薬は誰のために?~丸山ワクチン~

がんに効く丸山ワクチンって?

昨夜放送された「ザ!世界仰天ニュース」で丸山ワクチンについて取り上げていました。

恥ずかしながら、丸山ワクチンについては今までほとんど知らなかったんですけど、かつて「ガンに効く夢の薬」と騒がれたようです。

 

東京・文京区千駄木にある日本医科大学付属病院。 そこに多くの患者が集まる一画がある。 それが「丸山ワクチン」の外来受付。 丸山ワクチンは今日までおよそ40万人もの患者に使われてきた。 40日分の使用で9720円。 実はこの丸山ワクチンは、様

 

 

当然、丸山ワクチンを求めて患者たちが大挙して押し寄せましたし、実際にワクチンを使用して末期がん患者が従来の治療法よりも明らかに長生きするという結果が出ました。

それも、他の抗がん剤などと併用しないほうがより延命効果があったというのです。さぁ大変!

やっぱりというか、このワクチンはがん学会で否定されたり、なかなか承認されなかったそうです。「皮膚科医が作った薬なんて!」「開業医の取ったデータなんて信用に値できない!」と叩かれたんだとか。

ちなみに、丸山ワクチンと同時期に申請された抗ガン剤はすんなり承認されたそうです…後年、その2つの抗がん剤は、単剤では効果があまりないと分かったそうですけど…

よっしーは、丸山ワクチンというものが実際に効果的なものなのかどうかについては分かりません。その是非については、分からないので何も言えないです。テレビの内容だけを見て「丸山ワクチンをみんな使用するべきだ!」とは言えません。

ただ、これって糖質制限叩きに似ているなぁと感じました。

 

 

学会で他の医師たちが、丸山博士の出した本を掲げて「こんな本まで出して必死に宣伝しやがって~」みたいな感じで叩いてるところとか(;´・ω・)出る杭は打たれるってやつですかね。

何よりも、従来の治療法では患者たちを治せていないにもかかわらず「丸山ワクチンにはエビデンスが足りないじゃないか」的なことを言って叩いてるんですよね。自分たちは患者を治せないのに「お前は患者全員を治せるわけじゃないだろう!」とね。

そのくせデータを取っても「開業医の取ったデータは信用できない」「皮膚科医のくせに」ですから、どうしようもないですよね。エビデンスが無いと言いながら、エビデンスを見せようとしても意地でも認めないぞ~!!って感じ?

そして、丸山ワクチンと同成分である「アンサー20」は、1991年に放射線療法による白血球減少症の治療薬として承認されました。抗がん剤として承認されたわけではないそうです。

 

丸山ワクチンの現在は?

現場の医師たちの意見としては「たまたま丸山ワクチンが効く人もいるんじゃないですか?」ということみたいです。でも、一般的な抗がん剤が効かない人のことは先生方はどう思っていらっしゃるのでしょう(;´・ω・)

もっと臨床データが蓄積されればがん治療薬として認可されるかもしれないということで、現在、臨床試験が行われているそうですよ。

丸山ワクチンにしても糖質制限にしても、全ての人に同じように効果があるわけではないのは確かですよね。病気で糖質制限できない方もいらっしゃいますし。

でも、今までの方法で効果がなかった人にも効果があるかもしれないという点で、選択肢のひとつとして認めてくれればいいのに…と思うんですけど。

 

 

選択肢が増えれば、その分救われる患者も増えると思うんですけどね。なぜ選択肢が増えることが問題なのでしょう?困るのは、商売が絡んでいる人だけじゃないですか?

ワクチンの場合、国が認めてくれないとなかなか患者は使用できませんけれど、幸い糖質制限の場合は自分で実践しようと思えばいくらでもできますけどね♪

自分で実践できてしまうので、やってみて効果を実感する人が増えていくのを止めようがないわけです。3年前、よっしーが糖尿病と診断されて糖質制限を始めた頃とはかなり世間の受け止め方が違っています。わずか3年で…

 

自分で判断しなければいけません

丸山ワクチンの効果についてはよっしーは判断しかねますけど、ただひとつ分かったのは「薬は必ずしも患者のためにあるわけではないんだろうなぁ…」ということです。

このあたりについては、興味のある方は調べてみてください。そして自分で判断なさるといいと思います。

よっしーも必要な時は薬は飲みますけど、全ての薬には副作用がありますので、何も考えずやたら飲むことはしません。飲まなくてもいい薬なら飲みません。

 

 

医学研究をするには資金が必要です。自分たちの儲けにつながらない研究にお金を出す人はいません。それはある意味当然というか、仕方がないことでしょうね。

だからこそ虎の威を借るキツネ的な「あの論文では~」とか「あの研究では~」にはあまり意味は無くて、それよりも自分で本当はどうなのかを確かめていくしかないと思いますよ。

論文は参考になることもありますけど、本当に自分にも同じ結果が当てはまるかどうかは検証してみないとわかりませんのでね。

 

誰も悪くないんだけど自分でよく考えて…

実は、よっしーの親戚にも製薬会社に勤めている人は複数おります。その中には、親の持病を何とかしたいという一心でその職に就いた人もいます。現場の人ならではの苦労話もいろいろ聞いております。

だから別に製薬会社が悪いんだというつもりは全然ないです。製薬会社に限らず、どこの企業だって儲からないと困るのは一緒ですし、どうしたら儲かるか考えるのは当たり前のことです。

 

 

まして現場の社員たちは、ただ一生懸命やっているだけのはず。

ただ、忘れないでほしいのです。薬は万能ではないということ、必ず副作用があると言うこと、薬の認可に関しては本当に患者のことを最優先に考えられているかどうかは分からない点もあるかも…ということを。

薬も食事療法も運動療法も、結局、判断するのは自分です。

 

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