糖尿病患者でも食後血糖値が上がらないギリギリまで食べて大丈夫?

糖質制限で効果が出たのに徐々にやめてしまう?

糖尿病と診断されてビックリしてとりあえず糖質制限を試してみたら血糖値が良好になって嬉しい!という糖尿病患者さんは今ではかなり増えて来たんじゃないでしょうか?

よっしーのようにそのまま継続している方ももちろんたくさんいらっしゃいますが、中には「やっぱり私は普通に主食を食べたいのよねぇ」と思う方たちもかなりいらっしゃるはず。

それで糖質制限を解除しておそるおそる糖質摂取量を少しずつ増やしてみたら思いのほか血糖値は上がらなくて「なーんだ、やっぱりバランスの良い食事が大事なのね♪」なんてこと、あるあるですね?

 

 

↑昨夜のよっしーと水野雅登先生のやり取りです。普通に考えたら「糖質を減らして良い結果が出たんだから、そのまま継続すればいいじゃないか」と思いますが、そうでもないみたいね。

このごろ安田大サーカスのクロちゃんがせっかくHbA1c5.5になったのに油断しちゃったのかHbA1c7.5になってしまってとても心配です💦ここまで極端じゃなくても、同じような状態に陥っている方はきっといらっしゃる。

「糖尿病でも普通に糖質を食べたい」という気持ちはよく理解できます。しかし血糖値だけ見て「血糖値が正常範囲内なら健常者の人と同じだから大丈夫」と考えても問題ないのでしょうか?

 

にゃご
にゃご

糖尿病って血糖値が高くなる病気なんだから、食べても血糖値が上がらなければ大丈夫なんじゃないのか?

よっしー
よっしー

そう思うでしょ?実はそこが長期的には大いに問題だったりするのよ。まぁ聞いてちょうだい。

 

糖尿病患者には「余力」がない!

糖尿病である以上、どうしても「血糖値」ばかりに目が行きがちだと思います。もちろん、あなたが何かを食べて食後血糖値が爆上がりしてしまったら、残念ながらそれはあなたの糖質処理能力を超えているということ。

では「自分の糖質処理能力のギリギリ限界まで糖質を食べたい」という考えはどうなのでしょう?とにかくお米やうどんなどの糖質を食べたい方にとって、これは良いことのように思えますよね。

ここでちょっとウエイトリフティングに例えて話をします。下の絵の左の人と右の人、バーベルを挙げられているという点では同じに見えますよね。左の人は健常者で右の人は糖尿病患者だと思ってください。

同じものを食べても、健常者と糖尿病患者では意外にも食後血糖値は同じだったとします。このことを「バーベルをきちんと所定の高さまで持ち上げられた状態」だと思ってください。

 

 

左の健常者さんは涼しい表情です。じつはこの方、今持ち上げているバーベルの2倍や3倍の重さは余裕で持ち上げることが出来るんです。つまり「余力がまだまだある」状態です。

一方、右の糖尿病患者さんは今のウエイトがギリギリです。これよりちょっとでも重くなったら一気につぶれてしまいそうで、とても危なっかしい感じです💦

「自分の糖質処理能力の限界ギリギリまで糖質を食べる」というのはつまり、こういうことなんです。健常者の方の余裕たっぷりの状態と同じではないんですね。

ちなみに、右のような状態でなんとかウエイトを挙げられていた女性も、妊娠して一気にバーベルが重たくなるとつぶれます。これが妊娠糖尿病なんです。

 

長期的に耐えることが出来るかどうか考えて!

マッチョな方に「1日3回このバーベルを持ち上げて」と言ったら余裕でこなせるかもしれません。でもヒョロヒョロ体型の方にやらせると、気合いと根性で最初は何とかやれるかもしれませんが、そのうち倒れるかも💦

糖質に関しても同じで、すい臓のβ細胞が何も文句を言わずに頑張るのをいいことに彼らの能力ギリギリのきつい仕事をずーっとやらせ続けていたら、そのうち彼らは過労死してしまうかもしれませんよ。

生まれつきの素質を無視して「毎日鍛えていれば誰でもシュワルツェネッガーになれるのだ、なれない奴は努力が足りない」と言うのはあまりにも無理がありすぎます。

すい臓のβ細胞くんたちを過労死させないためには「ギリギリの仕事量」ではなく「ある程度余力を残せる程度の仕事量」に留めておくほうが安心だと思います。あなたならブラック企業で働きたくないでしょ!?

 

 

あなたが糖尿病と診断されたのは、何らかの形で「あなたの能力を超える仕事」を与えてしまったから。ちょっとばかり節制して調子が良くなったとしても、1度でも糖尿病と診断された人には「余力」はないのです。

β細胞は筋肉のように「鍛えれば鍛えるほど強くなる」という性質のものではありません。生まれつきアルコール分解酵素を持たない人がお酒を飲めないのと一緒です。

それにどうやら、エネルギーの30~40%を糖質から摂取する中途半端な食事(ロカボですらない、糖質制限とは言えない食事)がもっとも健康に良くないらしいことも分かってきています。

「糖尿病でも糖質を食べたい」という気持ちはよっしーにもすごく理解できるのですが、だからといってあまりに油断すると長期的には良くない結果になるかもしれないので、どうか気を付けてくださいね。

 

にゃご
にゃご

せっかく良くなったのに、調子に乗ってまたリバウンド…なんてことにならないようにな!

 

 

糖尿病患者の気持ち
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