みかんで血糖値は下がるの?上がるの?
クリスマスが終わると、もうすっかりお正月準備モードになりますね。おせちの準備とか、少しずつやらなきゃ…アーモンド入りの田作りは、去年すごく好評だったので今年も作ろうと思います。
さて、よっしーが想像していた以上にみなさん、「みかんで血糖値が下がるの?」「みかんで血糖値が上がるんじゃないか?」などと気にされているみたいです。
だって、コタツに入ってみかんを食べたい季節ですもんね♪
以前みかんを食べて血糖値を測定してみたので過去記事を読んでいただくとして、今回はみかんのような「体にいい」「血糖値を下げるらしい」成分を含む食品についてお話したいと思います。
血糖値に良いかもしれないモノはいろいろあります
糖尿病の予防や改善に役立つかもしれないと言われているものはたくさんあります。マンガン、クロム、リン、カリウム、亜鉛などのミネラルはインスリンの糖代謝作用を助けますし、大量のビタミンDが血糖値の改善に効果があるという研究もあります。
また糖尿病患者ではマグネシウムやビタミンCが不足している傾向があるそうですし、糖質を多く摂取しているとビタミンB群が多く消費されるそうです。
みかんに多く含まれるβクリプトキサンチンは、細胞の中で起きる炎症を鎮めてインスリン感受性を改善する効果が期待できるそうです。
カカオに含まれるカカオポリフェノールにはインスリン感受性を改善する効果があり、紅茶に多い紅茶ポリフェノールには一緒に食べた糖質による血糖値の上昇を抑制する効果があるそうです。
酢玉ねぎやキャベツ、黒ニンニクが血糖値にいい、なんていう話も聞きますね。
その他、ゴーヤに含まれる苦味成分のモモルデシンやチャランチンなどにはインスリンと似た効果があるとか、食前に酢を飲むと食後血糖値の上昇を抑制するとか、もう本当に「これが血糖値にいい!」と言われる食品は山のようにあるんですよね。
血糖値を下げる成分だけ含まれているわけではない
これらの成分に果たしてどこまで血糖値を下げる効果があるかはともかく、気を付けてほしいのは「食品には血糖値を下げる成分だけが含まれているわけではない」ということです。
たとえば、みかんにはβクリプトキサンチンという「インスリン感受性をUPする成分」が含まれていますが、糖質(ショ糖・果糖・ブドウ糖)もしっかり含まれています。
だから結局、血糖値は上がっちゃうんですよね、先日の実験通り。昔のみかんは現在のものほど甘くなかったでしょうけど、今では品種改良されてすごく甘く美味しくなっていますからね…
フルーツに含まれる果糖は、中性脂肪になりやすく、ブドウ糖よりもはるかにAGEs(最終糖化産物)を作りやすく、動脈硬化を進行させます。糖尿人は特に、果糖には気を付けたほうがいいと思います。
みかんに限りませんが、「血糖値に良い成分」と一緒に「血糖値に良くない成分」も同時に含まれている食品は多いため、良かれと思ってあれこれ食べてもかえって血糖値は…ということもあり得ます。
血糖値に良い成分だけを集めてサプリにすると?
では、血糖値に良いとされる成分だけを集めてサプリにしたらいいんじゃないかと思うでしょう。よっしーは以前、iHerbで「血糖値にいいサプリ」を購入してみたことがあります。
それは血糖値に効くとされる成分を色々詰め込んであるのですが、残念ながら特に効果は実感できなかったのでリピートはしませんでした。
でも、日本のやたら高価なサプリを買うぐらいなら、iHerbのサプリを1度試してみるのは悪くないかもしれませんね。アメリカでは、日本よりもずっとサプリに関しては基準が厳しいですから。購入者のレビューも読むことができますしね。
ただ、あまり過剰な期待はしないほうがいいと思います(;^_^A
インスリン感受性を改善したいのなら、肥満の方はまず標準体重まで痩せる。出来る範囲で運動もして、タバコを吸っている方は禁煙することが大事です。
みかんやチョコレートのような「血糖値に良い成分も含まれているけど糖質も含む」食品は特に、量を考えて食べましょう♪