肝臓の健康が気になる方は【酒・糖・薬】にご注意!

居酒屋で飲酒するサラリーマンたち

酒・糖・薬は肝臓の大敵!?

Twitterで肝臓専門医の尾形哲先生の投稿をよく読ませていただいています。尾形先生は別に糖質制限ドクターというわけではないのですが、分かりやすいツイートがとても勉強になります。

糖尿病あるいは糖尿病予備軍のみなさんは、すでに脂肪肝と言われて困っている方もきっと多いでしょう。昨日尾形先生のあるツイートが目に留まりました。

 

 

すでに肝臓に不安のある方はまず肝毒性のある「酒・糖・薬」を減らすべきなのだそうです。これらが最も肝臓にダメージを与えるということですよね。

なんとなく「脂肪の多いものを食べるから脂肪肝になる」と思っている方も多いでしょうけど、じつはお酒や糖質がとても悪くて、さらに病院で処方される薬も肝臓に良くない!?

今回は肝臓にダメージを与える「酒・糖・薬」の問題について考えていこうと思います。脂肪肝と言われている方や心配な方はぜひ最後までお読みください。

 

肝臓を健康にする方法を解説している漫画

脂肪肝はとても恐ろしい病気です。フォアグラはアヒルに強制的に大量のエサを与えて運動不足にして脂肪肝にした肝臓ですが、単に肝臓がフォアグラになるだけの問題ではありません。

脂肪肝をそのまま放置すると、いずれ肝臓がん、肝硬変など取り返しのつかない状態になってしまう可能性が高いのです💦

よっしーの義母は肥満でも糖尿病でもないのですが、肝臓がんになり昨年手術を受けました。だから決して他人事とは思えないのです。。気を付けなければ!

 

まじめん
まじめん

ひぇー!!脂肪肝はとても怖いですね、何とかしなければ…

よっしー
よっしー

必ずしも見た目太っている人だけがなるわけじゃないのよね💦

お酒は肝臓をむしばんでいく

お酒が肝臓に良くないことは、おそらく誰でもよくご存知だと思います。アルコールをとりすぎると、中性脂肪が大量に合成されて肝臓の細胞に蓄積されて脂肪肝になりやすくなります

日本人はアルコールを分解する酵素の働きが生まれつき弱い人が多く、このような人ではそれほど大量に飲酒しなくても肝臓が悪影響を受けやすいそうです…なんだか糖質に弱い体質の話とよく似ていますね💦

お酒に強い方は油断してつい大量に飲みすぎますし、お酒にあまり強くない方はそれほどたくさん飲んでいないのに肝臓がダメージを受けていきます。

 

 

「糖質オフのお酒ならどれだけ飲んでも平気でしょ」と思っている方もいらっしゃいますが、糖質ではなくアルコールそのものが良くないので…それに自然界で毎日のように飲酒する動物が他にいますか?

糖質制限をしている人が飲酒すると肝臓はアルコールという毒の処理にかかりきりになり、糖新生がブロックされるので低血糖気味になります(何度か経験済)。

これ幸いと「お酒を飲むから低血糖防止に…」と糖質を食べまくると、肝臓にとーっても大きな負担をかけることになります。やはりお酒は控えたいですよね💦

 

なぜ糖質が肝臓をダメにするのか?

人類はもともと肉食を始めたことで脳が大きく進化したと考えられていますが、米や小麦は備蓄することができて便利だという事に気が付いてから食生活が変わりました。

そして日本ではごく最近まで貧しい一般人は白米を日に何度もお腹一杯食べることなどできませんでしたが、現代ではかつてないぐらい糖質の過剰摂取になっています。ロクに運動もしないのに!

当然、摂取した大量の糖質は使い切れず余ってしまい、インスリンの作用で中性脂肪となり、ついでに同時に摂取した脂肪といっしょに蓄えられてしまいます。

特に果糖は人体にとって有害なので、ブドウ糖とは違ってアルコールのように肝臓で代謝され、血糖値は上げにくいものの中性脂肪に変わりやすく脂肪肝の原因となりやすいです。

 

果物(フルーツ)いろいろ

 

果糖の過剰摂取がペットボトル症候群の原因ではないかと言われており、その場合はHbA1cが15%以上になる事が多いそうです…何を隠そう、果物大好きだったよっしーがまさにこれ!

痩せ型2型糖尿病患者は、痩せていても脂肪肝になっていることが多いそうです。果糖はインスリンとは無関係に中性脂肪となり肝臓に蓄積しますからねぇ…果物を食べ過ぎていたこと、反省です💦

なお「ネズミの実験で糖質を制限すると肝障害が起こった」という方がいらっしゃいますが、人間と食性の違うネズミで実験しても人間に当てはめるわけにはいきません。

人間の脂肪肝の患者さんたちをたくさん診察・治療している尾形先生のような肝臓専門医の先生の言葉の方が、はるかに信用できると思いませんか?

病気に効くはずの薬が…

病院で処方された薬が原因となって肝臓に障害が出ることがあります(=薬剤性肝障害)。もらってきた薬の名前で検索すると、副作用が山ほど出てきますよね?

薬を飲んで副作用が出るかどうかは、実際に飲んでみないと医師にだって分からないのです。で「あらら、出ちゃいましたか…じゃあ中止しましょうか」という感じでしたね💦

1つの薬だと何ともないのに、2つ以上の薬の飲み合わせによって副作用が生じることもあります。何とも厄介なことですよね。

 



 

薬が病気の症状「だけ」にピンポイントで効いてくれればありがたいのですが、どんな薬であれ副作用は一定の割合で出てしまいますし、中には命にかかわるものもあります。

糖尿病の飲み薬の中にも、肝臓や腎臓に副作用が出る可能性のあるものはたくさんあります。できるだけこれらを回避しようと思えば、やはり糖質制限です。

病気によっては薬はどうしても飲まなければいけませんが、食事を変えることによって副作用のある薬を減らしたり中止できる可能性があるのならそうするほうが安全ではないでしょうか。

 

まだ引き返せるうちに肝臓を元気にしましょう!

脂肪肝は進行すれば肝硬変、肝臓がんにつながる恐ろしい病気ですが、まだ自覚症状がない段階で気付いて生活を改めれば治るんですって。よっしーも最初脂肪肝と言われましたが、わりとすぐ治りました。

 

 

糖尿病合併症もそうですけど、病気ってある程度進行してしまうともうどんなに頑張っても完全に元の状態に戻すのは難しくなってしまうんですよね💦

だからこそ、手遅れになる前に早めに対策することが大事なのです。脂肪肝解消に糖質制限が効果的と言っても、肝硬変になってしまうと糖新生がうまくいかないのでもう糖質制限は出来ませんし。

肝臓専門医の尾形先生の言葉「まず肝毒性のある【酒・糖・薬】を減らす」…今日はとりあえずこれだけ覚えていってください♪

 

まじめん
まじめん

外食の機会が多い人は特に気を付けて欲しいですね。

よっしー
よっしー

そうね。血糖値さえ上げなければいいってものじゃないわ。

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