糖尿病専門医なのに2型糖尿病になる?
「医者の不養生」なんていう言葉がありますが、2014年に日本人医師2286人を対象に行ったアンケートによると、151人の医師が糖尿病だったそうです。
日本では糖尿病患者の95%が2型糖尿病なので、1型糖尿病の医師はかなり少数ではないかと思われます。
仮に151人のうち148人が2型糖尿病として、その先生方が現在進行で2型糖尿病患者であるということはつまりどういうことなのでしょうか?
医師たちが健康診断をサボるとはなかなか考えられません。つまり、毎年きちんと健康診断を受けていて糖尿病を早期発見しても、「完治」は望めないという事では?
よっしーが通っている病院にも「私も糖尿病なのよ(軽度?)」とおっしゃっていた糖尿病専門医の先生がいらっしゃいますし、糖尿病の看護師さんもいるそうです。
そして眼科医の深作秀春先生の元へ「何とかしてくれー!」と助けを求めてきた、2型糖尿病で糖尿病網膜症が進行してしまった糖尿病専門医もいらっしゃったそうですよ。
糖尿病専門医の先生方は「最先端」の「正しい」糖尿病治療を誰よりもよくご存じの立場にいらっしゃるはずですが…
「標準治療」で効果がないから別の方法を選ぶ
糖尿病専門医ではなくても、2型糖尿病にかかってしまう医師はけっこういらっしゃいます。糖質制限の江部康二医師や宗田哲男医師がそうです。
お医者さんって外来中心だとあんまり体を動かしませんよね?それなのに必要以上に糖質をたっぷり摂取していれば糖尿病になってもおかしくないじゃないですか。
従来型の糖尿病治療をきっちり行えば糖尿病が完治または寛解するのなら、お医者さんたちはみなさんそうするはずですよね?
でも、お医者さんたちがその方法で治らないのはなぜかを考えてみてください…つまり、そういうことなんです、残念ながら。
たまにお医者さんたちが「標準治療以外は全部ウソ、ネットの情報に惑わされてはいけません」なんて発言されていますが、あれは別に糖尿病に関して言っているわけじゃないのは分かります。
でも彼らが糖尿病になった時、果たして本当に「標準治療以外は全部ウソ」と言えるでしょうか。現在の日本ではまだ糖質制限は標準治療ではありませんが、医師の過半数は内心では糖質制限容認派だそうですが💦
標準治療でみんなが良くなる病気なら、みんな標準治療を受けて満足します。それ以外の治療法など必要ありません。
でもそうならないのは、標準治療で良くならない方があまりにもたくさんいるからじゃないでしょうか?…そう、糖尿病の医師たちも含めてね。
医師の言うことを聞けば必ず良くなるとは限らない
中には、主治医に言われたことをちっとも守らないで好きなだけ食べまくって「どうなっても知らないぞ」と叩かれる芸能人の方なんかもいらっしゃいます。
確かに糖尿病患者なのに暴飲暴食するのはもってのほかなんですけど、じゃあ主治医の言うことをきちんと守っている患者は必ず病気が良くなるのかと言うと、そうではありません。
よっしーのTwitterのフォロワーさんの中にも、医師に言われた通りにしていたのに糖尿病合併症が進行してしまった方が何人もいらっしゃいますよ。
だいたい、医師たちの中にも2型糖尿病にかかる者がしっかりいて、しかも早期発見しても治せないのが何よりの証拠じゃないですか。
私が知っている2型糖尿病の医師は少しも太っていないし、おそらく暴飲暴食するタイプでもなさそうです。つまり体質ですよね💦
眼科医の深作先生のところに駆け込んできた糖尿病網膜症の糖尿病専門医の先生は、現在では患者さんたちに糖質制限を指導なさっているそうですよ。
お医者さんたちは、製薬会社主催の勉強会で薬の素晴らしさを勉強して良かれと思って患者さんたちに処方されるのだと思います。だけど糖尿病が自分の身に降りかかってきたとき「あれっ」と思うのでは?
主治医を120%信じ込むのはやめたほうがいいかも
糖尿病患者さんたちの中には、主治医のことを絶対的に信頼しきっていて「主治医が大丈夫だと言っているのだから大丈夫!」「私は主治医を信じていますから」という方もいらっしゃいます。
主治医を信頼するのは良いことです。よっしーも自分の主治医は優しい先生なので信頼していますが、3か月に1度会うだけの主治医にすべてをお任せすることはしません。
主治医が製薬会社に言われるまま、良かれと思ってしてくれていることが、結果的に私たちにとってはあまりよろしくない結果を生むことだって往々にしてあるじゃないですか?
薬の副作用だって、実際に使ってみてから初めて分かることですしね。短期的な副作用ではなく、10年20年と薬を飲み続けることにより起こることはこれから分かってくるのでは?
現場には「善かれ」と思って色々している人はが殆どなのに、高血圧も脂質異常症も糖尿病も、ずっと薬がないといけない「病気」のままという。
薬無しで健康にしてくれる主治医が良いですね。私はまだ結構、薬を使うのでまだまだです。
— 水野 雅登 (@masa_doc) 2018年10月19日
だから大事なのは「お医者さんが言うことは全て正しい、それ以外はダメだ!」ではなく、何ごとも自分で判断していくことだと思うのです。
あなたの主治医だって、いつか糖尿病になることだってあるわけですから。糖尿病の父の主治医はまだ若かったのに、数年前突然病気でお亡くなりになったので父は病院を変えました💦
医師たち、なかでも糖尿病については誰よりもよくご存じのはずの糖尿病専門医でさえ時に2型糖尿病にかかります。先生方はその時、どうなさるでしょうか。
「患者には処方するあの薬を医師は飲まない」なんていう特集が雑誌で組まれたりすることがありますけど、糖尿病に関してもそうですね、きっと♪