健康体であれば糖質制限で低血糖にはならない
今朝、姉妹ブログに「糖質を食べなくても低血糖にならない理由」という記事を書きました。
もし、正しい糖質制限をしていて糖尿病薬やインスリン注射をまったく使用していないにも関わらず低血糖になった場合は、今まで気が付いていなかっただけで実は病気が…ということもあるので、注意が必要ですね。
以下のカルピンチョ先生のブログ記事をご参考に。
さて、3年前に糖質制限を開始してからは低血糖を起こすことなくコントロールできているよっしーです。
退院前に「必ずブドウ糖を用意しておいてね」と言われましたが、結局使うことはありませんでした。
でも、糖質制限を開始する前は、今思うとあれは低血糖だったんだな…ということが何度かあったんです。今回はそんなお話です。
激しい運動をした後、気分が悪くなった
よっしーは若いころからスポーツクラブで運動していました。
糖尿病と診断される前の年も、筋トレやスタジオプログラムに励んでいたのです。
ある時、食事からかなり時間が経った状態でスタジオプログラムに参加しました。痩せたかったので、アミノ酸入りの糖質を含んだゼリーだけを食べて参加しました。
60分間のスタジオプログラムは、かなり強度の高い激しい内容でした。終了後にシャワーを浴びていたとき、強い空腹感・吐き気・変な汗・動悸などの症状に襲われました。
その後、ちょっとしゃがみこんでいるうちに何とか良くなったので、何かフロントで買って食べて帰ったような記憶があります。
今思うとあれは低血糖ですよね。血糖値が正常値以下に下がらなくても、普段慢性的にかなり血糖値が高い糖尿人が急に血糖値が下がった場合、低血糖と言われる血糖値ではなくても低血糖の症状が出ることがあるんだそうです。
当時のよっしーの空腹時血糖値は200以上、食後血糖値にいたっては500はあったのではないかと主治医から後で言われましたからね…
普段血糖値が高い人が激しい運動を行って急に血糖値が下がるのは危険だと思いますね。
2度目の低血糖は糖尿病の教育入院中
2度目の低血糖は、糖尿病が発覚して教育入院をしているときのことでした。当時はまだ糖質制限はしていません。病院食を食べてインスリンを1日4回打ってました。
その日は糖尿病の検査があるので、朝食は抜きだったんです。で、主治医が来るのをずっと待っていたんですけど、外来が忙しいのか、10時を過ぎても主治医はなかなか病室に来てくれませんでした。
強烈な空腹感に襲われ「先生、まだぁ~!?」と思っているうちにとても気分が悪くなり、冷や汗とめまいがしました。
今なら、24時間断食をしても全然平気なんですけど、当時はちょっと食事がおあずけにされただけで低血糖を起こしたのかもしれません。
だから、普段大量に糖質を摂取している方がいきなり断食やストイックな糖質制限を始めると、最初に低血糖気味になることはあるかもしれないと思います。
糖質制限は危険?
「私は糖質制限を始めたら低血糖になった、だから糖質制限は危険だ!」とおっしゃる方は時々いらっしゃいます。
しかし、もしかしたらその方が何か病気をお持ちなのかもしれませんし、よっしーのように、それまで糖質依存症だった人がいきなり絶食をしたから…ということもあるかもしれません。
大事なのは「自分が失敗したからこの方法は誰にとってもダメに違いない」と決めつけないで、「何が原因か」「やり方に問題はなかったか」「どうすればよかったか」を冷静に考えることでしょう、なかなか難しいかもしれませんが…
低血糖はとても危険です!
先日、糖尿病教室で「運動や食事だけで低血糖になることはまずありません。低血糖を起こすのは糖尿病薬やインスリン注射を使っている方だけです」と医師がおっしゃっていました。
しかし、普通に糖質を摂取していて血糖コントロールが良くない場合、薬やインスリン注射なしでも低血糖になることはあり得ます。よっしーは身をもって体験しましたから。
それでも、インスリンを打ちすぎた時ほど重度の低血糖にはならないかもしれません。インスリンを大量に打ちすぎた場合は、最悪、命の危険もあります。とても危険なことです。
インスリン注射をなさっている方は、どうかくれぐれも気を付けてくださいね。