医師が太っていたら患者たちは納得がいかないよね
2型糖尿病は遺伝とかかわりが深い病気なので、痩せていても大食いじゃなくても発症する人は若い頃から発症してしまう病気です。
そしてどんなに甘いものを食べたり太っていても一向に糖尿病になる様子がない人たちもいます。ああ、なんて人生は不公平であることか💦
さて2型糖尿病のみなさん、もし病院の先生があなたよりうんと太っていて甘いものを食べまくりだとしたら、あなたはその医師から食生活を注意されたらどう思いますか?
上の漫画のフトシ先生(仮名)の体験は実話なんですけど、さすがに先生はものすごくショックだったそうで、それをきっかけに糖質制限とジム通いを始めたんですって。
子供は正直ですけど、大人の2型糖尿病患者だって口には出さないだけで内心「おめーにそんなこと言われたくねーよ!」ってこと、ありますよね💦
よっしーの主治医はちょうど標準ど真ん中の体型で、他の糖尿病内科の医師たちも太っていません。でも病院の廊下では、メタボ体型の医師や看護師をたまに見かけます。。
太ったお医者さんから食生活をあれこれ言われるなんて耐えられないな!
まったくね。自分がたまたま糖尿病じゃないからって上から目線で言われたくないわよね💦
医師たちは不健康な生活になりがち?
科にもよるんでしょうけど、基本的に医師たちは夜勤があったり、長時間座りっぱなしだったり、ストレスが多かったりしてあまり健康的な生活とは言えないのでは?
フトシ先生は「病院の食堂は糖質ばかりでオレの食えるものがない…」と嘆いていらっしゃいましたが、確かにその通りでした。肉単品なんてメニューに無いんですよね💦
よっしーはいつも13時に糖尿病内科へ行くんですが、売店に行けば菓子パンと甘いミルクティーなどを買っている医師や看護師のみなさんをよく見かけます。
激しい肉体労働をしている方ならともかく、ほぼ座って作業をするんだからそんなにたくさん糖質を摂らなくてもいいのではありませんかね。
もちろんジムに通う先生方も多いんですけど、ジムに行かない時に食べた糖質はモロに血糖値を上げます…これはフィットネスインストラクターだったよっしーが糖尿病になった原因でもあります💦
2014年に日経メディカルOnlineさんが医師2286人を対象に持病に関するアンケート調査を行ったところ、何らかの持病がある医師は67.6%だったそうです。
そのうち糖尿病は151人と、アンケートに回答した医師のうち6.6%が該当するということになります。糖尿病予備軍の医師はきっともっと多いでしょう…
患者も医師も健康になりましょう♪
漫画のレンくんのように「デブの医師から食生活についてあれこれ注意されたくない」というのは当然の気持ちです。
また逆にパサパサで痩せすぎの管理栄養士さんも見たことがありますけど「糖質制限すると栄養のバランスが心配…」なんて言う前にまずお肉をもうちょっと召し上がったほうがいいのでは?と思ってしまいました💦
まぁあまりにも自分の健康やスタイルに自信がありすぎて「糖尿病患者はみんな自己管理が出来てないのよ!」などと断言しちゃうような医師もそれはそれでイヤですけどね。
いま現在糖尿病ではない医師たちも、いずれ糖尿病を発症する可能性があります。江部康二先生や宗田哲男先生は2型糖尿病患者でもある医師です。
どうか2型糖尿病患者の辛い気持ちを理解していただけたらなぁと思います。そして患者たちには「バランスよく食べましょう」とおっしゃっておきながらSNSの投稿がスイーツばかりだと、患者としては複雑💦
フトシ先生のように何かのきっかけで健康的な食生活に目覚める医師もきっとたくさんいらっしゃると思います。病院がもっと糖質制限しやすい場所になるといいですよね、患者のためだけではなく医師たちのためにも。
お医者さんたちも2型糖尿病になることがあるんだから他人事と思わずに気を付けてほしいね。
そうよ、運動不足に食生活にストレスに不規則な生活、と良くない要素が揃っているんだものね。