インスリン注射の副作用

インスリン注射は正義の味方?


インスリン注射が発明されたおかげで、1型糖尿病の方が生き延びることができるようになりました。なぜなら、インスリンがまったく分泌されないと人は生きていけないからです。 この発明は大変喜ばしいことです。

しかし、インスリン注射は劇薬であり、そして副作用の可能性もあることについてきちんと認識した上で使わないといけません。

以下は、持効型インスリンとして広く使用されているランタス注ソロスターの添付文書より引用しました。みなさんは、これらの副作用のうち、どこまで説明を受けましたか?

低血糖 
アナフィラキシーショック
・過敏症 
・じんましん
・かゆみ
・肝機能異常
糖尿病網膜症の顕在化又は増悪 
・注射部位の発赤、腫脹、炎症、リポディストロフィー(皮下脂肪の萎縮・肥厚等)、 浮腫、疼痛、硬結
・ナトリウム貯留  
・浮腫

低血糖やアナフィラキシーショックは、命に関わる大問題です。
糖尿病網膜症の顕在化・憎悪というのは、大きな問題ですよ。

「インスリンで血糖コントロールして目の合併症を防ぎましょう」と言われたのに、逆にインスリンを使用したことによって網膜症が出てくるなんて、シャレになりません。


(表はメディマグ様より引用)

クスリにはリスクもある


現代医学の発展が、多くの人の命を救いました。
薬やインスリンが、たくさんの人を助けているのは間違いありません。
その恩恵は忘れてはいけません。

ただし、全てのクスリにはリスクがあります
ギャグではありませんよ…

そのリスクをきちんと知った上で、自分には本当にそれが必要なのかどうか、他に方法はないのか考えてみる。
どうしても使わないといけない人は、どんな付き合い方が良いのかを考えてみることが大事じゃないでしょうか。

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