夜に強い照明を浴びると糖尿病に良くないってホント?

夜の人工照明は血糖値を上げる!?

中国で10万人の成人を対象に行われた研究によると、夜間に強力な人工照明を浴びることは、血糖コントロールの障害と糖尿病のリスクの増加に関連しているそうです。

夜中に働いたり寝る前にずっとテレビやスマホを見ているのも良くないそうですけど、これは現代社会ではなかなか難しい問題ですよね…良くないと分かっていても私もつい、寝る前にスマホを使ってしまいますから。

ヒトの体は約24時間のリズム(サーカディアンリズム、概日リズム)によって調整されていますが、朝に外の光を浴びることなどによって約25時間の体内時計の周期がリセットされ、24時間周期のリズムに修正されると言われております。

 

 

体温やホルモン分泌などは、1日の中でも変化しています。血糖値を下げるホルモンのインスリンの効きやすさも、1日の中で時間帯によって変化します。

ところが、夜に強い人工的な照明を浴びすぎると、このリズムが狂いがちになり、血糖値やインスリン抵抗性がUPするそうなのです。

マウスの実験では、食事の摂取量と運動量は同じにもかかわらず、夜も真っ暗にしないで照明をつけておいたマウスは体重が増加し、耐糖能が低下したそうです。

 

にゃご
にゃご

ええー!食べすぎたわけでもないのに?どうしてぇ!?

よっしー
よっしー

なんだかすごく損よね!!

食べ過ぎていないのに糖尿病が悪化??

マウスの実験で分かる通り、「夜に照明をつけて夜更かしをしていると夜食を食べてしまうから糖尿病になったり血糖値が悪化する」わけではありません。

食事や運動とは無関係に、夜の人工照明が耐糖能を悪化させるということです。その日によって日勤と夜勤を繰り返すような職業の方もあまり良くないでしょうね…毎日夜勤、であればそれなりにリズムは整うでしょうが。

具体的な数字で言うと、夜間に強い光を浴びていると糖尿病リスクが28%増加するそうです!!食事や運動とは無関係にこれ、かなりやばいと思いませんか?

寝る前にスマホをいじるのも同じ理由で良くないそうですが、初期に携帯電話やスマホを使い始めた若者たちがそろそろ糖尿病になりやすい年代に差し掛かってきていますね。

 

 

「2型糖尿病は食べ過ぎや飲み過ぎ、運動不足が原因でなる」と思われていますが、それだけではなく、現代ならではの原因もあるわけです。

正直、私も大学時代から夜遅くパソコンを長時間利用しており(テレホーダイって分かります?)、今でも長時間スマホやパソコンを利用してしまいます。

良いことではないと分かっていますけど、なかなか…でも、完璧には無理でも、夜中に室内を暗くするなど、できる範囲で努力したいですよね!

 

夜中に明るくするのはいろいろ良くない!!

残念なことに、夜間の照明は耐糖能以外にも悪い影響を及ぼすようです。明るい寝室で眠る人は高血圧や動脈硬化が進行しやすいそうです。

また夜に明るい部屋で過ごすと、眠気を誘うホルモン「メラトニン」の分泌量が減ってぐっすり眠れなくなったり、成長期のお子さんの場合は身長の伸びにも影響があるかもしれません。

よく考えたら、もともと自然界では夜は暗いですもんね…人間が照明を発明したことで生活は便利になりましたが、その代わりいろいろな病気になりやすくなってしまったのかもしれません。

寝る前のスマホをなかなかやめられない私は偉そうなことは言えませんが、せめて寝室を暗くするなど、できるだけのことはしたほうが良さそうですね。

 

にゃご
にゃご

夜遅くに糖質をがっつり食べてずっと明るくして起きてる…なんて最悪ってことだね!!

よっしー
よっしー

悪い要素はできるだけ減らしたほうがいいわね。

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