2型糖尿病になる人は自業自得なの!?
2型糖尿病は遺伝の要素がかなり強い病気です。同じものを同じように食べて育った双子でも、2卵性双生児と1卵性双生児を比べると後者のほうが明らかに「片方が2型糖尿病の場合、もう片方も糖尿病になる確率」が高いんです。
でも世間ではまだまだ「2型糖尿病は生活習慣病で、太ったおじさん・運動が大嫌いな人・暴飲暴食した人」がかかる病気と思われているのでは?
運動や暴飲暴食に関して他の方のことは分かりませんけど、糖尿病内科の待合室ではそれほど太った方は多く見かけません。
それに日本人医師を対象としたアンケートで、けっこう多くの先生方が糖尿病などの持病を持っていることが分かりました。スポーツ選手にも2型糖尿病の方はいますよね💦
でも不摂生の限りを尽くして発症する人も確かにいるから難しいんだよな💦
そうね、そのような方に限ってちょこっと生活を改善するだけで簡単に血糖値が下がったりするしね…
誰よりも「糖尿病に関する正しい知識」があるはずなのに?
誰よりも糖尿病を熟知しているはずの「糖尿病専門医」の中にも自らが2型糖尿病と言う方もいらっしゃいます。
しかもその中には合併症の糖尿病網膜症が進行してしまい、医大の同級生の眼科医のところに「なんとかしてくれ」と助けを求めてきた方もいらっしゃるそうです。
よっしーが通っている病院にも医師や看護師さんの中に何人かいらっしゃるらしく、糖尿病教室で血糖値の日内変動のグラフを紹介していました。
運動不足とは無縁に見えるプロのスポーツ選手や元スポーツ選手の中にも、2型糖尿病患者はちらほらいらっしゃいます。
力士はいくら運動していると言ってもあんなに食べているわけなので糖尿病患者が多いのは当然でしょうけど、若いころから筋トレを本格的に行っている清原和博さんもアントニオ猪木さんも現役時代からの2型糖尿病だそうですね。
清原さんも猪木さんも、結局かなり糖尿病が悪化してしまって、現在はインスリン注射をなさっていますよね。要するに、いくら運動してもそれ以上に糖質を食べれば結局良くないんですよ。
運動で何もかもチャラにできると思ったら大間違いで、もともとの体質もあって糖尿病になる人はなってしまうのでしょうね。
猪木さんはインスリンを打ちながら上手に血糖コントロールなさっているみたいですが、清原さんがどうなさっているか心配です…何しろMAX血糖値900あった時があるそうなので💦
普通の「糖尿病予防方法」には限界があると知るべし!
糖尿病について誰よりも熟知しているはずの糖尿病専門医も、誰よりもトレーニングをして栄養学を知っているはずのプロスポーツ選手も2型糖尿病になることがあります。
このことは、いわゆる「世間一般で言われている、糖尿病にならないための予防法」が生まれつきの糖尿病体質に必ずしも勝つことができないという現実を物語っています。
運動さえしていれば何を食べても大丈夫なら、スポーツ選手は2型糖尿病にはなりません。医学部教育がすべて正しいなら、糖尿病専門医は2型糖尿病にはなりません。
運動が糖尿病の原因なのではもちろんなく、運動するからと言ってたくさん糖質を食べてしまうことが良くないのだと思います💦
1型糖尿病の場合は誰でも突然発症する可能性があると思われていますけど、2型糖尿病にはどうしても良くないイメージがあるので、このような方たちは自分が2型糖尿病だとあまり公表したがらないことが多いのではないですかね💦
生まれつき糖質に弱い体質なのであれば、自分の処理できる範囲内で糖質を食べるしかないと思います。食後に運動してちょっぴり血糖を消費するのも良いと思います。
決して「〇〇さえ食べれば血糖値が上がらない」とか「医学を勉強すれば糖尿病を防げる」というものではないと思います。だってこれが現実なのですから。
自分が糖尿病になって糖質制限を始めたお医者さんはたくさんいるんだぞ!
だって今までのやり方じゃ良くならないって知ってしまったからよね…そういうことなのよ!