妊娠糖尿病でも大丈夫!ママは赤ちゃんのために頑張っているんだから。

赤ちゃんを抱っこするママ

妊娠中につけていたマタニティダイアリーを読み返してみる

よっしーは父と弟が2型糖尿病で、小学生の時に父がまず発症したので自分なりに気を付けていたのですが20代半ばで長男を妊娠すると妊娠糖尿病になりました。

その体験はこれまでも当ブログで何度か書いてきましたが、長男と次男の妊娠中にそれぞれ毎日つけていたマタニティダイアリーを久しぶりに読み返してみることにします。

当時は何も知識がなく、ただ産婦人科医に言われたことをひたすら守って頑張っていたことがよく分かります。

長男を妊娠したとき、初期の血液検査では何も異常はなかったです。「ピーナツを食べすぎた」「焼き肉を食べたから太りそう」など、カロリーのことをすごく気にしていたようです💦

妊娠6か月(23週)の時にOGTT(経口ブドウ糖負荷試験)を受けました。確かその少し前に空腹時血糖値が110で「父が糖尿病です」と医師に告げるとOGTTを受けることになったんです。

 

 

そして翌週妊娠糖尿病と診断され「ショックだけど気を付ければ大丈夫と言われた、産後は治る可能性が高いみたい、食事を腹八分目に減らして頑張ろう」と書かれていました。

その後もカロリーの事ばかり気にして、糖質に関してはまったく気を付けていなかったのが分かる記述が続きます。

「今日はいつもの玄米が届く日」「お土産の梨がおいしいな」「自分で作ったカレーは最高に美味しい」などなど…尿糖も出ず、妊娠糖尿病のことはあれっきり妊婦健診でも何も言われていなかったようですね。

そして胎児の推定体重がやや多いのは、夫が長身なので夫に似たんだろうということで私も医師もあまり気にしていなかったみたい。長男は首にへその緒が2重に巻いていて逆子だったので帝王切開で3634gで生まれました。

 

にゃご
妊娠糖尿病であまり指導も受けなかったけど、長男くんは元気に生まれたんだね。

よっしー
たぶんあの時はたいしたことなかったのね。

 

次男の妊娠中はどうだった?

長男は特に出産時トラブルもなく、出産後12日目に行ったOGTTでは正常型だったのでほっとひと安心した私。

長男は母乳オンリーで育てたのですが、「しっかりご飯を食べないと母乳が出ないよ」と祖母から言われてご飯を多めに食べていました。

長男の時、妊娠糖尿病と判明したら「うちでは出産を引き受けられません。このまま妊婦健診には通っていただけますが、出産は大きい病院にしてください」と言われたんです。

それで次男を妊娠した時は、長男を産んだ総合病院の産婦人科に最初から通いました。当時まだ1歳の長男の世話をしながらの妊婦生活はなかなか大変だったです💦

 

 

妊娠3か月(10週)の時、午前10時から妊婦健診で血液検査を受けたのですが、この時は異常がなかったようです。

長男の時よりもつわりがきつく、妊娠4か月の終わりまで食べたものをかなり嘔吐してしまったりして「その割には体重が減らない、不思議だ」と書かれています。

妊娠中期までは耐糖能異常について健診では何も指摘されなかったようです。前回の妊娠が妊娠糖尿病だったことはカルテにも書かれているはずですが、尿糖が出なかったせいか?

しかし妊娠9か月(35週)の健診で初めて「胎児が大きいです」と言われ、臨月(36週)の時ようやく「HbA1c6.2(現在の基準に直すと6.6ぐらい)で妊娠糖尿病です」と言われました💦8か月までは胎児の推定体重や頭の大きさなどは標準だったんです。

 

 

