糖尿病患者は何歳まで生きることができる?糖尿病でも長生きできるよ♪

元気にウォーキングする年配の夫婦

糖尿病患者は長生きできない!?

3年半前、糖尿病性ケトアシドーシスで緊急入院した時「私、もう長くは生きられないかもしれない…」とふっと弱気になりました。

残念ながら、糖尿病患者の平均寿命は健常者の方よりも短いからです。まして重度の糖尿病であれば、なおさらそうでしょう。

糖尿病ケトアシドーシスから死亡するなど、直接糖尿病が原因で亡くなることもないわけではありませんが、たいていはそうではありません。

 

 

糖尿病患者は糖尿病合併症やガン、心疾患、脳血管疾患などのリスクが高く、また認知症にもなりやすいので健康に生きられる期間が短くなりがちなのです。

20代で妊娠糖尿病になり、30代で2型糖尿病と診断されたよっしーにとって「何歳まで生きることができるんだろう」などと考えるのはとてもユウウツなことです💦

でも、ただ怖い怖いと言っているだけでは何もならないので、どうしたら糖尿病患者でも健常者の方と同じように長生きすることができるのか一緒に考えてみませんか?

 

にゃご
確かに、怖がるだけでは何にもならないよな。どうしたらいいのか前向きに考えないとな。

よっしー
2型糖尿病は遺伝とのかかわりが深いから、ずっと昔から糖尿病体質の人はたくさんいたはずなのね。

 

1型糖尿病のバーンスタイン医師は元気に長生き!

アメリカ人医師バーンスタイン先生は12歳の時に1型糖尿病を発症し、30代の頃には糖尿病合併症がたくさん出ていてかなり健康状態が悪かったそうです。

しかし、それまでの方法(血糖値を測らずにインスリン注射、低カロリー食)では糖尿病が良くならないことに気付かれ、糖質制限とインスリン少量頻回注射を開始されたのです。

その結果、すでに出てしまっていた糖尿病合併症はすべて改善し、84歳の現在も医師として活躍なさっていらっしゃいますよ。

 

 

バーンスタイン先生は1型糖尿病でインスリンの自己分泌はゼロですから、本来であれば非常に血糖コントロールは難しいはずです。

それでも常にHbA1cが4%台で安定していらっしゃるのは、糖質制限(朝食の糖質6g・昼食と夕食は12gまで)で血糖値の乱高下をなるべく起こさないようになさっているからです。

バーンスタイン先生のすごいところは、自分が糖尿病患者として発見したことを他の患者にも知らせたいと思って医学雑誌に論文を投稿するが相手にされなかったため、40代で医学部に入ったこと!

正直、よっしーにはそこまでは出来ませんからね💦ひたすら尊敬します。ちなみに、先生の奥様は医師で、そのおかげで自己血糖測定器が発売された時いち早く入手できたそうですよ。

 

江部康二医師のお母様は91歳まで長生きされました

京都の医師・江部康二先生はお父様もお母様も糖尿病で、先生ご自身も気を付けていたのに糖尿病を発症してしまいました。

江部先生のお父様は糖尿病足病変を繰り返し、足の指が壊死してしまい、右太ももから下を切断なさって心筋梗塞と肺炎で亡くなったそうです。

お母様は糖質制限食が間に合い、糖尿病合併症もなく91歳まで元気に長生きなさったとのことです。良かったです!

 

 

そういえばよっしーの夫のおばあちゃんは認知症もなく93歳まで生きましたが、糖尿病だと言っていました。何歳ごろから発症したのかまでは知りませんが…

当時、まだ糖尿病が発覚していなかった私がおばあちゃん宅でそうめんや桃をいただいたとき、おばあちゃんは食べていなかったですね…と、糖質制限!?

糖尿病でも、うまく血糖値をコントロールしていれば健常者の方と同じか、それ以上に長生きできる希望がありそうですね♪

 

加齢とともにインスリン分泌能力は衰えます

よっしーのように遺伝で若い時から糖尿病になる場合もありますが、2型糖尿病を発症するのは中年以降が多いです。

加齢とともにインスリンを分泌する能力は衰えていくので、若い時はセーフでもだんだん耐え切れなくなっていくんですよね。60歳以上の方の3人にひとりが糖尿病または予備軍です。

 

 

「いつも糖質を摂取していれば、すい臓が鍛えられるので云々」なんてとんでもないことです!!

いま現在糖尿病に苦しんでいる高齢者の方たちは、若い頃からしっかりお米を召し上がっていたはずではありませんか?

本来、ヒトも他の動物たちと同じように、大量のインスリンを分泌する必要はあまりなかったのだろうと思います。

でも現代の食生活では、せいぜい30代ぐらいまでは若さでカバーできても、もともと糖質の処理能力が低い者から順番に糖尿病になってしまうんですね。

 

 

「インスリン分泌能力が衰えていくんだから、それに合わせてインスリンをあまり必要としない食生活にシフトしよう」というのは、とても自然な考え方です。

もっとも、若い頃に大好きだったものを減らしていくのはとても辛いかもしれません。最初からそういうものを食べないようにしていれば、苦痛は感じないでしょう。

若い人や子供が糖質を食べてもとりあえず血糖値が上がらないのは、まだ若いので体が耐えてくれるだけです。決して「食べたほうが体に良い」ということではありません。

お酒を飲んでもなかなか酔わない人は、だからといって毎日大量に飲むことが体に良いことでしょうか。違いますよね?

 

一病息災、みんなで頑張りましょう♪

 

「糖尿病患者は長生きできない」と言われたのは、昔の話。糖尿病患者の平均寿命は健常者と比較すれば短いですが、その差はだんだん縮まりつつあります。

持病があるのは辛いことと思われがちですが、一病息災という言葉もあります。定期的に病院に通っているから、他の病気もいち早く発見することが可能です。

特に持病のない若い方は「太らなければ何を食べてもOK」と思って油断しがちなので、糖質の多いものを食べまくり、気付いたときには大変な事態に…ということも考えられます。

糖尿病になってしまったことは、もうどうしようもありません。大事なのは今から何をどうしていくかです。皆で長生きしましょう♪

 

にゃご
糖尿病という持病があることで生活に気を付けることができれば、かえって元気に長生きできるかもしれないね。

よっしー
そうよ!みんなで元気に長生きしましょうね♪

 

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