経済的な理由で糖尿病の治療を受けられない

アメリカの悲しい現状

2015年の米国疾病予防管理センター(CDC)の国民・健康調査によると、糖尿病と診断された45~64歳の患者のうち、過去1年間に医療機関での診療頻度を減らしたり、遅らせたことのある患者は18.8%だそうです。

糖尿病以外の病気で同じように受診を減らしたり遅らせた患者は、その半分程度だそうです。

つまり、特に糖尿病患者において、医療費の負担はかなり重いと思われているのではないでしょうか?

病院の受診頻度を減らすだけではなく、薬を飲まなかったり、処方せんをもらっても薬局で薬を受け取らない患者もかなりいるそうです。

確かに糖尿病の飲み薬の中には、かなり高価なものもありますよね。

低所得者ほど糖尿病のリスクが高い

またアメリカでも日本でも「所得が少ない人ほど糖尿病のリスクが高い」という調査結果が出ています。

食費にお金をかけられないので、安価な「糖質中心の食品」ばかりでお腹を満たすので肥満や糖尿病を発症しやすくなります。

そして発症した後も、経済的な理由できちんと糖尿病治療を受けることが出来ないのです。

これは、何とかしなければいけない悪循環であり、深刻な社会問題と言えますよね。

同じ糖尿病患者でも、インスリン注射や経口血糖降下薬を複数使用している場合と何も処方されていない場合では、医療費にかなりの差が出ます。

前者は毎月1万5千円以上はかかるでしょうし、後者は3か月に1度、2千円前後の診察代だけで済むでしょう。

糖尿病が悪化して合併症が進行すると、糖尿病内科の診察代や薬代以外にも眼科、腎臓内科など多額の医療費がかかります

良い食事はお金がかかるかもしれないが

糖質制限食を行うと、2型糖尿病患者の場合はインスリン注射や薬を減らせることがほとんどです。完全にやめられる人もいます。
1型糖尿病の場合も、インスリン注射の量を減らすことができます。

糖質制限食は食費がかかるから私にはできない!という声もチラホラ聞きます。

確かに、1斤78円の食パンが半額に値引きされて売られていたり、コロッケが5つ100円で売られていたりすると「なんて安いんだろう」と思いますし、どんなに工夫して頑張ってもそこまで食費をセーブすることは難しいかもしれません。

しかし、糖尿病合併症が進行した場合にどれだけの医療費がかかるのか…
もちろんお金だけの問題ではありません。後でどんなに後悔しても、失われた視力や腎機能は戻ってきません

お金がないから、体に悪いと分かっていながら糖質ばかりを食べ、糖尿病になっても治療も出来ない…そんな悲しい現状を知り、なんとかしていきたいものですね。

これはアメリカだけの問題ではありませんから。

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