糖尿病に限った話ではありませんが、何か健康に関する良い情報を誰かにぜひ伝えたいと思っている方は多いでしょう。その相手は友達だったり家族、またはネットの見知らぬ相手だったりするかもしれません。
でもね、伝えたい相手に限ってなかなか伝わらないものなのですよ…「なぜ?あの人にこそ聞いてもらいたい話なのに!せっかく教えてあげようと思ったのに!」と感じることもあるでしょう。
残念ながら人は、耳が痛い話は聞きたくなかったりします。私はかつて糖尿病と診断される1年ぐらい前から「もしかして私はもう発症しているのではないか?」と思うことが何度かありました。
でも「あなたは糖尿病です」とはっきり診断されるのが怖いと思ってしまい、それからは糖尿病に関するサイトなどはなるべく見ないようになってしまいました。
糖質制限の江部康二医師のブログも、父のために本を購入した時からよく見ていたのに、現実逃避してブックマークを解除して見るのをやめてしまったのです💦
うすうす「真実かもしれない」と思っているからこそ、怖くて見たくない、聞きたくない…そういうことってあると思うんですよ。糖尿病の恐ろしさに関する話は、糖尿病と無縁の方であれば「へぇ、大変なんだな」と思って聞けると思うのです。
たいしたことないこと、いくらでもやり直しがきくことであればまだよいと思いますが、いったんやってしまったら取り返しのつかないこと、もう後戻りすることができないようなことに関しては、聞きたくないと思うのが当然なのかもしれません。
もしあなたが誰かに何かを伝えても全然聞いてもらえないとしても、あなたは何も悪くないんです。今は、相手がそれを受け入れることはできないんですから。
中には後で悪いことが起きてから「なぜあの時もっと厳しく言ってくれなかったんだ!」と怒る方もいるそうですが、それは受け入れなかった自分に責任があると思います…私がかつて糖尿病に関する情報をシャットアウトしたように。
結局は、自分で考えて受け入れるしかないんです。何かを受け入れるのには、その人のタイミングというものがあるからです。だから1度言ってダメならそれ以上粘るのはムダです💦とりあえず。
そして、良かれと思って伝えようとしたことが必ずしも相手には当てはまらないこともあるということです。
だからあんまりしつこく言わないほうがいいんだよね。
そうよ、どんなことでもそうだと思うわ。