まず血糖測定器を用意しよう
さて、血糖値のことをいろいろ心配しても、まず自己血糖測定器を用意して、どんな時に自分の血糖値がどのぐらい変動するのか分かるようにしなければいけません。
だって、自分の血糖値がいまこの瞬間、いくつか体感で正確に当てられる人がいますか?…よっしーには無理です。血糖値を測らずに血糖値について語ることは出来ませんよね。
糖尿病でインスリン注射をしている方は、病院で血糖測定器は借りていると思います。
しかしインスリンを注射していない糖尿病の方でも、糖尿病ではない方でも、誰でも自由に血糖測定器を買うことができるんですよ。
楽天市場やアマゾン、そこらへんのドラッグストアでも販売しています(ドラッグストアには、あまり品揃えがないみたいです)。
日本語で注文することが出来る商品で、1回の測定にかかるコストがもっとも安いと思うのは韓国製のケアセンスNです。
ケアセンスNは1回あたり45円で測定ができ、しかも病院で測った数値とほぼ一緒でした。よっしーの場合は。
ケアセンスN用のセンサーチップは、ニプロケアファストC用のセンサーチップとして使用することが可能だそうです。安いのでぜひ活用してみてくださいね。
案外痛くはない…
自分の指に針を刺して血を取るなんて怖いと思われるかもしれませんが、案外平気ですよ。1型糖尿病の小さなお子さんなんて、自分で日に何度も測定しているぐらいですし…一瞬ちくっとする程度です。
測定に必要なのは「測定器本体」「測定器用センサーチップ」「穿刺器具(指をさす道具)」「穿刺器具用の針(ランセット)」です。
消毒綿などは、どうしても必要と言うわけではないと思います。水道水で洗ってティッシュで拭くだけという方も多いので…実は、よっしーも自宅で測定するときは消毒していないです。
説明書をよく読み、測定します。
このとき、血液の量が足りないとエラーになることがあるので気を付けてください。センサーチップがもったいないです。
また、果物や菓子、ジュースなどを触った手をよく洗わないで測定すると、実際より高い値が出ることがあります。
センサーと針は消耗品なので、蓋のある空き缶やびんなどに捨てます。糖尿病で通院している方は院内に捨てる場所があると思います。
そうでない方は、ごみとしての出し方は自治体の決まりに従ってください。
いつ血糖値を測定するか?
糖尿病の方は、朝起きた時の他に自分で必要だと思うタイミングで測ってみてください。空腹時の血糖値は70~110が基準ですが、100を超えているとやや高めということで注意が必要だそうです。
「糖尿病ではないけれど血糖値スパイクが心配…糖尿病予備軍ではないのか?」
「どんなものを食べると血糖値が上がりやすいのか気になる…」
そんな方は、食後1時間(食べ終わってから1時間ではなく、食べ始めた時刻から数えて1時間後)に測定してみてください。
健康体であれば、何をどれだけ食べても食後の血糖値が150を超えることはあまりありません。そして血糖値が180ぐらいになると、尿に糖も出てきますし、血管内皮にキズが付くとされています。
もし血糖値が200ぐらいか、それ以上にまで上がってしまったら、残念ながらあなたはすでに糖尿病か、糖尿病になりかけています。
糖尿病の初期は「食後高血糖」があり「空腹時血糖値」は正常であることが多いため、会社の健康診断では見逃されてしまうんですよ。
食後高血糖の段階で食事の糖質に気を付ければ、それ以上糖尿病が進行することはありません。中には、完全に正常型に戻る方もいらっしゃいます。
しかし、そのままほったらかして、とうとう空腹時血糖値まで高くなってしまうと、もう何をしても治ることはないです。早めに気付くことが大事ですね。
なお、感染の問題があるので、血糖測定の際の穿刺器具は他人と共用しないようにお願いいたします。たとえ穿刺針を毎回とりかえるとしても、絶対に共用はしないでくださいね。