2018年7月 糖尿病内科定期診察

不安に思う若い女性

頑張ってるのになぜこんな結果が!?

昨日、3か月に1度の糖尿病内科の診察に行ってきました。前回の診察でHbA1cが5.9と私にしてはかなり高かった上、尿タンパク(+)が出たのでかなり凹んでいました。

で、ここ3か月の間、はごろもカーボフを1回も食べず、その他良くなさそうなものも極力控えて頑張って来たんです。その結果は…

まず脂質関係ですが中性脂肪70・HDLコレステロール71・LDLコレステロール97でした。まぁまぁかな。

 

 

その他、肝機能や貧血関連の検査はすべてまったく異常なし。腎機能もすべて正常値の範囲内の良い方で問題なし。

ところが…大いに問題があったのが血糖値です。糖質8gぐらいの昼食を食べた1時間後の血糖値が115、ちょっと高いですよね??

昨年は同じぐらいの食事でも血糖値は110未満のことがほとんどだったのに、これはいったい…ちなみに体重は昨年と変わっておらず、体脂肪率はむしろ少し減っています!

そしてHbA1cは前回と同じく5.9も!「5パーセント台ならいいじゃないか、贅沢を言うな!」とお叱りを受けるかもしれませんけど、以前より上がっているのはやはり心配。

 

 

そしてさらに最悪なことに、今回も尿タンパク(+)が出てしまいました…潜血は(-)でしたが…

主治医は「このHbA1cで糖尿病腎症が悪化していくとは考えられない、よっしーさんの年齢(40代前半)から考えても、糖尿病とは無関係の腎臓病の可能性があると思う」と。

また「ローカーボ食でタンパク質を多く摂取しても、別にそれで腎臓が悪くなった人はいないよね」ともおっしゃっていました。

ちょ、ちょっと待って…日々こんなにいろいろ頑張っているのに、糖尿病とは無関係の腎臓病かもしれないって言われてもorz

 

にゃご
えっ、それはショックだな…大丈夫なのか?

よっしー
自覚症状は皆無だし腎機能もまだ完全に正常だけど、凹んだわ!!

 

慢性腎臓病は日本人の成人の8人にひとり!

HbA1cはともかく、尿タンパクのことはものすごくショックで「いやだなぁ…どうしよう。。。」としょんぼりしてしまった私。

主治医は「潜血も出てないし、+3とかならともかく+1なら今すぐどうこうってこともないし、そんなに気にしなくてもいいんだよ」

そして「くよくよ気にするとコルチゾールで血糖値が上がるし、ストレスでタンパク尿が出ることもあるんだよ」とも言われましたが、気になるよねぇ!?

 

 

次回もまだ尿タンパクが出て、出る量が増えるようなら腎臓の検査をしなければいけないと言われましたが、今のところはいつも通り次回の診察は3か月後で良いそうです。

日本では慢性腎臓病の患者が約1330万人(成人の8人に1人)いると考えられ、新たな国民病と言われているそうです。その中には、まだ自覚症状がない方がかなり多いはず。

とにかくウツでたまらないわけですけど、ただ落ち込んでいても何も解決しないので原因と対策を…と思いました。

 

タンパク質過剰?むしろ不足していたかも…

一般的に、腎臓が悪い=タンパク質の過剰摂取が原因だと思われる方が多いのではないでしょうか?でも、どうやらそうではなさそうです。

厚生労働省によれば、腎機能が正常の人が高タンパク食を食べて腎機能が悪化したというエビデンスはないそうです。

またタンパク質の摂取量が十分かどうかはBUN(尿素窒素)や総蛋白などの検査結果から分かるのですが、先月感染性胃腸炎でロクに食べられない期間が長かったせいかどちらもかなり低い値(正常値の下限)でした。

 

 

藤川徳美医師のブログには「腎臓もタンパク質で出来ているので、タンパク質不足では腎臓病が良くなるわけがない」と書かれていました。

そういえば、糖質制限を始めてからしばらくは1日あたり120gのタンパク質摂取を目指してきっちり栄養計算をしていましたっけ。

でも最近では面倒なので計算はしていませんでした…糖質ゼロ麺と肉入りサラダぐらいで済ませることもよくあり、おそらく120gものタンパク質は摂取できてないと思います。

とりあえず、タンパク質はきちんとアプリで計算して意識的に摂取してみようと思います…きちんと食べているつもり、が危ないんですよね。

 

ナイアシン大量摂取が怪しいかも…??

