糖尿病が世界を滅ぼす…かも!?
国際糖尿病連合(IDF)の発表によると、世界の糖尿病人口は爆発的に増え続けていて、2015年の糖尿病有病者数は4億1500万人なのだそうです。
これは大変な数ですよね。先進国だけではなく、発展途上国でも糖尿病患者は増えています。
糖尿病患者の数が多いことももちろん問題です。
しかしまずいことに、アメリカの調査で成人の糖尿病患者の4人に1人は自分が糖尿病であることを知らないそうです。
また、収入や教育レベルが低く、農村地域に暮らす人で糖尿病と糖尿病予備軍の発症率が特に高いことがわかったそうです。
これはアメリカだけの問題ではないと思います。
貧しさゆえに肉をあまり買えず、安価な糖質ばかりでお腹を満たそうとすれば、糖尿病のリスクは上がりますよね。
糖質中心の食生活のほうが糖尿病にならないと主張する方たちもいますが、ではどうしてこのような結果になるのでしょう?農村の方は、主食や野菜はしっかり食べているはず。
よっしーもお米大好きでしたが糖尿病になりました。
日本でも、スーパーで高齢者が安いパンやおにぎりばかりを買う光景はよく見かけます…
仕方がないと思いつつ、何とかならないのだろうかと思いますよね。
自覚がないことは恐ろしいこと…
糖尿病であっても、自分が糖尿病だと気が付いていない患者が4人にひとりというのは驚きました。
たとえばよっしーたちが糖質制限ダイエットをしているのを見て「ふーん、糖尿病の人って大変ねぇ」なんて言いながらお菓子をかじっている人も実は…なんてこともあり得るのですよね。
空腹時血糖値は正常で、食後だけ血糖値が跳ね上がる(=血糖値スパイク)タイプの人はそのまま放っておくと数年後に糖尿病になる可能性が高いですが、その段階では普通の健康診断では引っかからないことが多いので、気をつけないといけませんね。
研究では、現在4億1500万人の糖尿病患者は2040年には6億4200万人になるのではないかと予測されています。
「自分だけは関係ない」と言い切れる人が、どれだけいるでしょうか。
糖尿病が世界を滅ぼした…なんてことにならないようにしなければいけませんよね。