この方法でいいのか?迷いが生じる方は多い
よっしーはもともと玄米を中心とした「バランスの良い和食」で運動もしていて2型糖尿病を発症したので、「これまでの食事は自分には合わないのだ」とイヤでも認めざるを得ませんでした。
マイタケや玉ねぎ、ヨーグルト等の「神食材」も自分には無力だったんです。特にマイタケは3年ぐらい続けていてお腹の調子も良いと感じていただけに大ショックでした💦今ではもう食べていません…
今まで正しいと思っていた食事を否定することは、ある意味、フィットネス指導者としての自分のキャリアをも否定することになるわけですけど、あの状況でそんなことにこだわってはいられませんでした。
「糖質制限は今までの食事とは真逆な食事だけど、これに賭けてみるしかない」と思って、主治医に相談して始めてみたら思いのほかうまくいったのでそのまま続けています。
でも、中には「糖質制限を始めてみたけど、私の糖尿病は軽症だし、そこまでしなくてもいいんじゃないかしら」とか「大好きな甘いものを我慢するぐらいなら、食べて薬を飲むほうがいい」と思う方も。
いいんじゃないでしょうか?どんな食事療法も、メリットとデメリットをきちんと知った上で選択するのは各自の自由なわけですから…
ずっと健康的だと信じてきた食事なのに、実はそうではなかったというのはショックだな。
だって糖尿病と診断される前は、自分の血糖値を測ってみたことなんて1度もなかったんだもの💦
「わたし、糖質を食べても痩せてます!!」
糖質制限に関するニュースはどうしてもコメント欄が荒れやすいようです。今はもう消されちゃったのですが、ある糖質制限ドクターの記事がYahoo!ニュースに掲載された時、やはりコメント欄は大荒れでした💦
コメントの内容は「私は糖質食べてますけど太ってないですけど!」とか「私は糖質制限で体調を崩しました」「糖質制限で減るのは筋肉だけだ!」とか、そういう内容が目立ちましたね。
全体的に「糖質を食べてるけど太ってないです」という意見が多くて、単にダイエットの観点からしか語られていないコメントが多いなと思いました。
また同じ糖尿病患者でも軽症の方はちょっと食事を減らすだけで容易に血糖コントロールができる場合もあります。暴飲暴食が原因だった方は特にそうです。
糖尿病のことをよく知っている方なら、2型糖尿病患者が太った方ばかりではないことはご存じのはずです。遺伝的にインスリン分泌能力が低い方は、むしろ痩せている方も多いです。
糖尿病患者が糖質制限をするのは単に痩せるためではなく(カロリーを極度に制限して運動しまくると早く痩せます💦)正しい糖質制限を行っていれば筋肉が減ることもないんですけど…
ただ、糖質制限で体調を崩す方は実際にいらっしゃるかもしれません。先天的な病気の他、肝臓がかなり悪くなっていて「糖新生」がきちんと行えずに低血糖になる方もいらっしゃるそうです。
全ての人に絶対的に正しい方法は存在しないのでは?
糖質制限がどうしても合わない人や続けられない人は必ずいます。糖質を大量に摂取していると糖尿病になってしまう人、いわゆるバランスのいい食事ではなかなか痩せられない人が存在するのも事実です。
いいじゃないですか、これまで1つの方法しかないとされてきたのが、別の方法が提示されたことで新たに救われる人が出てきたんですから。
よっしーは、自分がうまくいっているなら、他の人が何をしていようと別に気にならないですね。あなたはあなた、私は私、ってなモンです。
逆に不思議に思うのですが、自分がとてもうまくいっているはずの人が自分と違う方法を100%否定したくてしょうがない状態って、いったいどうなってるの?何か困ることでもあるのかしら?
みんな、自分に合う方法が見つかるまでいろいろやってみればいいし、他の人を否定しなくってもいいんですよ。何かの商売をしている人は別かもしれませんけど…
江部康二先生は「すべての糖尿病患者が糖質制限すべし!他の方法は一切認めない!」とおっしゃったことはないですよね。あくまでも、選択肢のひとつとして正式に認めてほしいと。
食へのこだわりはある意味「宗教的」だと思う
糖質を食べるか食べないかだけの問題ではなく、「食」へのこだわり、価値観ってある意味宗教的なものかもしれないと思います。宗教上の理由で特定の食生活を送っている方々もいらっしゃいますが、今回はそれとはまた別の話です。
食の価値観が合わない人と結婚するとなかなか大変だと言われますし、誰かが自分と違う食の価値観を持っていると、自分の価値観を否定されたような気持ちになって怒りだす人もいるんだろうなと思います。
あなたが自分と食の価値観が合わない人に何かイヤミなことを言われて腹が立ったら『ああ、この人は個人的にそう思うと言うだけの話なんだ』と思って軽く流しましょう♪
たぶん、その人はものすごいカリスマ性を持った人でも神様でもないんですから。糖質制限の中でもいろいろな「流派」みたいなものがありますけど、よっしーはどの流派にもつきません。面倒くさいし、自分で良いと思った点を取り入れたいので。
自分のやり方だけが正しい、少しでも違う方法は絶対認めない!こんなふうに思ってしまった方たちは非常に攻撃的になります。人それぞれ病気の状態もライフスタイルも違うのですから、こうならないようにしたいですね。
そして、他人に押し付けるのもいけませんし、やりたくないと思う人は自分は黙ってやらなければいいだけだと思います。わざわざ、その方法でうまくいっている人たちにケチをつけなくてもいいじゃないですか?
迷ったらいったんやめてみるのもいい
糖質制限をやってみたけどやっぱり合わないかも…と思った方は、1度やめてみればいいんじゃないでしょうか?そんなの、個人の自由ですから。
ただ、何らかの理由で自分に合わなかったからといって延々と「糖質制限は危険!危険!」とそればかり言っている方を見かけるとちょっと残念な気持ちになります💦
ピーナッツアレルギーの方が「あのピーナッツで私は死にかけた!だからピーナッツはダメだ!みんなも食べてはいけない!」というようなものかな。
よっしーはカロリー制限食では血糖値をコントロールできませんでしたが、自分には合わないだけなので合う人は別にそれでいいと思っていますよ♪
糖尿病または糖尿病予備軍のあなたがどんな食事療法を選択するかはあなたの自由ですし、自分の自由を主張するということは他者の自由をも尊重するということです。
迷ったらいったんやめてみてもいいですし、またやりたくなったら再開すればいいんです。すべてはあなたが自分で決めていいことなのですから。ただ、主治医の先生には相談してくださいね。
何もかも自分の自由なんだから、よく考えて好きなようにやればいいんだよね。
糖質制限する場合は必ず勉強してから行って欲しいけど、細かいことは自分の好きなようにすればいいのね。