私の2型糖尿病はステージⅣ?糖尿病末期??
糖尿病と診断された皆様。あなたは「自分の糖尿病のステージはどのぐらいで、ステージが進むとどんな症状が出るのだろう?」と思われたことはありませんか?
病気の「ステージ」と言うと何となく「ステージⅣのがん」みたいに使うイメージがあったものですから「糖尿病でもそういう風に言うんだ!?」と思いました。
でも「糖尿病がどれぐらい進行しているか」「どのぐらい重症か」を「ステージ」と表現するんですね、きっと。
私は11年前に糖尿病性ケトアシドーシスを起こして緊急入院して糖尿病が発覚しましたが、当時はインスリン分泌不全から進行の遅い1型糖尿病(SPIDDM)も疑われましたし、すでに糖尿病合併症もあったことから2型糖尿病の中では末期に近い状態!?だったかもしれません。
医療機関のサイトをいくつか見てみましたが、どうやら「ステージⅠ:境界型糖尿病 ステージⅡ:初期の無症状の糖尿病 ステージⅢ:自覚症状が出てきた糖尿病 ステージⅣ:糖尿病合併症が出てきて生活に支障が出ている糖尿病」というように分類するらしいです。
ええーーー!!!それじゃ11年前の私はすでにステージⅣじゃないか💦改めてびっくりしてしまいました。
もしかしたら私と同じぐらいの状態の方もこの記事を読んでくださっているかもしれません。しかしまだ絶望することはないかもしれませんよ?

糖尿病にもステージって考え方があるのか!

特に2型糖尿病は、同じ病気とは思えないぐらい状態に差があるわ!
ステージⅠ:境界型糖尿病とは?
糖尿病のいちばん最初の段階はいわゆる「糖尿病予備軍」と呼ばれている前糖尿病、境界型糖尿病の状態です。
境界型糖尿病では「あなたは糖尿病です」と診断されるほどではないものの、まったく糖尿病のケがない人よりは血糖値が高くなり始めています。
糖尿病は、空腹時血糖値が126mg/dL以上、または食後2時間後血糖値が200mg/dL以上の場合に診断されます。
境界型糖尿病は、空腹時血糖値が100mg/dL以上、または食後2時間後血糖値が140mg/dL以上で、まだ糖尿病と診断される基準には達していない状態だそうです。
普通の健康診断瀬は、空腹時血糖値しか測定しませんよね?初期段階では空腹時血糖値は正常で食後だけ高血糖になっている方も多いです(血糖値スパイク)。
空腹時血糖値の正常値は70~109mg/dLですが、これって「空腹時血糖値が108mg/dLならまったく糖尿病ではないから心配ない」ということではないですからね!!
空腹時血糖値は、真に健康な方では83~85mg/dLであるとアメリカの1型糖尿病の医師・故バーンスタイン先生は著書の中でおっしゃっていました。
空腹時血糖値が100を超えてきた時点で「もしかしたらすでに糖尿病になりかかっているのかもしれない」と気を付けて対策を始めることが大切だと思います。
この段階ではまだ自覚症状は何もないか、せいぜい糖質を大量に摂取した後に眠くなる程度でしょう。血糖値と関係があると気付ける方はほとんどいないかも。
ステージⅡ:初期の無症状の糖尿病とは?
初期の糖尿病は「あなたは糖尿病です」と診断される基準を満たしているが、まだ自覚症状が何もない状態です。
はっきりいって私は糖尿病がかなり悪化するまでは自覚症状は何もなかったです。たまーに外食で血糖値200mg/dLをちょっと超えることはありますけど、そんな時でさえ特に何も感じません。
糖尿病で何が怖いかというと全身の神経や血管が傷んでいき糖尿病合併症になることですが、糖尿病合併症になるまではある程度の時間がかかります。
じつは糖尿病発症前から全身の動脈硬化は少しづつ進行しているのですが、数年経過してからまず神経障害、その後網膜症、10年以上経過してから腎症が出てくると言われています。
私は11年前に糖尿病が発覚した時、すでに糖尿病腎症がありました。当時長男は10歳で次男は8歳でした。
長男を妊娠した時に妊娠糖尿病になり、産後はいったん正常化しましたが次男の時は長男の時より重症の妊娠糖尿病になりました。
もしかしたら次男を妊娠した時、すでに2型糖尿病になっていて「糖尿病合併妊娠」だったのかもしれません、医師が見逃していただけで。
とにかく自覚症状がまだない時期なので、健康診断を受けている会社員の方などは良いですがそうでない方はうっかり気付かないまま放置してしまいがちなので気を付けましょう!
糖尿病と診断されていなくても誰でも自由に使える自己血糖値測定器を1つ用意しておき、たまにヤバそうなものを食べた時に食後血糖値を測定するといち早く糖尿病に気づけますよ!
ステージⅢ:自覚症状が出てきた糖尿病とは?
糖尿病でも自覚症状がはっきりと出てくるのは、かなり血糖値が高くなったり糖尿病合併症になってからです。
よくあるのは「やたらとのどが渇く」です、私も診断される1年以上前にはすでにありました。
のどが渇いて水分をたくさん摂取するので頻尿になり、夜もトイレに起きたりしてぐっすり眠れない、そしてたくさん飲むのにすぐまたのどが渇く繰り返しが本当に辛かったです(今思うとあの症状が出た時にすぐに病院へ行けば少しはマシだったのですが💦)
そして運動前後に測定すると、運動前に心拍数が120もあり(安静時頻脈)、エアロバイクを漕いでもなかなか120よりも上がっていかないというおかしな症状もありました。
これは自律神経障害の症状なのですが、当時パートしていたスポーツクラブの上司でさえご存じなくて「時々こういう人がいるんだよねー」とおっしゃってました。
その頃、食後によく倒れるように30分ぐらい寝落ちしていることがあったのですが、主治医いわく「入院の直前は食後血糖値500~600mg/dLぐらいはあったはず」と。恐ろしいです!!
そして足の指先が何となくチクチクする感じがしましたが、悪いことに冬だったので「しもやけなんだろうか?」と思ってしまいました。
ステージⅣ:糖尿病合併症が出てきて生活に支障が出ている糖尿病とは?
私がケトアシドーシスで入院する直前は、世間からいわゆる「糖尿病末期」と言われてしまうような段階だったと思います。
37歳になったばかりの1/4の朝に緊急入院したのですが、その1~2か月ぐらい前から「お手洗いに行きたいと思っても間に合わずちょっぴり尿漏れする」ことがあり『中高年に独特のやつ?でもまだ早すぎない!?』と戸惑いつつ生理用ナプキンを当てたりしていました💦
この症状は、入院して治療を開始した途端にすぐにピタリとおさまり、もうすぐ48歳になる現在もまったく尿漏れはありません。つまり老化による症状ではないということです。
ひとつの原因として、尿量が増えると失禁しやすくなるということが挙げられます。2型糖尿病の治療薬であるSGLT2阻害薬を服用中の患者では、尿量が増えるので尿失禁が悪化する傾向が見られるそうです。
糖尿病神経障害によって泌尿器科疾患になることがあるそうですが、神経障害といっても慢性的なものの他、一時的に著しい高血糖によって引き起こされている症状があるとどこかの論文で見たような(ソース失念)もしそうであれば私の症状は後者だったのでしょうね。治療開始したらすぐ消えましたから。

