暑い日が続きますね！暑くてイヤだな～と思いつつ眼科へ行ってまいりました。
結果は、今回も黄斑浮腫や出血跡などは両目とも全く無くてキレイだと言われました。良かった！！
じつは、私が糖尿病と診断されてから10年半、何気なく眼科を受診したら高眼圧・糖尿病網膜症・黄斑浮腫が見つかってからちょうど10年が経ちました。
糖尿病性ケトアシドーシスで入院して4日目に眼科で検査して「異常はないです、次は1年後に眼科を受診して下さい」と言われてとりあえずホッとしたのが10年半前。
16日間の入院中は当時の主治医に言われた通りの量のインスリンを1日4回打ちましたが、ふと左目の見え方に違和感を感じ（３か所ぐらい白く抜けて見えない点があった）ました。
数日で見え方は解消したのでそのままにし、「医師は１年後でいいとおっしゃったけど何となく心配だから早めに行こう」とたまたま近所の眼科を半年後に受診したら異常が分かったのです。
入院中は医師に言われたとおりに強化インスリン療法をしていたのになぜ！？と納得がいかない気持ちでしたが、後に古い医学書（「糖尿病ワンポイントアドバイス）」で自分とそっくりな症例を見かけました。
糖尿病を治療せずに放置していたその女性患者は、入院してインスリンを打ち始めた途端に網膜症と腎症が悪化したというのです。その症例は「医学に携わる者として医原性の合併症だけは作りたくないものである」と〆られていました。
今思うと、若い主治医はちょっと急いで私の血糖値を下げすぎたのだと思います。入院時に空腹時血糖値が475あったのを2週間後には朝の血糖値80ってあまりにも下がりすぎですよね？
でも、それは仕方がなかったと思います。主治医の想像を超えて急激に血糖値が下がったということでしょう。とにかく、血糖値さえ下げればそれでいいというわけではないのは糖尿病の難しいところです。
医学は日々進歩していると思いますけど、日本では今でも毎年約3000名の方が糖尿病が原因で失明しています。その方たちは医師の言う事を聞かなかったり病院へいかなかった方ばかりでしょうか？私はそうではないと思います。
しかもこの数字には「失明まではしていないけど大幅に視力が低下してしまった方」は含まれていませんよね？苦しんでいる方は大勢いらっしゃるということ。
高血糖・低血糖・高インスリンいずれも健康な方にはほとんどないものですから（何かある時点で血糖調節に難がある）これらをできるだけなくす方法は何だ？と考えた時、私が得た結論は「糖質制限」でした。
初診時に眼底に白い砂利を何十個もばらまいたようになっていたのは比較的すぐに消失しましたが、左目の黄斑浮腫はなかなか消えませんでした。最初の年はむしろ悪化していると思うことさえあり「本当に良くなるの？眼球に注射をしなければいけなくなるのでは」という恐怖でいっぱいでした。
しかし糖質制限の医師のブログで「高血糖の記憶」という言葉を知り、糖尿病治療を開始したからといってそれまでに長年蓄積した悪影響がすぐに消えてなくなるわけではないと分かりました。
プラス・マイナスでプラスのほうがわずかでも勝っていれば、長い時間をかけて少しずつ快方へ向かうでしょう。しかしわずかでもマイナスのほうが勝っていれば、治療を継続していても少しずつ悪くなっていくと私は考えました。その結果が分かるには長い時間が必要なのだと。
最初の1年、黄斑浮腫はなかなか良くならず。2年目から顕著に改善しましたがほんの少し痕跡のような浮腫が残っていました。そしてようやく最近「完全に消えた」状態と言われています。
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もしあなたが現在、糖尿病網膜症や黄斑浮腫と診断されていても決して諦めないで下さい。外科処置は経験がないのであまり実感としてはわからないですが、おそらく食事療法は「魔法のように一気に治る」ことはないです、たとえ正しい方法であっても。
あなたの主治医はベストだと思う方法を提案してくださってるでしょうが、その通りにしたら絶対に良くなるという保証はまったくないんです。だから自分でも勉強して、自分で納得出来る方法を選択しなければね。
私の場合は「市販のお菓子や糖質たっぷり食品を皆と同じように食べる」ことを諦める代わりに「できるだけ工夫して病気に良い食事を美味しく楽しみ、目や腎臓をこれ以上悪化させない」ことを第一に考えました。何を優先するかは皆様が自分で自由に選択するべきです…自分の生き方なのですから！
先生に全部おまかせ！では自分が望む結果を得るのは難しいかもしれないよね。
最終的には自己責任よ、何をどこまでやるかは主治医と相談の上自分で選択しなければね。
