網膜症だけではなく、糖尿病腎症や糖尿病神経障害がある方も運動制限がある場合があるので、主治医の指示に従ってください。

糖尿病に運動がいいからと言ってやたらと運動を勧めているサイトもありますので、くれぐれも自分の体と相談して気を付けてくださいね。

健康な方の糖尿病予防のための運動と、すでに糖尿病を発症していて合併症も出てしまっている場合の運動療法は同じではありません。

万一無理をしてあなたに何かあっても、運動を勧めた人たちは誰も責任を取ってくれませんから…

 

にゃご
よっしーも危ないところだったな。目は大事にしていきたいな!

よっしー
目が見えなくなるということは、とても悲しいこと。みなさん本当に気を付けていただきたいと思います。

 

♪よろしければこちらも併せてお読みください♪
→糖尿病の怖さをイマイチ分かっていない方に読ませたい過去記事まとめ(クリックで記事へ)

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