自分が糖尿病だと知らない人がかなり多い!?

世界中の糖尿病患者の半数近くが自分が糖尿病であることを知らずにいるとする研究結果が「The Lancet Diabetes & Endocrinology」に9月8日掲載されました。
アメリカでは83%の患者がきちんと診断され、中央アフリカでは16%しか診断されていなかったそうです。地域などによって偏りもかなりありそうです。
WHOはアフリカの糖尿病患者数が現在の2,400万人から、2045年までに2.3倍の5,500万人になると予測しているそうです。

理由はともかく、「糖尿病と診断されていない≠糖尿病ではない」です!本当は糖尿病なのに知らないままでいることは、何とおそろしいことか!
私は10年半前にケトアシドーシスで糖尿病が発覚しましたが、たぶんその7~8年ぐらい前にはすでに発症していたと思います。
次男を出産した後の経口ブドウ糖負荷試験ではギリギリ正常値が出たのでその後病院に来るようにとの指示はなかったですが、あの後すぐに糖尿病に移行して気づかず放置していたからこそ合併症も出てしまったんだと。

自分が糖尿病だと知らない人がそんなに多いとは!

自覚症状が出てくるころにはもうかなり悪くなっているのが糖尿病よ。
糖尿病だと知っているだけではダメ!
きちんと糖尿病と診断された人の91.4%が何らかの薬を服用しているそうですが、そのうち血糖値が適切にコントロールされているのはわずか41.6%だったとのことです。
つまり、糖尿病患者のうち、血糖値が十分にコントロールされているのはわずか21.2%に過ぎないということになります。約5人にひとりですね!
糖尿病って「薬を飲んだりインスリンさえ打っていればOK」というわけではないので(インスリンが足りない場合はどうしても打たなきゃいけないんですが、それさえしていれば良いというわけではない)難しいんですよね。
前の主治医は「インスリン注射って自前のインスリンとはどうしても違うから、多少低血糖になったりするのは避けられないわ」とおっしゃっていました。
だから、なるべく血糖値を乱高下させずに良くコントロールするためには薬やインスリンをその方にとって最小限の量で済ませられるような食事療法や運動が必要なのかもしれません。
少しの注射なら、もし「読みが外れた」場合も命にかかわるような重症の低血糖にはなりにくいですからね。
「普通の食生活」でも糖尿病になる?
いまだに「2型糖尿病は食べ過ぎが原因で発症するので自分は関係ない」なんておっしゃる方が居ます。
でもね、2型糖尿病の発症しやすさは体質(遺伝)とかなり関係があります。特定の一つの遺伝子が原因で発症するMODY(若年発症成人型糖尿病)とは異なり、2型糖尿病には複数の遺伝子が関与しているそうです。
片親が2型糖尿病の場合は子供が発症する確率は約27%、両親が2型糖尿病の場合は40~50%までリスクが高まるそうです。
「私は他の人と比べて特に食べ過ぎていたわけじゃないのに」と納得がいかない方も多いでしょう。私もそうでした。
でも現代の食生活って、大昔のそれと比べてかなり「糖尿病になりやすい食事」だと思うんですよ。果物でさえ品種改良されてかなり甘くなっており、野生のものとは違います。
その「普通の食事」に体質的に耐えられない人から先に糖尿病になっていくだけで。たまたま糖尿病になりにくい遺伝子を持つ人は発症せずに済んでいるだけかもしれないのですよ!
ファーストフードのセットはハンバーガー・フライドポテト・ドリンクがセットになっていますよね。
私は若いころ、そんなにしょっちゅうではないですが人並み程度にたまにこういうものを食べていました。「ジュースは健康に良くないから」とドリンクをウーロン茶にして、フライドポテトに関しては特に気にしていませんでした。追加でパイやアイスクリームを食べる人だけが糖尿病になると思っていました。
しかし現在の食生活は「普通の食生活」でも糖尿病リスクが高く、しかも昔より運動量が減っています。毎日デスクワークで忙しい方が多いのですから無理もありません。誰もが毎日たっぷり運動できるほど暇なわけではありません。
それならせめて食生活だけでもちょっと気を付けてみてはいかがでしょう?遺伝子はそう簡単に変化しません。糖尿病家系の方は特に気を付けたほうがいいと思いますよ。

運動不足なのにたくさん糖を食べていたら良いわけがないですね!

「普通の食事」がすでに良くないのが現代だものね。




