理想を語るのは簡単だが実践は難しい…
糖尿病と診断されたら今までの良くない生活習慣をすべてやめ、外食もスーパーのお惣菜もコンビニも利用せず、飲み物は水かお茶のみ、間食は一切なしで筋トレとジョギングとウォーキング…
↑↑↑こんな理想を掲げるだけなら簡単ですけど、実際にその通りに完璧に実践できる人がいったいどれだけいるのかは大いに疑問です💦
一般人より少ないとはいえ、タバコがいかに健康に良くないか患者さんたちを見てよく知っているにも関わらず喫煙している医師もいらっしゃいます。糖質の摂り過ぎはもっと多いでしょうね。
「いや患者は病気だから仕方ないけど、健康だからちょっとばかり不摂生しても大丈夫なのだ」と言われちゃったらそれまでなんですけども…
明らかにめちゃくちゃな食生活をしていて運動を一切しないで糖尿病になった方ばかりではないですよね?多少なりとも体質が関与しているはず。
病気と診断されたとたん、先生たちだって到底できっこない「理想的な生活」を強いられてもそんなに簡単にできる人ばかりじゃありませんってば。
↑ちなみに今回のマンガはいつものとはちょいと毛色が異なりますが『人生いろいろ ニャン生もいろいろ』というシリーズで思いつくままささっと描いているマンガのひとつであります♪
皆簡単に理想的な生活を簡単に実践できるのなら苦労は無いですよね!
そうなのよ。非現実的な話ばかりではね…
他人の事は放っておきましょうよ
医師が患者さんを「ちゃんとできてない!」と責めることは昔よりも減っているように思います、みなさんのお話を伺っていると。
私の歴代の糖尿病内科の主治医の先生方もそうです…まぁ特に叱られるようなことをやらかした覚えもないですからね💦
でも糖尿病患者さんの中には、自分がめちゃくちゃストイックに頑張るあまり「私ほど頑張っていない(のにわりとうまくいってる)人たちが許せない!!」とイライラしちゃう方もいらっしゃるようです。
直接「あんた頑張り過ぎじゃない?私みたいに適当にやりなよ」などと言われたのではないのなら、関係ない人たちの事は放っておいたほうが精神衛生上良いと思うんですがね~。無駄にストレスで血糖値を上げるなんて損です♪
他人から批判された時の正しい反応は
「お前は誰だ消え失せろ」だからね。知らない人を玄関に招き入れないでしょ?知らない人の言葉も簡単に君の心に招き入れたらダメだよ。特にネットでは顔が見えないのを良い事に他人に汚い言葉を吐く人も多い。すべて平等に聞いていちいち傷付いてたらキリがない。— Testosterone (@badassceo) March 11, 2021
特にSNSでしかつながりのない人なんて、お互いにその人の人生のごく断片的な情報しか知らないわけだから…それでヤイノヤイノ言っちゃう人って、Testosterone氏の言葉を借りれば「お前は誰だ消え失せろ」ですよ!よく知らないくせに好き勝手言うんじゃねぇ!!ってね。
その人にとっての「理想的な生活」がそもそも個人差がありますし、やるべきとわかっていてもライフスタイル、合併症、その他何らかの事情で理想通りにできない人は山ほどいます。
自分の考える「糖尿病患者の理想的な生活」とは異なる生活をしている人たちがいても、「この人はこうなのだろうな」「何か事情があるのだろうな」と思えたらよいのですが。
自分の事に集中できずにまったく関係ない他人の事ばかりが気になってしょうがないのは、メンタルがお疲れの証拠かも…
できそうなことから少しずつ♪
世の中の糖尿病ではない健康な方々は(糖尿病ではないからといって健康とは限りませんが…)わりと好きなものを好きなだけ召し上がっていたり、特に運動らしい運動はなさっていない方も多いです。
それなのに、2型糖尿病と診断された人だけが「理想的な生活」をしてないと責められがちなのはホントしんどいと思います。たまたま糖尿病になりにくい体質って人もかなりいるのにね。
理想を押し付けるだけなら簡単なんだけど、実践することが大事なので…できそうなことからできる範囲でやってみたらよいのでは?
何しろ糖尿病の食事療法や運動療法って、ずっと続けていく必要があるものだから。何をどれだけするかは自分が決めることだし、主治医でもない赤の他人の言葉なんていちいち気にしなくて良いと思うのです。
何もしないより、できることから少しずつやるほうがずっと良いですよね!
そうね、やろうったって難しいことだってあるから、何をやるべきかは自分で考えないとね。