甘いもの依存の恐怖!砂糖が血糖値と感情を乱高下させた結果…

糖質をやけ食いする女性

重度の砂糖依存症、甘いもの中毒の女性

よっしーはもともと、ケーキなどの甘いものは「あれば食べるけどわざわざ買ってきて食べるほどではない」程度でした。

しかし糖尿病または糖尿病予備軍のみなさんの中には、スイーツが好きで好きでたまらない方もいらっしゃるのでは?

昨夜の『ザ!世界仰天ニュース』で取り上げられていたのは「甘い物中毒」「砂糖依存症」に陥った女性です。

彼女はコンニャクと野菜しか食べないダイエットで体重が30kg台の痩せすぎ体型になったのですが、いただきもののドーナツを食べてすっかりハマってしまったんですって。

 

 

それ以来、仕事中も頭の中は「早く帰って甘いものを食べたい!!」毎晩スーパーで菓子パンやケーキなどを買い込み、家族に隠れて自室やトイレにこもって食べまくる日々。

やがて仕事中もこっそりポケットに菓子パンを隠して食べたり、休憩時間に喫茶店をハシゴしてケーキセットを食べまくるようになってしまいました。

電車の中では人目をはばからずドーナツを10個たいらげるようになり、甘いものを食べると一瞬元気になりますが時間が経つと疲れてだるくなってしまいます。

そして彼女は病院で検査を受け「砂糖依存症」と診断され、オーソモレキュラー療法の治療を受けて回復し、今では甘いもの依存が無くなったそうです。

 

にゃご
仕事中もこっそり菓子パンを食べるなんてちょっと驚きだな!仕事にも集中できなかったんじゃないのか?

よっしー
そうよねぇ、頭の中は甘いものを食べたいという欲求でいっぱいだったそうよ!

 

なぜ砂糖依存症で低血糖になるのでしょうか

番組で紹介されていた女性は、砂糖依存症による低血糖と言われていました。砂糖などの糖質を大量に摂取して血糖値が急激に上がると、その後逆に血糖値が下がりすぎてしまいます。

すい臓のベータ細胞はちょうどいいタイミングと量でインスリンを分泌することで血液中のブドウ糖の濃度を安定させています。

しかししょっちゅう糖質を過剰摂取していると、疲れ切ったすい臓は分泌するインスリンの量をうまくコントロール出来なくなり、必要以上に血糖値が下がってしまうこともあるわけです。

 

 

江部康二医師によれば、若い方や子供にも機能性低血糖は起こることがあるそうです。糖質で血糖値が急上昇した後で大量のインスリンが分泌されたり分泌のタイミングが遅れて低血糖になります。

そして、このようなことを頻繁に繰り返していると、とうとうガチの糖尿病になってしまう方も…だってすい臓のβ細胞を酷使しているわけですから💦

ガチ糖尿病になってしまうと、インスリン注射や薬を使わない限り低血糖になることは少ないですけど、食事を変えなければ血糖値は上がりっぱなしになってしまいますね。

 

砂糖だけが悪くて他の糖質はいいの?

番組では砂糖が特に依存性が強いから良くないと紹介していましたが、では他の糖質は良いのでしょうか?

砂糖の主成分はショ糖ですが、ショ糖はブドウ糖と果糖がくっついたものですよね。果糖は果物や清涼飲料水、調味料などに含まれています。

そしてお米などに含まれるデンプンも体内で最終的にブドウ糖になって吸収されますよね。甘くないから砂糖と違うと思ったら大間違いです。

 

 

糖尿病患者のみなさんは、ご飯150gを薬やインスリンなしで食べればかなり血糖値が上がるはずです…砂糖より少しは上がり方がマシな方もいるかもしれませんけど、やはり危険です。

ブドウ糖と果糖がくっついた砂糖に強い依存性がある以上、ご飯やパン、うどんなどの主食や果物の食べ過ぎにも同様に気を付けるべきなのは当然ですね。

よっしーはケーキなどはあまり食べない方でしたしコーヒーには砂糖を入れませんでしたが、ご飯は玄米をしっかり食べていて果物も毎日必ず食べていました…

 

糖質を食べると一瞬だけ元気になった気がするが…

先ほどの女性は、糖質依存症が悪化するにしたがって朝起きられなくなったり、ぼーっとして頭が回らなくて疲労感が強かったそうです。

なんと、夜中に手がけいれんしたこともあるんですって!寝る前に甘いものを食べた後、就寝中に低血糖を起こしたのでしょうね。

彼女は職場でも同僚たちから心配されるほど元気がありませんでしたが、トイレで菓子パンを食べた直後は元気になったそうです。

糖質を食べて幸せホルモンのセロトニンが分泌されて一瞬元気になっても、その後ぐったりと疲れ果ててしまうんですよね。

 

 

そしてこういう方は、甘いものを切らすとイライラして攻撃的になることがあります。昔よっしーの職場にもいたのでよく分かります💦

番組では「砂糖依存症の人は豚バラ肉を食べると良い」と紹介していました。肉の中でも脂質の多い肉は長時間満足感が続くので、甘い物を食べなくても平気になるんですね。

精神科医の藤川徳美先生も、摂食障害の患者さんたちに高タンパク低糖質食を勧めていらっしゃいます。生クリームやバターなどで脂質を摂取するとさらに良いとか。

この女性はコンニャクと野菜しか食べないダイエットを行っていました、そりゃタンパク質も脂質もビタミンやミネラルも不足して当然ですよね💦

 

 

鉄分不足の方は、体が糖質を分解してエネルギーを得る方法(効率が悪い)しか使えないため、糖質ばかり欲しくてたまらなくなってしまいます。

ダイエット中に避けがちな脂質の多い肉をシンプルな調理法でしっかりと食べることが、糖質依存を防いで血糖値も感情も安定させるカギではないでしょうか?

特に糖尿病または糖尿病予備軍のあなたは、まず糖質依存を解消することがとても重要な課題なのですから。

 

にゃご
糖質を減らすなんて絶対に無理!!と思っている人は糖質依存症かもしれないので、食生活を見直してみてほしいね。

よっしー
そうね、今のままだときっと苦しいだろうから…なんとか克服していかないとね。

 

Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.