本日1月4日は、私にとっておそらく一生忘れることができないある記念日です…そう、10年前の今日の朝7時頃、とんでもなく体調が悪化して救急外来を受診し「糖尿病性ケトアシドーシスなのでこのまま入院して下さい」と言われ、糖尿病が発覚した日です。
その時どんな感じだったかは↑↑↑の無料漫画を読んでいただくとして、「もう10年も経つのか…」といろいろ思うことがあります。
10年前は37歳だった私は「その若さで糖尿病だなんて可哀想に」などと同情されたりもしましたが、47歳の今は更年期にさしかかり、慢性的に肩も痛いけど血糖値が上がるからステロイド注射もしたくないし~、などと年齢に伴う悩みもありますけど何とか元気にやっています。
女性は更年期以降、ホルモンの関係で血糖値が悪化したり新たに2型糖尿病と診断される方が増えるそうです。辛いけど気を付けないといけませんね。
じつは昨年暮れからジムに通っているのですが、今朝10年前のことを思い出しながらジムへ向かうとき、こうして元気に生活できていることに感謝しなければと思いました。
今皆様に伝えたいのは「たとえ重度の糖尿病ですでに糖尿病合併症があっても絶望することはない」ということと「マンガやテレビの大食い芸人さんみたいな大食いをしなくても2型糖尿病になる人はなる」ということです!!
上のマンガは今回の記事のために新たに描いたものですが、もう本当に「私は大丈夫」と思っている人は油断しないでほしいのです、特に糖尿病家系の方は!
「自分は暴飲暴食しまくっていたからそりゃ2型糖尿病になるわな」と思った方ももちろんショックでしょうけど、気を付けているつもりだったのに発症したショックはなかなかのものでしたよ。
そして玄米食・脂質制限・ジムで運動と気を付けていたはずの私も、入院の2か月ぐらい前からは自分でも引くぐらい糖質が欲しくなって1度にヤ◯ルトを2本飲んだり桃の缶詰の汁まで飲んだりしていました。まるで脳がグルコースに支配されているかのように。
もちろん、そのせいで急速に糖尿病になったわけではありません。21年前に長男を妊娠した時に妊娠糖尿病になったのが最初のきっかけだったのです。
今はジャンクなグルメがブームらしくて、健康に関する正論はなかなか必要な人のところまで届きにくい現実があります。また、糖尿病患者が何を選択してどこまで頑張るかもその方の自由だと思います。
そうだとしても、やっぱり自分のような辛い思いをする方が一人でも減るといいなぁと思ってこれからも情報発信を続けていこうと思います。
私のこれまでの10年、そしてこれからの10年とその先の10年~がどこかのどなたかのために少しでも役に立てばいいなと思います。
糖尿病って患者さんがたくさんいるのに他人事と思っている人が多い気がしますにゃ。
若いうちはまだセーフな方が多いからね。でも少しだけ気を付けてね!