あなたの血糖値、本当~に大丈夫?
このブログを読んでくださっている方の多くはすでに糖尿病と診断されているか、または糖尿病予備軍、ご家族に糖尿病患者さんがいらっしゃる方だと思います。
でもそこらへんを歩いている一般の方をつかまえて「あなたの血糖値は大丈夫ですか?」と質問してみたら、どうでしょう?
「会社の健康診断で正常値だったから大丈夫」「何にも自覚症状もないし」「オレ元気だから何ともない」という声が聞こえてきそうです。
でも糖尿病の初期段階では空腹時血糖値は完全に正常値である場合も多いですし、食後にちょっとばかり血糖値が上がっても、たぶん自覚症状ってほとんどないです…せいぜい、食後に眠くなるぐらいかも?
健康診断ではまだ異常なしとされる値でも、実はかなりヤバいことだってあるんです💦診断の基準をもうちょっと厳しくしてもいいと思うのですが…
そして、すでに糖尿病と診断されて治療している2型糖尿病患者さんの中にはほとんど自己血糖測定を行わない方もいらっしゃいますよね。
自己血糖測定には費用もかかりますし「あんまり測定するとストレスがたまるから」という気持ちもわかります。しかし、現実を知っておかないと大変なことになるかもしれませんよ💦
血糖値が高い時って自覚症状があまりないのか?
ものすごーく高い数値でもない限り、自覚症状は分かりにくい方が多いと思うわ。
ちょっとぐらい血糖値が高くても痛くも痒くもない!
よっしーも2型糖尿病患者の一人ですが、はっきりいって血糖値が200以下では全く何の自覚症状もありませんよ。たまに外食して血糖値を測ってみると、あらあら、びっくり!なんてこともあります。
普段は「痛くも痒くもない」のが糖尿病なんです。ある2型糖尿病の方はおにぎり2個食べて血糖値が440になったそうですが、さほど自覚症状はなかったそうです。。
先日はテレビの『ザ!世界仰天ニュース』でグレート義太夫さんが糖尿病体験を語っていらっしゃいましたが、彼が一時治療を中断してしまったのも、糖質を食べて高血糖になっても痛くも痒くもなかったのでつい…だそうですね💦
血糖値が高いというだけで何らかの症状が出るとすれば、食後の眠気の他はのどの渇きや頻尿ぐらいでしょうか。でもそれは慢性的に相当高い血糖値が続いて初めて起こることだと思います。
つまり何らかの自覚症状が現れてきた時にはかなりヤバい状態になってしまっているということです。「何も自覚症状が無いから大丈夫」と考えてはいけません。
痛くも痒くもない高血糖をそのまま放置すると、とうとう糖尿病合併症が出てきてしまいます。たとえば目の合併症である糖尿病網膜症は大変怖いです💦
ときどき自己血糖測定をしてみよう
血糖値がちょっとばかり上がっても何とも感じないからこそ、自己血糖測定が大事です。痛くも痒くもない食後高血糖ですが、血糖値が180を超えたあたりから血管内皮にキズがつきます。
しょっちゅうそんなことを繰り返していると、どんどん動脈硬化が進行していくのです。動脈硬化は、糖尿病の前段階からすこーしずつ進行しているので、油断は禁物ですね。
「あなたは糖尿病ですよ、治療を始めましょう」とはっきりと診断されたときには、もうある程度動脈硬化が進行していると思ってください。特に2型糖尿病の方はそうです💦
「お菓子やジュースは体に悪いけど、ご飯やイモは消化吸収がゆっくりだからきっと大丈夫だろう」と思っている方は、試しに運動を一切しないで食後1時間の血糖値を測定してみてください…きっと、想像以上に上がっているのでビックリしますよ!!
自己血糖測定は誰でもできますし、とても便利です。自己血糖測定器を購入し、焼き芋を食べて血糖測定をしてみたらものすごく高くて「私は糖尿病予備軍だったのか…」と気が付いた方もいらっしゃいます。
事実を知ることはショックかもしれませんが、自覚症状が何もないままどんどん病気が進行していくことを思えば、まだ間に合ううちに気が付くことができたのはすごくラッキーだったと思いますね。
「自分は血糖値を測らなくても今この瞬間の血糖値を正確に当てることができる」という方はいらっしゃらないと思います。だからこそ、測ってみることが大事なんですね♪
血糖値が高くても自分では分かりにくいからこそ、測ってみないといけないんだね。
どういうものを食べてどれぐらい血糖値が上がるのか知っておかないとね。