その時同じ病院の内科に1回だけ回されましたが、もうすでに臨月に入っていたせいなのかどうか分かりませんがインスリン注射などの話はなく、ただカロリーに気を付けろと…

当時のよっしーは糖質について何も知らないので、ただカロリーの高そうなおかずを控えてなるべく歩くぐらいしかできなかったです。

予定帝王切開で生まれた次男は4452gもある巨大児で、産声を3回あげたかと思うと呼吸ができなくなり、全身真っ黒に…そして小児科の先生があわてて手術室に駆け込んできました。

次男は人工呼吸器を装着して、それから1か月間NICUのお世話になりました…今では標準体重ど真ん中の元気な小学6年生です。

 

医師が気付いてくれないのはとても怖いことです

長男妊娠中は、妊娠糖尿病の程度はきっとそれほどひどくなかったのでしょう(OGTTで1時間後184、2時間後146、HbA1c4.8)。

だから医師も「カロリーに気を付けて体重増加しすぎないように」としか言ってくれなかったのかも。かなり努力して、体重は6kgしか増えませんでした。

しかし次男の時は、おそらく妊娠中期にはすでに妊娠糖尿病になっていたはずで長男の時より重症だったと思うのですが、どういうわけか健診ではスルーされてしまいました。

医師がようやく異変に気付いたときにはもう手遅れで、出産が間近に迫っていました…つまり妊娠糖尿病を治療せずにほったらかしたということになったわけです、結果的に。

 

 

たぶん、妊婦健診はいつも10時からの予約で、そのぐらいの時間帯だと朝食後に高血糖になったとしても尿糖は出ないのでしょう。それで医師もなかなか気付かなかったのでしょうね。

最近では昔よりも妊娠糖尿病と診断される基準が厳しくなっているので、早くから診断されてインスリン注射と自己血糖測定を行っている妊婦さんが多いですね。

みなさんはとても辛いと思いますが、今はこうやってきちんと診断されて対処することができるのでとても幸せなんです。

よっしーのように、医師が妊娠糖尿病に気付いてくれずに妊娠後期までそのまま放置されてしまったら…赤ちゃんがとても苦しい思いをすることになるのですから。

 

大丈夫!ママの頑張りは赤ちゃんのためになります♪

よっしーの次男が巨大児として生まれ、呼吸がうまく出来ずにNICU送りになったのは妊娠糖尿病に気付かずにまったく血糖コントロールができていなかったせいです。

前回の妊娠が妊娠糖尿病だったので、早い段階でOGTTをしてくれていればあんなことにならなかったのに…と思いますが、今さらあの医師を責めても仕方がありません。

妊娠糖尿病と診断されて頑張っているママたちはきっと辛いでしょうし、生まれてくる赤ちゃんが将来糖尿病になるのでは?などと考えるときっと気持ちも落ち込むと思います。

でも、糖尿病になりやすい体質は確かに遺伝しますが、ただ糖質の処理が下手な体質というだけなので糖質に気を付けていれば何も困ったことは起こりません。

よっしーは糖尿病になった時「父の遺伝でこうなった」と父を恨むような気持ちになったことがありましたが、今はそんな気持ちはまったくありません。

 

 

生まれてきたおかげで夫や息子たちにも会えたし、こうしてブログを書いたり、毎日いろいろ楽しいことができるのですから。

むしろ「私は糖尿病体質じゃないから」と油断して糖質を食べすぎてもっと恐ろしい別の病気になる人たちはたくさんいます。そのほうが危険じゃないでしょうか?

妊娠糖尿病でも、きちんと管理していれば赤ちゃんは元気に生まれてきますし、これをきっかけとして親子で健康的な食事を心がければいいんです♪

そして世間一般で言われている「健康的な食事」は糖尿病体質の人たちには必ずしも当てはまらないということを忘れずにいましょうね。

 

にゃご
きちんと診断されて血糖値をコントロールしていれば大丈夫だぞ。

よっしー
今の妊婦さんは私みたいな悲惨な目に遭うことは無いと思うわ。みなさん、血糖コントロールを頑張ってね♪

♪よろしければ併せてお読みください♪
→妊娠糖尿病または糖尿病合併妊娠の妊婦さん向けの過去記事まとめ

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