糖質制限は危険かどうか気になるなら論文より実験だ。

その論文は本当に信用に値するものですか?

よっしーは大学の卒業論文ぐらいしか書いたことがありませんが、今は糖尿病ネットワークさんなどのサイトで糖尿病に関するいろいろな論文の概要を拾い読みすることができます。

また糖尿病内科の主治医が「論文は読むかい?こういう面白い論文があったので読んでみるといいよ」と教えてくれたことも…ありがとう先生♪

さて、そういうわけで「今どういう論文があるのかな?」と参考までに目を通すことはありますけど、よく分からないのにあまり鵜呑みにしないほうが良さそうです。

なぜならそれらの論文の内容は本当に信頼に値するものかどうか?と考えると、残念ながらそうではないものも多いからです💦

 

糖質制限は危険だという論文の多くは信用に値しないという内容の漫画

小学校の理科で「調べたい条件以外の条件はすべてそろえなければいけない」と習ったと思いますが、条件がまるでそろっていない研究もあります。

食事について調べたいなら、それ以外の条件は出来る限り同じにすべきだと思うのですが…肥満者や糖尿病患者、喫煙者などが多く含まれる集団では死亡率が高くなるのは当然ですよね。

また糖質制限に関して言うなら、自炊で塩コショウなどでシンプルに味付けして野菜を添えた料理と、外食で分厚い衣をつけて揚げたトンカツに甘いソースをドバドバかけたものを同じ「糖質制限食」とみなして問題はないのでしょうか?

糖質オフのお酒ならいくらでもOK!と考える方もいれば、いっさい飲まない方もいらっしゃる。いろいろな条件をすべてそろえない限り、正しい結論は出せないのではありませんか?

 

にゃご
にゃご

確かに!条件がそろっていないのに強引に結論に持っていくのはどうかと思うんだぞ。

よっしー
よっしー

最初から結論ありきの研究なのではないかと勘繰ってしまうわね。

食事が健康に及ぼす影響を調べる研究には限界がある?

そもそも、食事がヒトの健康にどんな影響を与えるのかを正確に調べるのは難しいと思います。マウスの実験と違って、ヒトを長期間きっちり食事を細かく管理して研究するのは困難ですよね。

大学時代に研究の被験者になった経験が何度かありますけど、食事は自分で用意したものを自己申告でしたよ。当然、虚偽の申告やうっかりミスだって大いにあり得るわけです💦

数日間ならともかく、人間の被験者を研究室に数年間閉じ込めて食事内容や運動をきっちりコントロールすることなどできませんよね。

ヒトではなかなか難しいから、それじゃ動物で…と思っても、ヒトと食性の違うマウスなどで実験して得られた結果をそのままヒトに当てはめるのは何か違うと思いませんか?

 

 

ライオンは肉ばかり食べても低血糖や動脈硬化にならない話については「ヒトはライオンとは違う」と言いながら「マウスは糖質制限で老化したのでヒトも糖質制限してはいけない」と言うのはダブルスタンダードだと思いますよ。

ちなみに、よく話題に上るイヌイットはかつて非常に生活習慣病の少ない人たちでしたが、近年は食生活の変化で病気にかかるようになりました

農業に向かない非常に寒冷な土地で暮らす彼らは昔、野菜や果物はほとんど食べずに生の肉や魚を食べて暮らしていたのです。

彼らは日本人と同じモンゴロイドであり、ネズミの実験よりは彼らのエピソードのほうがよっぽど日本人の私たちの参考になるのではないでしょうかね。

 

論文はすべて国民の健康のために書かれている??

純粋な性格の方は「研究者たちは私たちの健康のために研究をして、医学の発展のために努力してくださっているんだわ」と信じているかもしれません。

でも残念ながら、世の中そう簡単なわけにはいかないんですよねぇ…大学時代、同じ研究室の友達がある企業から依頼された研究を卒論のテーマに選びました。

あらかじめ卒論のテーマは全て決まっており、ジャンケンで勝った人から順番に好きなテーマを選べるという方式だったんです。他の大学も同じかどうかは知りませんが。

 

 

その企業の望む結果が導かれたので、教授もほっと一安心していましたからね💦そりゃそうですよね。学生だったよっしーたちにもそれぐらいは分かりました。

そして論文がどうであれ、患者であるよっしーたちにとって最も重要なのは「自分がその方法を実践して自分に良い効果が得られるかどうか」ではありませんか?

「このメソッドはエビデンスに基づくなんちゃらかんちゃら~」と説明されても、あなたがそのメソッドを試して改善しなければ、あなたにとってそれは何の意味もないわけです。

糖尿病診療ガイドラインは「医学的エビデンスに基づく」とされていますが、その医学的エビデンスに基づいた診療ガイドラインにしたがって治療を受けている患者さんたちの数値はどうでしょう?

 



 

糖尿病データマネジメント研究会様の調べによれば、2017年の集計で日本人2型糖尿病患者のHbA1c平均値は7.03%だったそうです。

確かにグラフを見ても、HbA1cが6未満の患者さんはごくわずかしかいませんが…これを「患者たちがこっそりお菓子を食べているせいだろう」と決めつけるか、それとも「現在正しいとされている治療法ではこれが限界なのか」と見るか。

仮に現在正しいとされている治療方法がイマイチなのだとしたら、より健康になりたいと願う患者たちがもっと効果的な方法を探し求めるのは当然ではありませんかね?

 

エビデンスが揃うまで待っていたら死んでしまうかも…

どうしてもエビデンスにこだわりたい方は、どうぞ糖質制限が安全だと証明されるまでお待ちください。

ただし食事療法の効果をヒトで実証することの困難さの関係上、もしかしたらあなたが生きているうちには間に合わない可能性もありますけど💦

よっしーは4年前「エビデンスが…」とおっしゃる主治医に「それなら私自身がモルモットになるから、先生は見守ってください」とお願いしました。

 

糖質制限のエビデンスを待っていた高齢女性

 

糖尿病ネットワークさんなどの論文を気軽に誰でもちょこっと読めるサイトは糖尿病ブログのネタを探しに行くには最適かもしれませんが、よく分からないのに結論を鵜呑みにしてはいけません。

また糖質が好きでたまらない方が「糖質制限をしなくてもいい言い訳」を探しにいくための場所でもありません💦

大切なのは、誰が何のために行ったかもよく分からない、それもどの程度信頼できるかも怪しげな研究の結果に振り回されるのではなく自分自身で考えて実験してみることです。

情報に振り回されないためには、情報はあくまでも参考程度と考えて自分の頭で検証することが大切なのですから。

 

にゃご
にゃご

自分の健康のためには、他人が書いた論文よりも自分で検証してみることが大事だよな!

よっしー
よっしー

そうでしょう?何のしがらみもない自分が自分で確かめて見たことがあなたにとっての真実なのよ。

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