若い女性に糖尿病は少ないと思われていますが…
よっしーはアラフォーの2型糖尿病患者です。20代で子供を授かった時に妊娠糖尿病になったのが最初のキッカケでしたが、おそらく30歳過ぎにはすでに糖尿病を発症していたものと思われます。
一般的に、閉経前の女性では女性ホルモンの作用によって生活習慣病の原因となる内臓脂肪がたまりにくいとされています。
内臓脂肪が適量であれば、脂肪細胞からアディポネクチンやレプチンなど、インスリンの働きを改善したり、中性脂肪を抑えたりする物質がしっかり放出され、糖尿病や動脈硬化などになりにくいとされます。
よっしーも糖尿病と診断される前、ジムに置いてあるインボディという機械で内臓脂肪量が正常値を上回ったことは1度もありませんでしたが、糖尿病になってしまいました。
通常、若い女性に糖尿病は少ないとされますが、私の場合はやはり遺伝でしょうね。運動していてもダイエットしていても、なる時はなります…
上のグラフはアサヒ飲料様のサイトからお借りしました。糖尿病に「男女差」はあるのでしょうか?
女性と妊娠と糖尿病
上のグラフを見ると、20代の男性の糖尿病はほぼゼロですね。でも同年代の女性には、わずかながら糖尿病の方がいます。
おそらく、もともと糖尿病になりやすい体質の女性は妊娠すると妊娠糖尿病になりやすく、産後はほとんどの人が治るとはいえ、中にはそのまま2型糖尿病に移行してしまう女性もいるからではないでしょうか?
30代~40代では男女差はほとんどなくなり、50代以降は男性の糖尿病患者がぐっと増えていることが分かりますよね。
女性は妊娠中に耐糖能異常になりやすいです。妊婦さんの8~10人にひとりが妊娠糖尿病になるそうです。しかも、産後正常値に戻ったとしても、将来2型糖尿病になる確率は7倍にもなります。
また、もともと糖尿病だった女性は血糖コントロールを良くしてからではないと妊娠の許可が下りませんし、妊娠中は飲んではいけない薬が多いので血糖コントロールは難易度が増します。
1型糖尿病患者で糖質制限食をなさっている管理栄養士のCocoroさんは、妊娠中でいらっしゃいます。彼女のブログはとても参考になりますよ。
そもそも糖尿病があってコントロールが良くないと、月経不順になりがちだったり、妊娠が成立しにくくなりがちです。
関係があるかどうか分かりませんが、よっしーも1度初期流産した経験があります。また、糖尿病と診断される前、月経周期が短くなったり逆に長くなったりと乱れがちでした。
これから妊娠出産を考えている糖尿病の女性の方は、気を付けてください。血糖コントロールが上手に出来ていれば、何ごともなく無事に出産できますよ。
千葉には、妊婦さんに糖質制限食を指導している宗田哲男先生がいらっしゃいます。
女性糖尿病患者はカンジダに注意!!
女性の糖尿病患者にありがちな症状として「カンジダ膣炎」があります。カンジダ菌は、皮膚や口の中、膣、消化器などにいる常在菌です。
健康な状態であれば発症しませんが、何らかの原因で免疫機能が低下しカンジダ菌が異常増殖すると、カンジダ膣炎を引き起こします。
症状としては、チーズのカスみたいな白いぼろぼろとしたおりものが出て、とにかくめちゃくちゃ痒いですΣ( ̄ロ ̄lll)!!!痒いといっても、市販の「フェミニーナ軟膏」では全く効果はありませんので、念のため。
買うならこちら↓です、間違えないように気を付けてくださいませ。
血糖値の高い状態が続くと、免疫力が低下しカンジダ菌の繁殖が盛んになります。そのため糖尿病の女性はカンジダ膣炎に気を付けなければいけません。
よっしーは妊娠中、カンジダ膣炎に何度かかかりました。当時はなぜだろうと思っていましたが、妊娠糖尿病だったことと関連があったのでしょうね。今はまったくカンジダにはなりません。
腸内環境が悪化するとカンジダ菌が繁殖しやすくなると言われますが、一般的に「腸に良い」とされる納豆やキムチ、ヨーグルトを毎日食べていてもカンジダになった私です。
これらをせっかく食べていても、ご飯を一緒に食べていたのが良くなかったんでしょうね。お気を付けください。
男性の糖尿病合併症・ED
あまり公の場(糖尿病教室など)では語られることがないのですが、男性の糖尿病患者さんの中で密かにEDに悩んでいる方は多いそうです。
下のグラフは糖尿病は食事で治る様のサイトからお借りしました。
糖尿病の男性では、健常者と比較してEDになる確率が何倍も多いそうなのですが、その原因は主に「神経障害」と「血流障害」です。
バーンスタイン医師の本にもEDに関して男性患者さんたちの体験談がけっこう載っています。
神経障害によるEDは、血糖値が改善すれば回復する可能性が高いそうです。ただ、血管が完全に閉塞してしまっている場合は、残念ながら難しいみたいです…
注射や手術という方法もあるみたいですが、やはり糖尿病が進行しないうちから血糖コントロールをきちんと行わなくてはいけませんね。
しかし、EDってとりあえず生命維持には支障がありませんし、医師にも話しにくいのではありませんか?医師も「EDはありませんか?」なんて患者さんに訊くのかしら?密かに困っている人がきっと多いと思います。何とかしなければ…
男女それぞれの悩み
糖尿病は、男女関係なく発症する病気です。しかし、男女それぞれの悩みがありますし、若い女性は自分が糖尿病だということを周囲に知られたくないと思う方が多いそうです。
まだまだ「糖尿病はメタボなおじさんがなる病気だ」というイメージがあったりしますからね…
まずは糖尿病について、正しく知ってほしいと思いますね。男女関係なく、糖尿病または予備軍になる方はとても多いのですから。