落下星さんの糖尿病闘病の記録
先日、Twitterでフォロワーさんたちがシェアなさっていたこの記事がふと目に留まりました。
糖尿病の「落下星さん」という方がいらして、すでにお亡くなりになっているという情報だけは以前から存じていましたが、その方のサイトを拝見する機会が無かったのです。
落下星さんのサイトは1999年12月にスタートされたという事。この記事を書いている時点でもう約21年も前になるのですね。
落下星さんは1日1800kcalの食事制限(カロリー制限)を守り、薬をきちんと飲み、通院治療を続けていらっしゃいましたが、片目を失明、足切断、人工透析になってしまわれたそうです。
20代で妊娠糖尿病になり、30代で糖尿病(おそらく30歳になる頃にはすでに発症していたのではないかと思われます)になってしまった糖尿病合併症持ちの私には決して他人事とは思えませんでした!
糖尿病は決して「たいしたことない病気」ではないんだね…
そうよ、診断されたときすでに糖尿病合併症があると言われた私も怖くてたまらないのよ!!
なぜ糖尿病合併症が進行してしまったの?
落下星さんは食事制限(カロリー制限)を守って服薬もなさっていたそうですが、お酒やタバコはなかなかやめることができなかったそうです。
一般的に糖尿病合併症にはお酒もタバコも良くないとされていますから、これらが糖尿病合併症の進行の原因のひとつであったのかもしれません。
またある時期まではインスリンを1日あたり64単位も注射なさっていたそうですから、これも糖尿病合併症になってしまった原因なのかもしれませんね。
でもね、お酒やタバコをまったくしないのに糖尿病になったり糖尿病合併症になってしまう方もいらっしゃいます。私は糖尿病発覚前はお酒を人並み程度?に飲んでいました。タバコは吸ったことがありません。
糖尿病合併症が進行する原因は血糖値やお酒、タバコだけではないと思いますし、ある程度進行してしまうとそこからどんなに頑張っても進行を止められないこともあるそうです。
私を「おろかなやつ」と笑って結構です。でも、あなた自身は絶対に同じ道をたどらないと約束してください。本当にお願いいたします。
上は落下星さんのサイトから引用させていただきました。落下星さんのこの思い、本当によくわかります。
この方を「糖尿病と診断されてもお酒やタバコをやめられなかったのでこうなったのだ」などと言うのは簡単ですけれど、誰でもこの方の人生すべてを知っているわけはありません。ほんの断片しか知らないのです。
あなたは「自分は絶対に大丈夫だ」と言い切れますか?また、この方を自業自得と責めることが出来ますか?
甘いものをどうしてもやめられなくて苦しんでいる方もたくさんいらっしゃいます。そしてそこにはいろいろな理由があり、ただ禁止するのではなく、どうしたらそれをやめられるかを考えなければ…
今は食事療法も糖尿病薬も当時とは異なる方法がいろいろ出てきたので、糖尿病だからといって必ずしも将来を悲観することはなくなってきたのではないでしょうか。
落下星さんが次々に糖尿病合併症に体を蝕まれて50代の若さでお亡くなりになったことはとても悲しい事です。
「〇〇のせいでこうなった」「××さえしなければ大丈夫」と簡単に決めつけることは誰にもできません。しかし、「糖尿病は決して甘く見てはいけない病気なのだ」と彼が教えてくれたのではないでしょうか。
糖尿病だからって悲観しなくてもいいけど、甘く見てもいけないんだね。
そうよ。私は糖尿病合併症をこれ以上進行させないように気を付けるわ。