mRNAワクチン3回以上接種でがん患者の生存期間が短縮
宮城県立がんセンターのがん幹細胞研究部、消化器内科から「COVID-19 mRNAワクチン(いわゆるコロナワクチン)を3回以上接種するとすい臓がん患者の生存期間が短くなる」という報告がされて話題になっています。
この報告に対して「たったひとつの施設からの報告では信頼できない!」という声が上がていますが、以前から注意喚起していた医師たちはいたわけですし、まだデータが十分ではないにしてもその主張と一致する結果が報告されたわけです。
県立のがんセンターからこのような報告が上がったことで、今後他の施設からも同様の報告が上がってきやすくなるのではないでしょうか。
正直、すでにコロナワクチンを3回以上接種した日本人はかなり多いので、このような報告はたとえ事実であっても見たくないし否定したいと思う方は多いと思います。
しかし最初はメリットしかないと思われていた夢の薬であっても、何年か後に良くない副作用が判明することはあります。これ以上の被害を防ぐためにも知った方がいいと思いませんか?
糖尿病薬のDPP-4阻害薬も日本で2009年に発売された当初は「夢の新薬」と騒がれました、私も「メリットばかりのすごい薬」と書かれた本を読みましたが、2014年以降に心不全、急性膵炎、類天疱瘡などのリスクが指摘され、注意喚起がされています。
陰謀論などではなく、どんな薬であっても長期的な副作用は長期間使用してみないとわからないのは当たり前なのです。

テレビとかであんなに勧めてたら多くの人は何の疑問も持たないでしょ…

そうね、でも後でいろいろなことが分かっても誰も責任を取れないわ。
危険だという証拠が十分ではない≒安全!
「新薬が危険だという証拠はまだ足りない、十分ではない!」という声はよく耳にします。
しかし「危険だという証拠がまだ十分ではない」ということは「安全である」ことを意味しません。「危険かもしれないし安全かもしれない」ということです。
10年とか20年とか使われている薬であれば「どうやらめったなことはないらしいな」と分かりますけど、新しい薬は「絶対に安全である!」と断言することは出来ないと思うんですよね。なぜなら副作用は長期的に出現してくるものもあるからです。
先のコロナワクチンに関して言えば、最初は「疑う奴は反ワクチン!公衆衛生の敵!」などと言っていたのに徐々に「打ちたいと言う人が来たら打つだけです、強制はしてません」などとトーンダウンしていった医師も何人か観測しています。
中には「今更何か言うと推奨側と反対側の両方から責められる、それは嫌だから何も言いたくない」という方もいらっしゃいました。社会的地位の高い方は大変だと思いましたが、これでは健康被害に遭う方は当分減らないでしょう。専門家が何も言わないんですもの。
まだ本当に安全かどうか分からないうちから「安全です!」と断言してしまうのはとても危険なことです。分からないうちは「危険かもしれない」と心得て慎重になることをどうしてバカにするのでしょう?
その薬はどうしても使わないといけませんか?
飲み薬でも注射薬でも、新しい薬には未知のリスクがあるかもしれないということは知っておかなければいけません。
私の前の主治医は「今の医療は糖尿病に限らず基本的に製薬会社が儲かるようになっている。どうしても必要な薬は仕方ないけど、そうでもない薬はなるべく使わないほうがいいし、私はできれば新薬は10年ぐらい様子を見てから使いたい気持ちよ(実際はそういうわけにはいかないとしても)」とおっしゃいました。
それはそうですよね、決して全部の薬を否定するのではなく「どうしても必要な薬だけを慎重に使う」というのは極めて誠実な医師だと思います。
たとえばインスリン分泌がある程度以上不足している糖尿病患者にとってのインスリン注射はどうしても必要なものです。
しかし健康な人に対して行う「予防接種」は病気の致死率や接種の副作用のメリットとデメリットを考えて慎重に判断すべきではないでしょうか。
予防接種することで発症を完全に防げる病気ならともかく、結局かかってしまうのなら本当に接種するメリットがあるのかどうか、ですよね。
医師の中には「新薬に少しでも懸念を示すなんて許せない!」と言わんばかりの態度を取る方もいますが、もし何かあってもその医師はあなたに何の責任も取ってくれないのですから、本当に必要かどうかはよく考えなければいけません。

自分にどうしても必要かどうか考えようね!

なんでも勧められるままホイホイ使う、はやめたほうがいいかもしれないわ!!





