血糖値の変動を知ることが大事です

Freestyleリブレ

血糖値の持続測定が身近に

以前にも紹介しましたが、グルコースモニタリングシステム「FreeStyleリブレ」が、9月1日に保険適用されたことはとても素晴らしいことですね。

FreeStyleリブレは、500円玉大のセンサーと測定値を読み取るリーダーで構成されています。センサーを上腕後ろ側に装着すると極細のフィラメントが皮下に挿入され、1秒でグルコース値が測定されます。

後はリーダーをかざしてスキャンするだけで、測定ごとの針刺しが不要、医療廃棄物が出ない、測定場所を選ばず1日何回でも測定可能、といったメリットがあるんです。

いちど装着するとセンサーは2週間連続使用可能で、装着したまま入浴、運動、着替えができ、過去8時間の血糖変動パターンが表示されるとのこと。

 

血糖値を上げるものは何かがはっきりと分かる

糖尿病患者であれば誰でもこまめに血糖値を測定しているわけではありません。よっしーは、朝起きた時の他は、外食とかちょっとヤバそうなモノを食べた時ぐらいしか測定していません。費用もかかるのでね。

特に軽度の2型糖尿病患者の中には、自己血糖測定器を持っておらず、病院に行った時しか血糖値を測定しないという方もいらっしゃいます。

持っていても、糖質が多いものを食べてしまったときは(どうせ悪い数値になるのが分かっているので怖くて)測定しないでひたすら運動するという方もいました。

 

 

しかし、血糖値は「見ないふり」をしてもしっかり上がってしまいます。まず現実を見て「何が血糖値を上げるのか」を知らないとどうしようもありませんよね。

食後何時間も経って血糖値が正常値にまで下がっていても、食後1時間後にはものすごく血糖値が跳ね上がった(血糖値スパイク)かもしれませんしね。

血糖値スパイクが起こるたびに血管内皮が傷つき、動脈硬化が進行していくのです。

 

 

2型糖尿病患者もこれを使えるようになってほしい

FreeStyleリブレの今回の保険適用対象には、インスリン自己注射などのために自己血糖測定(SMBG)を行う必要のある糖尿病患者が想定されているそうです。

妊娠中の女性や人工透析患者、6歳未満の患者、ペースメーカーなど他の医療機器を埋め込んでいる患者は適用対象外となるそうです…

 

 

なかなか予算的に難しいかもしれませんが、よっしーのようにインスリン注射をしていない2型糖尿病患者も保険適用でこれを使えるようになるといいなと思います。

何を食べると血糖値が上がるのか、食後に運動すると本当に血糖値は完全に下げられるのか、そのあたりが目で見てはっきりと分かるようになれば、糖尿病患者たちの意識も大きく変わるでしょうから。

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