血糖値が上がってきたのは、もしかしたらナイアシンの大量服用と関係があるかもしれないと思いました。ナイアシンの副作用として「血糖値が上がる」とよく言われていますよね。

以前、ある方が「ナイアシンで血糖値が上がる人と下がる人がいるので、やってみないと分からない」とおっしゃっていました。

また別の方から「ナイアシンは脂質代謝を亢進させてコレステロールを下げる効果があるのでグリセロールを原料に糖新生が亢進する可能性があるのと、人によっては糖新生自体を亢進させますよ」と教えていただきました。

糖尿病患者はただでさえ必要以上に糖新生が亢進していることが多いのです。もしかしたらよっしーはナイアシンで糖新生が亢進したのではないでしょうか?

 




 

ではここで、ナイアシンを飲み始めた時期からHbA1cがどうなっていったのか過去の記録から考えてみることにします。

 

2017年7月…ナイアシンを100mg飲み始める。以後、少しずつ量を増やしていった。
2017年12月末…ナイアシンを1日あたり1000mgに増やした。
2018年1月下旬…ナイアシンを1日あたり1500mgに増やした。

2017年7月下旬・10月下旬…いずれもHbA1c5.5(それまでと変わらず) 尿タンパク(-)
2018年1月下旬…HbA1c5.7 尿タンパク(-)
2018年4月中旬…HbA1c5.9 尿タンパク(+)
2018年7月上旬(昨日)…HbA1c5.9 尿タンパク(+)

 

 

…どうやら私の場合、ナイアシンを1日あたり1000mg摂取するようになってから血糖値が上昇してきたみたいですね。

2型糖尿病のよっしーは、まだある程度インスリンの自己分泌能力は保たれています。ナイアシン大量摂取により糖新生が亢進して血糖値が上昇し、それをカバーしようとインスリン分泌量が増えたのでしょう。

血糖値が上昇し始めてから、少し遅れて初めて尿タンパクが(+)になっています。これはどういうことでしょうか。

インスリン分泌量が増えると糖尿病合併症が悪化することは、新井圭輔先生や水野雅登先生がすでに著書の中でお書きになっていらっしゃいますよね。つまりそういうことです。

 

 

よっしーの夫はLDLコレステロールが高いのを解消するためにナイアシンを飲み始めましたが、彼はナイアシンを飲んでも血糖値はまったく変化していません。

しかし、よっしーの場合はどうやらNGだったらしいですね。ナイアシンは人によって血糖値を上げますが、ナイアシンアミドは上げないそうなので切り替えてどうなるか様子を見ようと思います。

 

不安はいっぱい、でも頑張るしかない

私の予想通りなら、ナイアシンをナイアシンアミドに切り替えることで血糖値はまた下がってきて尿タンパクもいずれ出なくなるのかなと思います。

糖尿病腎症で尿タンパクが持続して出ている状態から回復した方はたくさんいらっしゃいます。三島塾の三島学先生とか…

アメリカのバーンスタイン先生にいたっては、1年かかってタンパク尿が出なくなっただけではなく最終的にはアルブミン尿もまったく出なくなったそうです。羨ましいです!

 

 

しかし原因が糖尿病とは無関係だった場合、どうしたらいいんだろう…と不安でたまりません。糖尿病以外の原因の腎臓病は、腎機能が保たれているうちに治療開始すれば回復の見込みもあるそうですけどね。

不安になると何もかも投げ出したくなったりウツになったりしがちですけど、ただ落ち込んでいても何もいいことはないので…今の状況をなんとか克服するべくいろいろ頑張ってみようと思います。

 

にゃご
確かに、ただ落ち込んでいるだけでは何も解決しないんだぞ。頑張って治してくれよな!

よっしー
まだまだやりたいことはたくさんあるもんね、諦めないわよ!

 

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