病院へ行かない糖尿病患者たち!いったいなぜ病院へ行かないの?

糖尿病をほったらかしてると大変なことになりますよ

現在の日本の糖尿病患者のうち、病院で治療を受けている人は76.6%だそうです。これは4人中3人ということになりますね。

ただしこれは糖尿病患者全体の話で、40代の男性に限って言えば治療を受けている人は51.5%しかいないそうです!

また、いったん病院に通い始めても、1年後には何らかの理由で通院をやめてしまう人が1割だそうです…

 

 

通院をやめてしまう理由としては「仕事(学業)のため、忙しい」(24.6%)、「医療費が経済的に負担」(15.8%)、「体調が良い」(10.5%)、「今通院しなくても大丈夫だと思う」(7.0%)だそう。

「忙しい」←いや、そんなこと言ってる場合じゃないでしょう!下手すりゃ大変なことになるよ!?

「医療費が経済的に負担」←確かにインスリンや新薬を何種類も使っていると医療費はものすごく高いですが…

「体調が良い」←血糖値が300ぐらいにならないと自覚症状は出ませんよ?

「いま通院しなくても大丈夫だと思う」←そんなこと言ってると、よっしーみたいになっちゃうよ!

 

 

この他にも「頑張りすぎて精神的に疲れた」という理由もあるみたいですね。よっしーの主治医が「あまり頑張りすぎないでね、以前、頑張りすぎて途中から病院に来なくなっちゃった人がいたから」とおっしゃってました。

一生懸命やっているのに結果が付いてこないと、完璧主義の方は何もかもやめたくなってしまうのかも…せつないです。

 

にゃご
医療費が高くて困っている人は何とかしてあげたいけど、どうも糖尿病を甘く見ている人もいるようだな!

よっしー
そうね、まだ合併症がない人はもっと怖い思いをしてみたほうがいいかもしれないわ!

 

真面目に通院すれば改善するというわけでもないけど

糖尿病の治療をしないで好きなものを好きなだけ食べていると病気が悪化するのは当然ですよね。売店で甘い菓子パンをたくさん買ってきてほおばる人とかたまに糖尿病内科で見かけます。

糖尿病と診断されていても、どうしても甘いものやご飯、パンを減らせない方って本当に多いと思いますよ。「ガマンするとかえってストレスが溜まって体に悪いから!」なんてことをおっしゃる方も。

では真面目に通院して糖尿病を治療していれば良くなるのか?というと、そうでもないんですよね、残念ながら…

 

 

よっしーの知るだけでも「医師の指示通りにしていたのに人工透析になった」「管理栄養士に言われた通りの食事をしているのにちっとも良くならない」という方はたくさんいらっしゃいます。

よっしーは入院中、病院食しか食べていないのに痩せないし血糖値も爆上がりなので看護師さんたちに理由を聞きましたが、誰もきちんと答えられませんでした。たぶん医師や管理栄養士に質問しても同じだったと思います。

糖尿病専門医の中にも、自らが糖尿病で網膜症になった方もいらっしゃるそうです。現在行われている治療が必ずしも効果があるとは限らないのは確かなようですね。

 

定期的に血液検査や尿検査を受けましょう

中には、よっしーみたいに糖質制限で血糖コントロールをしている方もいらっしゃるかもしれません。まだそれほど重症でない方は病院に行ったことがない方もいらっしゃるかな?

下手に病院に行けば、「主食をちゃんと食べてインスリン注射をしましょうね」と言われてしまうかもしれないから行きたくないという方もいらっしゃるでしょう。

でも、HbA1cが10を超えたことがあるような方は特に、現在どれだけ調子が良くても定期的に尿検査と血液検査ぐらいは受けておいたほうがいいと思いますね。

 

 

 

糖尿病合併症は、自覚症状が出るよりも前から少しづつ進行しているからです。合併症の状態によっては、食事だけで何とかするのが難しいことだってあるんです。

病院へ行くなら、糖質制限のことをよく理解している医師がいる病院に行くといいでしょう。糖尿病の治療によっては、血糖値は下がっても糖尿病合併症が起こりやすくなることもありますのでくれぐれもご注意ください。

 

エイッと思い切って病院へ行きましょう

そうは言っても、病院へ行くのはなかなか気が重いという方はきっと多いでしょうね。よっしーの周囲にも、血糖値が高いけど何もしていない、普通に甘いものを食べている方は何人もいます…

特に40代の男性の受診率が低いということですが、病院に美人の女医さんでもいれば少しは行きたくなるでしょうか!?

…ま、よっしーも血糖値がうんと高くなって糖尿病性ケトアシドーシスを起こすまで病院へ行こうとしなかったヘタレなんですけどね。私のような失敗はして欲しくないですね。

 

 

最初は通院していたのに途中で通院をやめてしまった方の中には、「ちゃんと食事のコントロールが出来ていないので医師から叱られそうでイヤだ」と思って機会を逃してしまった方もいらっしゃるのでは?

1度診察をサボるとますます行きにくくなるというのはわかりますが、きっと主治医はあなたのことを心配しているはずです。

「仕事が忙しくて来れませんでした、ごめんなさい、また通います」とでも謝ってまた気を取り直して通いましょうよ♪何度でもやり直せるんですから。

もし主治医が怖くてどうしてもイヤなら、別の病院に変えてもいいじゃないですか。糖尿病はその病気の性質上、主治医とは長いお付き合いになります。相性のいい医師に出会えるといいですね。

 

医療費が高くて困ると言う場合はどうする?

一方、糖尿病の治療にはかなりお金がかかるので困ると言う方も多いでしょう。ただ通院するだけならあまりお金はかかりませんけど、インスリン注射・糖尿病新薬・糖尿病合併症の治療にはかなりお金がかかると思います。

よっしーは糖尿病合併症の網膜症がありますが、何とか進行せず経過観察だけで済んでいます。もし網膜症が悪化すると、1回数万円かかる注射を眼球に打たなければいけなくなります!

糖尿病新薬はかなり値段が高いものもあるみたいなので、そもそもどうしても薬が必要なのかどうか主治医とよく話し合ってみてください。

 

 

どうしても薬が必要だとしても、ジェネリック医薬品を利用するなどして少しでも費用をセーブできるといいですね。

また病院や薬局の窓口で支払う医療費が1か月あたりの上限額を超えた場合、その超えた額は払わなくても良い「高額療養費制度」というものがあります。

1か月あたりの上限額は年齢や収入によって変わります。具体的な自己負担額は、シュミレータで計算することができます。

 

一病息災、糖尿病だからといって恐れることはない!

糖尿病は、早い段階で見つけて「正しく」コントロールしていれば、糖尿病そのもので死んだりすることはほぼないのです。

ただ「いま現在なーんにも症状がないから」と思ってナメてかかると、気が付いたときには大変なことになってしまう可能性はあるんです。糖尿ナメるな、ホントこれですよ。

まだ若いうちに糖尿病になってしまうと精神的にも辛い時がありますけど「他の同年代の人たちはまだ健康に注意していないけど、自分は定期的に検査を受けられる」と考えてみては?

 

にゃご
なるほど一病息災ってヤツだな。前向きに行こうぜ!

よっしー
糖尿病はナメてかかると怖い病気だけど、コントロールできれば大丈夫よ♪

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