糖尿病患者だった漫画家・富永一朗さん

漫画家の富永一郎先生は糖尿病だった

先日、『お笑い漫画道場』でよく知られた漫画家の富永一朗先生が96歳でお亡くなりになりました。死因は「老衰」だそうです。

 

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私は子供の頃毎週『お笑い漫画道場』を楽しみに観ていましたから「ええっ!」と驚きましたが、富永先生が糖尿病患者だったこと、そして糖尿病でありながら96歳まで長生きなさった事にまた驚きました。

「糖尿病になるともう長生きはできない」という風に思い込んでしまう人も時々いらっしゃるようですが、決してそんなことはないということです。

まさに「一病息災」ということかもしれませんね。「自分は糖尿病じゃないし痩せているから」と好きなだけ甘いものを食べた結果、別の病気で…ということもあるわけで💦

 

にゃご
にゃご

富永先生は糖尿病でも長生きなさったんだね!

よっしー
よっしー

そうよ大いに励みになるわ~!

富永先生が糖尿病になられたのはいつ?

富永先生が糖尿病と診断されたのは還暦を過ぎてからだったそうです。つまり若い頃は特に問題は無かったのだと思います。

私のように遺伝があると若くして発症しやすく、また女性の場合は妊娠糖尿病からそのまま2型糖尿病へ移行することもありますけど、男性で20~30代で発症する方はかなり少ないようです。

しかし、中年以降、年齢とともに2型糖尿病を発症する方はどんどん増えていきます…長年の無理がたたってということなのでしょう💦下のグラフは糖尿病ネットワーク様のサイトから引用させていただきました。

 

 

↑なんと60代の日本人男性の17.8%が糖尿病で23.6%が境界型糖尿病、合わせて41.4%もの方が耐糖能異常ということになります!!

富永先生が60歳を過ぎて糖尿病と診断されたのも少しも珍しい事ではなく、多くの同年代の方にとって決して他人事ではないことが分かるでしょう?

そして96歳でお亡くなりになったので、富永先生は糖尿病と約35年ちょいお付き合いをなさったということになります。

 

若くして糖尿病を発症すると言うことは…?

富永先生は糖尿病と診断された後、徹底した食事療法などの努力で数値を改善させ、糖尿病合併症に苦しむこともなく長生きなさいました。素晴らしい事です!

ただ、60歳で糖尿病になった人と30歳で糖尿病になった人とでは、同じ65歳の時点でも「羅病期間5年と35年」とかなりの差があります💦

私のように若くして糖尿病になった人はどうしても羅病期間(病気になってから経過した時間)が長くなるので、そのぶん糖尿病合併症の進行には気を付けなければいけませんよね。

 



 

「糖尿病でも富永先生のように元気に長生きできる」と思った若年発症の方は一瞬がっかりなさったかもしれませんけど、容易ではないとはいえ決して不可能ではないと存じます。

1型糖尿病のバーンスタイン医師なんて、12歳で発症なさったのにこの記事を書いている時点で87歳でいまだにお元気ですからね♪しかも若い頃は糖尿病合併症がいくつもあったそうです。

富永先生のように早期発見してすぐ治療を開始するのがベストなんですけど、何らかの事情でそれができなかったとしても諦めてはいけませんよね。

 

漫画家の生活では不健康になりやすい!?

私もマンガを描くので実感としてよくわかりますが、マンガを描くことに没頭すると運動不足になりやすく、また人によっては食事が不規則になったり徹夜、精神的ストレスもかなり多いでしょう。

あまり長生きされない漫画家さんもちらほら…と感じるのは、そのあたりに原因があるのでしょうか。糖尿病の有無にかかわらず、これらは健康に良いことではありませんよね💦

私は1日じゅうマンガやブログ記事執筆に没頭しないように、合間に筋トレしたり買い物には乗り物を使わず1時間ぐらいまでなら歩くことにしています。きっと富永先生もできるだけ体を動かすようになさっていたのでしょう。

漫画家であり糖尿病患者でありながら96歳まで長生きなさり、しかも糖尿病からくる病気ではなく「老衰」でお亡くなりになった富永先生を目標にして元気に暮らしたいものです。

 

にゃご
にゃご

漫画に没頭しすぎないようにか…気を付けないとな。

よっしー
よっしー

漫画に限らず、ずっと座って何かの作業をずっとするのはあまり健康に良くないかも!

 

 

 

 

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