次男を出産してから糖尿病と診断されるまでの約8年間、血糖値を測定することは1度もありませんでした。今となっては悔やまれます。
しかし少なくとも入院の数か月前からは、自分のインスリン分泌はかなり悪くなっていたはずです。入院後の検査でも「完全に枯渇したわけではないがインスリン依存状態」と言われました。
主治医や看護師からは「あなたはたぶんこの先も一生インスリン注射が必要でしょう、量を減らせることはあるかもしれませんが完全にやめることは無理でしょう」と言われました。
入院時すでに糖尿病神経障害と糖尿病腎症があり、治療開始後に糖尿病網膜症と黄斑浮腫(目の網膜の黄斑という部分がむくみ、視力に影響が出る)になった私はまさに糖尿病末期という感じがしました。
糖尿病ステージⅤというべき段階がある?
一般的には「糖尿病合併症が出てしまったらもう糖尿病末期」というように言われますけど、じつはもっと進行した状態…糖尿病ステージⅤと言うべき状態があるのではないかと個人的には思います。
すなわち視力を失ったり腎不全になったり手足を切断したりして、糖尿病合併症が進行して生活に大きな支障が出ているが現代の医学ではいかなる方法を用いてももう元に戻すことが出来ない状態です。
糖尿病のことをあまりよくご存じない方は「そこまでひどくなるのは、治療を怠って好きなだけ食べまくった患者だけだろう、つまり自業自得だ」と思われるかもしれません。
でも実際は必ずしもそうではなく、私の入院時と同じぐらいの状態だった方が一生懸命治療してめちゃくちゃ血糖値が良くても合併症が末期まで進行してしまった話を何度か聞きました。
「糖尿病合併症が一定以上進行してしまうと血糖コントロールをどんなに頑張っても進行は止められない」と言われます。医療機関のサイトにもそう書いてあります。
しかし方法と程度によっては、時間がかかっても進行を止めたり押し戻せる場合もあるのではないでしょうか?私はそう信じたいです。
入院して主治医に言われたとおりに1日4回インスリンを打ち始めた後に網膜症、黄斑浮腫になった私の目は1年後にはかなり改善しましたが「完全に何もない綺麗な状態です」と言われるまでは10年ぐらいかかりました。この間は経過観察のみで、外科的な処置は一切しておりません。
90歳で亡くなる直前まで医師として活躍なさったバーンスタイン医師は30代で糖尿病腎症でタンパク尿が大量に出ていましたが、糖質制限開始後1年でタンパク尿は出なくなり、長い時間(はっきり書かれていませんが十年~数十年?)かかって微量アルブミン尿も陰性になったそうです。
ちょっと食べ過ぎをやめるだけで改善する方も多い初期の糖尿病とは違い、進行してしまうと現代の医学でも簡単にはいかないのが糖尿病、しかし絶望することはないかもしれません。まだやれることはあるかもしれませんよ?

糖尿病って甘く見てはいけないんだよね本当に。

そして何かの原因で発見が遅れても、まだやれることはあるのよ!







